科目一覧へ戻る | 2021/09/17 現在 |
開講科目名 /Course |
法医学/Forensic Medicine |
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時間割コード /Course Code |
4211000077 |
ナンバリングコード /Numbering Code |
|
開講所属 /Course Offered by |
医学部医学科/ |
曜日コマ /Day, Period |
水/Wed 1 |
開講区分 /Semester offered |
前期/first semester |
単位数 /Credits |
1.0 |
学年 /Year |
4 |
主担当教員 /Main Instructor |
高橋 識志/TAKAHASHI SHIRUSHI |
科目区分 /Course Group |
専門教育科目 専門科目 |
教室 /Classroom |
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必修・選択 /Required/Elective |
必修 |
遠隔授業 /Remote lecture |
No |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Faculty/Department |
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高橋 識志/TAKAHASHI SHIRUSHI | 医学研究科/ |
難易度(レベル) /Level |
レベル3 |
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対応するCP/DP /CP/DP |
CP・DP 1 見通す力 |
授業としての具体的到達目標 /Concrete arrival target as the class |
○法律のかかわる医療・医学の問題に関し,社会の要請を見通し,解決するための実践的な思考方法を習得する. ○死の概念,特に内因死と外因死の違いや内容につき,人間的・科学的観点から理解する. ○卒業後の実践に応用できるよう,異状死・異状死体の取扱い方法や,死亡診断書・死体検案書の作成方法を習得する. |
授業の概要 /Summary of the class |
1.内因死や外因死の病態生理や診断方法につき,多数の解剖事例・死体検案事例をもとに理解する.具体的には突然死(成人の内因性急死・乳児急死),損傷死,窒息死,中毒死,異常環境死について学習する. 2.死亡診断書・死体検案書の具体的な作成方法につき,模擬症例をもとに習得する.これに関連し,死後経過時間推定に関する知識(死体現象)や個人識別に関する知識(法医遺伝学),さらに異状死・異状死体の実務的な取扱い法を学ぶ. 3.実務上の関連項目として,臨床法医学(生体鑑定の手法・小児虐待の診断)や,法医放射線学(死後画像診断の方法)についても学習する. モデル・コア・カリキュラム B-2-1)死と法 B-2-2)診療情報と諸証明書 E-9-1)生物的死と社会的死 |
授業の内容予定 /Contents plan of the class |
第1回 4月7日 (題目:イントロダクション) 授業形式の説明,法医学の領域の紹介 法医学講座 高橋 識志 第2回,4月14日 (題目:損傷1) 総論:定義,死因との関係,法医学的な記載方法 各論1:変色,圧迫痕,表皮剥脱 法医学講座 高橋 識志 第3回,4月21日 (題目:損傷2) 各論2:創,頭蓋内損傷 法医学講座 高橋 識志 第4回,4月28日 (題目:窒息1) 総論:定義,窒息死の機序,窒息死の一般所見 各論1:頸部圧迫 法医学講座 高橋 識志 第5回 5月12日 (題目:窒息2) 各論2:溺水,浴槽内死亡,気道閉塞,酸欠など 法医学講座 高橋 識志 第6回 5月19日 (題目:死体現象) 死体現象の定義,死後経過時間の推定方法 早期死体現象,晩期死体現象,特殊死体現象 法医学講座 高橋 識志 第7回 5月26日(題目:異常環境による死亡) 低体温症(凍死),焼死と焼損死体,熱中症,感電 法医学講座 高橋 識志 第8回 6月2日 (題目:成人の突然死1) 総論:定義,法医学上の問題点,統計的傾向 各論:循環器疾患,呼吸器疾患 法医学講座 高橋 識志 第9回 (予備日) 第10回 6月16日 (題目:成人の突然死2,異状死の取り扱い) 突然死各論:アルコール関連障害,感染症など 異状死の定義をめぐる問題,異状死の届け出方法 法医学講座 高橋 識志 第11回 6月23日 (題目:検案時の死体のみかた) 東京都監察医務院の紹介 検案時に注意すべき死体所見(特に外表所見) 法医学講座 高橋 識志 第12回 6月30日 (題目:法医遺伝学[法医DNA学]) 関西医科大学法医学講座 橋谷田 真樹 第13回 7月7日 (題目:法中毒トピックス) 東北大学法医学分野 臼井 聖尊 第14回 7月14日 (題目:死亡時画像診断[Ai]について) ひろさき糖尿病・内科クリニック 長谷川 範幸 第15回 7月21日 (題目:小児法医学) 秋田大学法医科学講座 美作 宗太郎 第16回 7月28日 (題目:死亡診断書・死体検案書の書き方) 診断書/検案書の選択基準,具体的な記載方法 法医学講座 高橋 識志 |
成績評価方法及び採点基準 /A scholastic evaluation method and marking standard |
筆記試験(100%)により成績判定を行う. |
予習及び復習等の内容 /Contents such as preparations for lessons and the review |
予習においては,関連領域(解剖学・病理学・臨床医学)の基本知識が前提となる. 復習においては,各講義後に,配布資料を読み返す,あるいは参考文献を読むなどして,知識を整理すること. |
教材・教科書 /The teaching materials, textbook |
とくに指定しない. 高橋担当分については,講義内容を配布する(配布方法については後日連絡する). |
参考文献 /bibliography |
・福島編.法医学 第3版,南山堂. ・佐藤監修.アトラス臨床法医学,中外医学社. ・髙取監修,長尾編.エッセンシャル法医学 第6版,医歯薬出版. ・渡辺,齋藤.死体の視かた 第3版,日本法令出版. ・DiMaio, DiMaio. Forensic Pathology, 2nd ed. CRC Press. その他,講義中に適宜紹介する. |
留意点・予備知識 /Point to keep in mind, back ground |
対面講義にあたっては,実際の解剖例・検案例などを提示する. 事例の口外,内容の撮影・録画,Webアップロードを厳禁とする. |
授業内容に関する質問・疑義等 /Question, doubt about class contents |
高橋 識志(担当代表教員・シラバス作成者) 講義中・講義終了時に随時質問するか,下記のアドレス宛にメールを送られたい. |
Eメールアドレス・HPアドレス /E-mail address, HP address |
高橋 識志:shirushi[at]hirosaki-u.ac.jp |
学問分野1(主学問分野) /Discipline 1 |
I58:社会医学、看護学およびその関連分野 |
学問分野2(副学問分野) /Discipline 2 |
該当なし |
学問分野3(副学問分野) /Discipline 3 |
該当なし |
実務経験のある教員による授業科目について /About the class subject by the teacher with the work experience |
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地域志向科目 /Local intention subject |
なし |
授業形態・授業方法 /Class form, class method |
PCプレゼンテーションによる対面講義を主体とする.一部をオンライン講義とする. |
科目ナンバー /The subject number |
M1-3-0159-I58 |
メディア授業による著作物利用の有無について /Whether or not copyrighted works are used in media classes |
無/Nothing |
その他 /Others |
・講義内容には,解剖施設・監察医務機関における医師としての実務経験に関する内容が含まれる. |
No. | 回(日時) /Time (date and time) |
主題と位置付け(担当) /Subjects and instructor's position |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考 /Notes |
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該当するデータはありません |