科目一覧へ戻る | 2021/09/17 現在 |
開講科目名 /Course |
皮膚科学/Dermatology |
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時間割コード /Course Code |
4211000067 |
ナンバリングコード /Numbering Code |
|
開講所属 /Course Offered by |
医学部医学科/ |
曜日コマ /Day, Period |
木/Thu 3 |
開講区分 /Semester offered |
前期/first semester |
単位数 /Credits |
1.0 |
学年 /Year |
4 |
主担当教員 /Main Instructor |
澤村 大輔/SAWAMURA DAISUKE |
科目区分 /Course Group |
専門教育科目 専門科目 |
教室 /Classroom |
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必修・選択 /Required/Elective |
必修 |
遠隔授業 /Remote lecture |
No |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Faculty/Department |
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澤村 大輔/SAWAMURA DAISUKE | 医学研究科/ |
難易度(レベル) /Level |
レベル3 |
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対応するCP/DP /CP/DP |
CP・DP 1 見通す力 |
授業としての具体的到達目標 /Concrete arrival target as the class |
○皮膚科学 (dermatology) 総論は,皮膚の構造と機能,環境からの防御,免疫の場としての意義を理解する。 ○人間的・科学的観点から人体の病気(疾病,疾患)の概念を理解する。 ○科学的観点から,皮膚疾患の機序(病理)やその本態・メカニズム(病態)を習得する。 ○皮膚疾患の機序・本態から,患者をいかに治すかという基本的な問題解決の基礎的思考を身に付ける。 |
授業の概要 /Summary of the class |
1.皮膚疾患の拡がりを知り,その分類を理解し,各疾患の成り立ちを知る。 2.皮膚科学は,解剖学,組織学,生化学,免疫学などを基礎とし,皮膚疾患の概念基盤を学ぶ。 3.基本的な皮膚病変を理解し,次いで,各疾患を作り上げている病変の形態学的変化について学ぶ。(具体的には,細胞の障害,代謝の異常,免疫,炎症,感染症,循環の障害,腫瘍,神経病理について疾患と結びつけながら学ぶ。) モデル・コア・カリキュラム D-3 皮膚系 D-3-1) 構造と機能 D-3-2) 診断と検査の基本 D-3-3) 症候 D-3-4) 疾患 E-2 感染症 E-2-1) 病態 E-2-2) 診断・検査・治療の基本 E-2-3) 症候 E-2-4) 疾患 E-3 腫瘍 E-3-1) 定義・病態 E-3-2) 診断 E-3-3) 治療 E-3-4) 診療の基本的事項 E-3-5) 各論 E-4 免疫・アレルギー E-4-1) 診断と検査の基本 E-4-2) 症候 E-4-3) 病態と疾患 F-2-2) 根拠に基づいた医療<EBM> F-2-3) 臨床検査 F-2-4) 病理診断 |
授業の内容予定 /Contents plan of the class |
第1回,(題目:皮膚の構造と機能・発疹学・皮膚病理組織学) 皮膚は人体最大の臓器であり,内蔵の鑑である。皮膚の構造と機能を学び,環境からの防御,免疫の場としての意義を学ぶ。発疹の形態は一様ではない。組織像も多彩である。皮膚病変から,全身が見えてくる。 4月8日,澤村 大輔 第2回,(題目:水疱症・膿疱症) 先天性表皮水疱症の遺伝子診断は弘前大学が本邦で初めて高度先進医療に指定された.また,免疫異常に伴う水疱症も高齢社会で増加しており,臨床医には必須の知識である。 4月15日 澤村 大輔 第3回,(題目:ウイルス性皮膚疾患) 皮疹をみれば原因ウィルスが推測できる。特徴的所見を見逃してはいけない。単純疱疹,水痘,伝染性紅斑,風疹,麻疹,伝染性軟属腫などの特徴を学ぶ。 4月22日 中野 創 第4回,(題目:角化症) 代表的皮膚疾患である乾癬は,難治性のゆえに社会問題化している。特徴的な臨床像,組織像,治療法は試験問題としても格好の材料になる。遺伝性角化症も概説する。 4月30日 中野 創 第5回,(題目:光線過敏症・物理化学的皮膚障害) ヒトは紫外線から逃れて生活することは出来ない。紫外線は皮膚の老化,多くの皮膚癌の元凶となる。また、熱傷や褥瘡の管理も重要である。 5月6日,中野 創 第6回,(題目:紅斑紅皮症・色素異常症) 色素沈着性病変は多彩である。遺伝性疾患,後天性疾患,その近代的治療法を学ぶ。また、紅斑を主徴とする紅斑性疾患も皮膚科では重要である。 5月13日 松﨑 康司 第7回,(題目:膠原病・血管炎・紫斑症) 全ての膠原病が,皮膚粘膜症状を呈するといっても過言ではない。診断基準にかかわる皮疹の見方,組織変化,免疫組織学について学ぶ。また、主な血管炎についても学ぶ。 5月20日 松﨑 康司 第8回,(題目:母斑・母斑症・血管腫) 赤あざ,黒あざ,広範な先天奇形などは精神的衝撃が大きくメンタルケアも重要である。併せて近代的レーザー治療の適応,手術的適応についての適切なアドバイスができるような知識を学ぶ。 5月27日 中島 康爾 第9回,(題目:悪性腫瘍) 皮膚悪性腫瘍は急増している。従って,皮膚腫瘍の診断は生命の予後を決定する意味で極めて重要である。