科目一覧へ戻る | 2021/09/17 現在 |
開講科目名 /Course |
救急・災害医学/Emergency and Disaster Medicine |
---|---|
時間割コード /Course Code |
4211000074 |
ナンバリングコード /Numbering Code |
|
開講所属 /Course Offered by |
医学部医学科/ |
曜日コマ /Day, Period |
水/Wed 3 |
開講区分 /Semester offered |
前期/first semester |
単位数 /Credits |
1.0 |
学年 /Year |
4 |
主担当教員 /Main Instructor |
花田 裕之/HANADA HIROYUKI |
科目区分 /Course Group |
専門教育科目 専門科目 |
教室 /Classroom |
|
必修・選択 /Required/Elective |
必修 |
遠隔授業 /Remote lecture |
No |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Faculty/Department |
---|---|
花田 裕之/HANADA HIROYUKI | 医学研究科/ |
伊藤 勝博/ITO KATSUHIRO | 医学研究科/ |
矢口 慎也/YAGUCHI SHINYA | 医学研究科/ |
石澤 義也/ISHIZAWA YOSHIYA | 医学研究科/ |
野村 理/NOMURA OSAMU | 医学研究科/ |
入江 仁/IRIE JIN | 医学研究科/ |
山本 千種/YAMAMOTO CHIGUSA | 医学研究科/ |
難易度(レベル) /Level |
レベル3 |
---|---|
対応するCP/DP /CP/DP |
CP・DP 1 見通す力 |
授業としての具体的到達目標 /Concrete arrival target as the class |
○日本における救急医学の歴史と救急医療体制(病院前救急体制、ER型診療を含む)について習得する。 ○救急医が対応する心肺蘇生法,外傷,ショック,小児救急, 敗血症,環境障害,中毒などの病態と診断法について習得する。 ○災害の種類と災害医療体制、災害医療の特色について習得する。 ○被ばく傷病者に対応するための緊急被ばく医療について習得する。 |
授業の概要 /Summary of the class |
1.臓器別専門診療が発達した医療体制で救急医学がなぜ必要なのか,診療方法はいかなるものなのかを理解する。 2.救急医が救急医療体制全体で,また救急医療現場で果たす役割を理解する。 3.主に救急医が中心となって扱う疾患について病態と治療法を理解する。 4.救急医の役割が大きい災害医療について理解する。 5.高齢化社会における救急医の役割を理解する。 以下のモデル・コア・カリキュラムに対応した授業を行う。 B-1-7) 地域医療・地域保健の一部 A-7-1) 地域医療への貢献の一部 A-3-1) 全人的実践的能力の一部 C-4-4) 循環障害、臓器不全 E-5-3)-(1) 中毒 E-5-3)-(2) 環境要因等による疾患 E-5-3)-(3) 熱傷 E-6-4) 放射線災害医療 F-1-37) 外傷・熱傷 F-1-6) 心停止 |
授業の内容予定 /Contents plan of the class |
第1回 4月7日(水)(題目:救急・災害総論:対面予定) 救急医療の歴史と救急医学が扱う疾患を理解する。 また,災害の分類について理解し,日本の災害医療体制がどのように整備されてきたかを学ぶ。 救急・災害医学講座 花田裕之 第2回 4月14日(水)(題目:心肺蘇生法とそのエビデンス:対面予定) 2020年ガイドラインに準じた一次救命処置および二次救命処置を学ぶ。 高度救命救急センター 入江仁 第3回 4月21日(水)(題目:外傷総論・各論:対面予定) 外傷の分類,重症度評価を理解する。主な外傷として,胸部外傷の成因,病態,症状,診断,治療を理解する。 救急・災害医学講座 伊藤勝博 第4回 4月28日(水)(題目:腹部外傷:対面予定) 腹部外傷の成因,病態,症状,診断,治療を理解する。 Damage Control Surgeryの歴史と概念を学ぶ。 高度救命救急センター 石澤義也 第5回 5月12日(水)(題目:ER診療:HOLS予定) ER診療の基本的知識を理解し,実診療について学ぶ。 また,患者の重症度や緊急度を理解して,治療の優先順位について学ぶ。 健生病院 太田正文 第6回 5月19日(水)(題目:ショック,敗血症,多臓器不全:HOLS予定) ショックの分類とその治療法を理解する。敗血症,多臓器不全の病態と診断基準を学ぶ。 救急・災害医学講座 花田裕之 第7回 5月26日(水)(題目:プレホスピタルケアとメディカルコントロール:HOLS予定) 病院前救護の基礎的知識を理解し,メディカルコントロールの概念やドクターヘリの役割について学ぶ。 