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授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る 2021/09/17 現在

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Course
医の原則/Medical Ethics
時間割コード
/Course Code
4211000001
ナンバリングコード
/Numbering Code
開講所属
/Course Offered by
医学部医学科/
曜日コマ
/Day, Period
月/Mon 4
開講区分
/Semester offered
前期/first semester
単位数
/Credits
1.0
学年
/Year
1
主担当教員
/Main Instructor
村上 学/MURAKAMI MANABU
科目区分
/Course Group
専門教育科目 専門科目
教室
/Classroom
必修・選択
/Required/Elective
必修
遠隔授業
/Remote lecture
No

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Faculty/Department
下田 浩/SHIMODA HIROSHI 医学研究科/
鬼島 宏/KIJIMA HIROSHI 医学研究科/
長友 克広/NAGATOMO KATSUHIRO 医学研究科/
井原 一成/IHARA KAZUSHIGE 医学研究科/
村上 学/MURAKAMI MANABU 医学研究科/
高橋 識志/TAKAHASHI SHIRUSHI 医学研究科/
藤井 穂高/FUJII HODAKA 医学研究科/
難易度(レベル)
/Level
レベル1
対応するCP/DP
/CP/DP
CP・DP 1 見通す力
授業としての具体的到達目標
/Concrete arrival target as the class
○人の命に深く関わり健康を守るという医師の職責を十分に理解する。
○患者中心の医療を理解する。
○人の命と健康を守る医師としての職責を理解する。
○医学研究,動物実験に関する研究倫理を習得する。
授業の概要
/Summary of the class
「医の原則」は,医学入門の授業である。
医学の修得を主体的にまた能動的に進めるために,オムニバス形式の授業である。
一般的な倫理教育,医の倫理だけでなく,研究倫理も習得する。

モデル・コア・カリキュラム
A-1 プロフェッショナリズム  
A-1-1) 医の倫理と生命倫理
A-1-2) 患者中心の視点
A-1-3) 医師としての責務と裁量
A-6-2) 医療上の自己等への対処と予防
A-7-1)地域医療への貢献
B-3-1) 倫理規範と実践倫理
授業の内容予定
/Contents plan of the class
第1回 4月12日(月) (題目:授業ガイダンス ―医学部医学科とは―) 
これから6年間,医学部医学科で何を学び,医師になるということはどういうことなのか,どのように学んでいけばよいのか,等々について経験を含め,解説する。 
病態薬理学講座 村上 学

第2回 4月19日(月)  (題目:医学研究における倫理) 
医学研究においては、1) 培養細胞や培養組織を用いる研究、2) 実験動物あるいは実験動物から取り出した組織や細胞などを用いる研究、3) ヒトの細胞や組織、さらにヒトそのものを対象とした研究が行われ、いずれも医学の進歩に重要な貢献を果たしてきた。講義では各々の研究手法の意義や特徴について、さらにこれらの研究を組み合わせて医学を前進させていこうとする際に研究者が直面する倫理的問題を解説する。    
統合機能生理学講座 長友 克広

第3回 4月26日(月) 
(題目:医学・医療の歴史的流れ一基礎医学を中心に)
科学的親察に基づく疾病観は,Hippocratesにより築かれたとされている。その後,生命現象を探求する生理学,病的現象を扱う病理学,形態を系統立てた解剖学や生命物質を対象とした生化学などの学問が発展していった。これらの歴史的流れを,エピソードを交えながら俯瞰・理解する。
病理生命科学講座 鬼島 宏

第4回 5月10日(月)  (題目:先端科学技術・先端医療に関連する倫理的な諸問題)
近年,ゲノム編集技術等,倫理的な問題が生じる可能性のある技術が開発されてきている。また,免疫チェックポイント阻害薬等の新しい治療法が開発されているが,価格が従来の治療薬と比べて桁違いに高価であることから,医療費高騰による国家破綻の可能性すら浮かんでいる。こうした先端科学技術・先端医療に関連する倫理的な諸問題について考える。
ゲノム生化学講座 藤井 穂高

第5回 5月17日(月) (題目:医療倫理・研究倫理のはじめに・脚気と高木兼寛)高木兼寛と脚気に対する食事療法、ビタミンの概念など、明治期の医学とその後の発展について習得する。
病態薬理学講座 村上 学

第6回 5月24日(月) (題目:医療倫理・研究倫理1: 「ヒポクラテスの誓い」)
ヒポクラテスの時代から現代までの医療倫理の歴史を理解する。
病態薬理学講座 村上 学