とくに,悪性黒色腫の非観血的診断法,病理組織学,治療は必須の知識となる。 6月3日,中島 康爾 第10回,(題目:皮膚細菌感染症・皮膚真菌症・動物性皮膚疾患) 日常の皮膚疾患のおよそ30%を占める。皮疹から病原菌,原因となる医動物を推測し,予防法とアドバイスについて地域医療には必要である。また、真菌感染症も皮膚には多い。 6月10日,赤坂英二郎 第11回,(題目:良性腫瘍・代謝異常症・形成異常) 皮膚には多くの良性腫瘍があるが、その主なものを学ぶ。また、糖・蛋白・脂質・など様々な体内物質の代謝異常により、臓器障害を来たす。皮膚病変はそれぞれ特徴的であり、それらの理解は,臨床実地において非常に有用である。 6月17日 六戸 大樹 第12回,(題目:性行為感染症・皮膚結核・ハンセン病・サルコイドーシス) 梅毒のみが性病ではない。ヘルペスウィルス,疣贅ウィルス,AIDSウィルス(HIV),真菌症から疥癬にいたるまで,現代の性病は多彩である。予防法と治療法の実際を学ぶ。 皮膚結核,ハンセン病の知識は,本邦のみならず世界に羽ばたく臨床医には必須である。サルコイドーシスの皮疹の多様性と全身症状の関連も必須の知識である。 6月24日 相樂 千尋 第13回 (題目:湿疹・接触皮膚炎・アトピー性皮膚炎・薬疹・中毒疹) 社会問題となっているアトピー性皮膚炎を中心に,最近の病因論,治療法について学ぶ。皮膚科学の臨床の重要な位置を占める多彩な皮疹と原因薬剤の検索法を学ぶ。 7月1日,松井 彰伸 第14回,(題目:蕁麻疹・皮膚付属器疾患) 蕁麻疹や皮膚掻痒の原因は多彩であり、内臓病変が明らかになることもある。毛髪,爪甲の疾患は,少なくない。全身性疾患との合併も無視できない。診断と治療法を学ぶ。 7月8日,福井 智久 第15回 (題目:皮膚は地球を救う) 本学出身、大阪大学の玉井克人教授が、先生の行っている再生誘導医学の研究を通して、皮膚がいかに素晴らしいかを熱く語る。 7月15日 玉井 克人 |
成績評価方法及び採点基準 /A scholastic evaluation method and marking standard |
1)各講義終了後の小テストの結果を総合し評価する100% 2)小テストの結果が60%に満たない場合は、レポートを提出し評価する。 3)総合試験を行うこともありうる。 |
予習及び復習等の内容 /Contents such as preparations for lessons and the review |
講義の前に、タイトルの疾患について教科書で予習してくる。 授業で十分に網羅できない事項は、テキスト(教科書)を参考に適宜補足して、内容を習得すること。このため、教科書は必ず1冊は準備すること。講義時間で皮膚科学のすべてを網羅することはできないので、テキスト(教科書)を参考に適宜補足して、内容を復讐すること。 |
教材・教科書 /The teaching materials, textbook |
教科書および参考書 1.やさしい皮膚科学(澤村大輔著,発行:診断と治療社) 2.あたらしい皮膚科学(清水宏著,発行:中山書店) 3.皮膚科学(大塚藤男著,金芳堂) |
参考文献 /bibliography |
特になし |
留意点・予備知識 /Point to keep in mind, back ground |
一般的な皮膚科の教科書で、遠隔授業で足りない分を自習することが望ましい。 |
授業内容に関する質問・疑義等 /Question, doubt about class contents |
澤村 大輔(担当代表教員/シラバス作成者) 木曜日午後,時間帯は事前に問い合わせる。 |
Eメールアドレス・HPアドレス /E-mail address, HP address |
澤村 大輔 smartdai[at]hirosaki-u.ac.jp([at]を @ に変更してください) 皮膚科学講座 http://www.med.hirosaki-u.ac.jp/~derma/ |
学問分野1(主学問分野) /Discipline 1 |
I53:器官システム内科学およびその関連分野 |
学問分野2(副学問分野) /Discipline 2 |
H49:病理病態学、感染・免疫学およびその関連分野 |
学問分野3(副学問分野) /Discipline 3 |
I50:腫瘍学およびその関連分野 |
実務経験のある教員による授業科目について /About the class subject by the teacher with the work experience |
実務経験 |
地域志向科目 /Local intention subject |
なし |
授業形態・授業方法 /Class form, class method |
パワーポイントを用いたメディア授業が主体である。疑問や質問がある場合は授業担当教員に直接聞くこともできる。 |
科目ナンバー /The subject number |
M1-3-0147-I53 |
メディア授業による著作物利用の有無について /Whether or not copyrighted works are used in media classes |
有/Yes |
その他 /Others |
授業を受ける前に、一般的な皮膚科の教科書で、予習をおこなうことが望ましい。課題はとくにない。 講義内容には病院等での医師としての実務経験に関する内容が含まれる。 |
No. | 回(日時) /Time (date and time) |
主題と位置付け(担当) /Subjects and instructor's position |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考 /Notes |
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該当するデータはありません |