青森県立中央病院 齋藤兄治 第8回 6月2日(水)(題目:環境による障害:HOLS予定) 熱中症や低体温症といった環境要因による代表的疾患の病態,治療を理解する。 救急・災害医学講座 矢口慎也 第9回 6月9日(水)(題目:中毒:HOLS予定) 薬剤,化学物質,自然毒などの急性中毒に対する「全身管理」,「吸収阻害」,「排泄促進」,「解毒・拮抗剤」の原則を理解し,代表的な中毒の対応を理解する。 救急・災害医学講座 花田裕之 第10回 6月16日(水)(題目:災害医療:HOLS予定) 災害医療の基本的知識を理解し,災害が生じた際の対応を学ぶ。 救急・災害医学講座 伊藤勝博 第11回 6月23日(水)(題目:緊急被ばく医療:HOLS予定) 緊急被ばく医療の基本的知識を理解し,東日本大震災で行われた対応を学ぶ。 救急・災害医学講座 伊藤勝博 第12回 6月30日(水)(題目:小児救急医学:HOLS予定) 小児特有の生理学的・解剖学的特徴に基づいて,小児重症患者の初期対応について学ぶ。 救急・災害医学講座 野村理 |
成績評価方法及び採点基準 /A scholastic evaluation method and marking standard |
感染対策に配慮して学期末試験(多肢選択式問題を基本とする)を実施し100点満点中60点を合格とする。 |
予習及び復習等の内容 /Contents such as preparations for lessons and the review |
対面授業、メディア授業ともに授業資料はHOLS上に事前にアップロードするため、各自事前に準備および予習して授業にのぞむこと(授業で資料は配布しない)。 復習についても配布資料を基本に、教科書や参考文献を用いて行うこと。 |
教材・教科書 /The teaching materials, textbook |
標準救急医学 医学書院 救急診療指針 へるす出版 外傷初期診療ガイドライン へるす出版 救急蘇生法の指針2015 医療従事者用 へるす出版 |
参考文献 /bibliography |
臨床中毒学 医学書院 AMLS日本語版 へるす出版 |
留意点・予備知識 /Point to keep in mind, back ground |
質問は主として対面授業の際に口頭で受付ける。それ以外で質問がある場合にはEメールでアポイントメントをとること。 |
授業内容に関する質問・疑義等 /Question, doubt about class contents |
担当代表教員:花田裕之 教育担当教員:野村理 |
Eメールアドレス・HPアドレス /E-mail address, HP address |
nomura_o@hirosaki-u.ac.jp |
学問分野1(主学問分野) /Discipline 1 |
I55:恒常性維持器官の外科学およびその関連分野 |
学問分野2(副学問分野) /Discipline 2 |
H48:生体の構造と機能およびその関連分野 |
学問分野3(副学問分野) /Discipline 3 |
H49:病理病態学、感染・免疫学およびその関連分野 |
実務経験のある教員による授業科目について /About the class subject by the teacher with the work experience |
実務経験 |
地域志向科目 /Local intention subject |
なし |
授業形態・授業方法 /Class form, class method |
対面授業とメディア授業(HOLS)とを組み合わせる。 高度救命センターでの診療状況に応じて全てメディア授業に置き換える可能性もあり、その場合には別途通知する。 対面授業、メディア授業ともに授業資料はHOLS上に事前にアップロードするため、各自事前に準備して授業にのぞむこと(授業で資料は配布しない)。 |
科目ナンバー /The subject number |
M1-3-0154-I55 |
メディア授業による著作物利用の有無について /Whether or not copyrighted works are used in media classes |
有/Yes |
その他 /Others |
講師は、すべて救急医学の専門医資格をもち、専門施設で救急医療を実践している救急医である。救急医学の知見のみならず、臨床経験を踏まえて講義を行う。 |
No. | 回(日時) /Time (date and time) |
主題と位置付け(担当) /Subjects and instructor's position |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考 /Notes |
---|---|---|---|---|
該当するデータはありません |