第7回 5月31日(月) (題目:医療倫理・研究倫理2: 「ニュルンベルク綱領」)
研究目的の医療行為(臨床試験及び臨床研究)を行うにあたって厳守すべき10項目の基本原則を理解する。
病態薬理学講座 村上 学

第8回 6月7日(月) (題目:医療倫理・研究倫理3: インフォームド・コンセント; informed consent,リスボン宣言)
倫理審査を理解する。終末期医療,ベニス宣言を包括的に理解する。
病態薬理学講座 村上 学

第9回 6月14日(月)  (題目:医療倫理・研究倫理4: ハインリッヒの法則,医師法,医療法)
医療ミスに関して考察する。医師の法的立場を理解する。 
病態薬理学講座 村上 学

第10回 6月21日(月) (題目:医師の権利と義務)医師には専門職としての幅広い裁量権が認められている一方,さまざまな義務も課せられている.歴史的・法律的な背景とともに概説する.
法医学講座 高橋 識志 

第11回 6月28日(月) (題目:医療倫理・研究倫理5: 医の倫理に関するまとめ)(試験) 
病態薬理学講座 村上 学

第12回 7月5日(月) (題目:医療倫理と公衆衛生) 社会医学・公衆衛生、医倫理学について学ぶ。地域・集団の健康を守る責任と住民の自己決定に関する倫理的諸問題を考える。
社会医学 井原 一成 

第13回 7月12日(月) (題目:解剖学概論)人体の構造について,基本的事項を習得する。 
解剖学 下田 浩

第14回 7月19日(月) (題目:医療倫理・研究倫理5) 総括
これまで学んだ医療倫理に関するまとめ
病態薬理学講座 村上 学

第15回 7月26日(月) 予備日
成績評価方法及び採点基準
/A scholastic evaluation method and marking standard
・レポート内容, 試験結果により評価する。総合点数(100点満点)で60点以上を合格とする。
・学則に従い,出席が8回以下の場合は不合格となる。
・レポートの作成要領は,別途連絡する。
予習及び復習等の内容
/Contents such as preparations for lessons and the review
オムニバス形式であるため,一定の形式を取らない。各講義において指示する。
教材・教科書
/The teaching materials, textbook
オムニバス形式であるため,必要に応じ,講義で紹介する。
参考文献
/bibliography
オムニバス形式であるため,必要に応じ,講義で紹介する。
留意点・予備知識
/Point to keep in mind, back ground
ノートの整理,復習,質問等により,授業の内容の把握を出来るだけ早いうちに計ること。
授業内容に関する質問・疑義等
/Question, doubt about class contents
オフィスアワー(毎週月曜日5時~6時)を設ける。授業後に生じた疑問点などの質問に充てること。この時間帯以外にも都合がつく場合には対応する。
Eメールアドレス・HPアドレス
/E-mail address, HP address
maxyaku[at]hirosaki-u.ac.jp
([at] を@に変更してください。)
学問分野1(主学問分野)
/Discipline 1
I58:社会医学、看護学およびその関連分野
学問分野2(副学問分野)
/Discipline 2
該当なし
学問分野3(副学問分野)
/Discipline 3
該当なし
実務経験のある教員による授業科目について
/About the class subject by the teacher with the work experience
地域志向科目
/Local intention subject
なし
授業形態・授業方法
/Class form, class method
メディア授業

「医の原則」は,医学入門の授業である。
医学の修得を主体的にまた能動的に進めるために,オムニバス形式の授業である。
一般的な倫理教育,医の倫理だけでなく,研究倫理も習得する。
1.主としてパワーポイントを使用した授業を行う。
2.授業の理解度を学生,教員の双方で把握するため,各講義で「課題」を課すことがある。授業で扱えなかった発展的内容を,適宜レポート課題とすることがある。課題の提出期限は各教官と適宜決定する。
3. 学生による能動学習の機会となっている。テーマごとに発表を行うことがある。
4. 理解度を判定するため,試験を行う場合がある。
科目ナンバー
/The subject number
M1-1-0101-I58
メディア授業による著作物利用の有無について
/Whether or not copyrighted works are used in media classes
無/Nothing
その他
/Others
・講義内容には病院等での医師としての実務経験に関する内容が含まれる。
No. 回(日時)
/Time (date and time)
主題と位置付け(担当)
/Subjects and instructor's position
学習方法と内容
/Methods and contents
備考
/Notes
該当するデータはありません

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