科目一覧へ戻る | 2021/09/17 現在 |
開講科目名 /Course |
神経科学実習/Neuroscience Practice |
---|---|
時間割コード /Course Code |
4212000025 |
ナンバリングコード /Numbering Code |
|
開講所属 /Course Offered by |
医学部医学科/ |
曜日コマ /Day, Period |
月/Mon 4, 月/Mon 5 |
開講区分 /Semester offered |
後期/second semester |
単位数 /Credits |
1.0 |
学年 /Year |
2 |
主担当教員 /Main Instructor |
下田 浩/SHIMODA HIROSHI |
科目区分 /Course Group |
専門教育科目 専門科目 |
教室 /Classroom |
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必修・選択 /Required/Elective |
必修 |
遠隔授業 /Remote lecture |
No |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Faculty/Department |
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下田 浩/SHIMODA HIROSHI | 医学研究科/ |
浅野 義哉/ASANO YOSHIYA | 医学研究科/ |
齋藤 絵里奈 | 医学研究科/ |
岡野 大輔 | 医学研究科/ |
難易度(レベル) /Level |
レベル2 |
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対応するCP/DP /CP/DP |
CP・DP 2 解決していく力 |
授業としての具体的到達目標 /Concrete arrival target as the class |
○中枢神経解剖学のアクティブラーニングを通して神経科学学習の有機化と解剖学的・医学的問題解決能力の向上を図る。 ○人間を中枢神経解剖学的視点から学習するともにその尊厳性を深く理解する。 ○医療人としてのコミュニケーションとチームワークを構築する能力を育成する。 |
授業の概要 /Summary of the class |
1.神経科学実習は神経科学講義と連動して行われる。脳・脊髄の肉眼解剖学実習(1~4回目)は解剖実習室で,組織学実習(5回目)は組織学実習室で行う。 2.数名の学生が1グループとなりヒトの中枢神経の肉眼解剖学的および組織学的解剖に臨み,ヒトの脳と脊髄の精緻な構造と機能を自らの学習により習得する。 3.学習記録として中枢神経解剖スケッチを作成する。 4.少人数グループによるグループワークを行うことにより医療人としてのコミュニケーションとチームワークを構築できる能力を育成させる。 5.教員は実習の準備・管理と少人数グループまたはマンツーマンによる実習指導を行う。 6.中枢神経肉眼解剖学実習は「解剖実習の手びき:寺田春水/藤田恒夫」(南山堂)(§92~107)に従って行われる。解剖学実習で用いたアトラスは必須である。中枢神経組織学実習は「標準組織学:藤田尚夫・藤田恒夫」(医学書院)に従う。 モデル・コア・カリキュラム A-2-1) 課題探求・解決能力 A-2-2) 学修の在り方 A-8-1) 医学研究への志向の涵養 A-9-1) 生涯学習への準備 D-2-1)-(1) 神経系の一般特性 D-2-1)-(2) 脊髄と脊髄神経 D-2-1)-(3) 脳幹と脳神経 D-2-1)-(4) 大脳と高次機能 D-2-1)-(5) 運動系 D-2-1)-(6) 感覚系 D-2-1)-(7) 自律機能と本能行動 |
授業の内容予定 /Contents plan of the class |
1. 11月22日(月)7-10時限 下田・浅野・斎藤・岡野 [脳解剖学実習(1):脳の被膜,血管,脳神経,脊髄] はじめに(実習における注意事項) §92~95(脳の概観・脳クモ膜と脳軟膜・脳の血管・脳神経の根)§28(脊髄の外形と断面) *脳動脈と脳神経のスケッチ 2. 11月29日(月)7-10時限 下田・浅野・斎藤・岡野 [脳解剖学実習(2):小脳と脳幹] §96~100(脳幹の外面・小脳・第4脳室・延髄と橋 ・脳幹と小脳の横断面) *脳幹のスケッチ(菱形窩とその周囲) 3. 12月6日(月)7-10時限 下田・浅野・斎藤・岡野 [脳解剖学実習(3):大脳半球外側面と内側面,大脳の内部構造1] §101~104(大脳の切半と第3脳室・大脳皮質・嗅脳とその付近・大脳半球内側面・大脳の連合線維とレンズ核) *大脳内側面のスケッチ(嗅脳・大脳辺縁系) 4. 12月13日(月)7-10時限 下田・浅野・斎藤・岡野 [脳解剖学実習(4):大脳の内部構造2] §105~107(側脳室と尾状核・間脳・大脳と間脳の断面) *大脳断面のスケッチ(前頭断面・水平断面) 5. 12月20日(月)7-10時限 下田・浅野・斎藤・岡野 [脳解剖学実習(5):中枢神経系の組織学] ・大脳皮質の層構造 ・神経細胞とグリア細胞の形態 ・小脳皮質の構造 ・脳幹の構造 ・脊髄の構造 [脳解剖学実習(5):中枢神経系の組織学] ・大脳皮質の層構造 ・神経細胞とグリア細胞の形態 ・小脳皮質の構造 ・脳幹の構造 ・脊髄の構造 |
成績評価方法及び採点基準 /A scholastic evaluation method and marking standard |
実習過程中に5回のスケッチ提出と実習終了後に実際の肉眼像および組織像の解読・解析を対象とした試験が行われる。 スケッチ20%(4%×5)、実習試験80%(全体100%)として評価する。 |
予習及び復習等の内容 /Contents such as preparations for lessons and the review |
少人数グループでご遺体の脳と脊髄を自ら肉眼的解剖をさせて頂くこと,ならびに中枢神経組織学標本を自ら光学顕微鏡で観察することにより自学自習を行うアクティブラーニングである。 人体解剖学実習は篤志によるご献体とご遺族のご理解により初めて成り立つものである。 常に感謝の念と礼節をもって実習に臨むことがそれをもって学習させて頂く者の当然の姿勢であり,これに反する態度や言動・行動を示す者には学習する権利は一切与えられない。このことから正当な理由のない限り遅刻や欠席は認められない(病欠の場合は必ず医師の診断書を必要とする)。 限られた時間内で学習成果を収め,ご遺体の恩に報いるためには自らの学習意欲と学習態度が最も重要な要素となるため、解剖学教科書、解剖学アトラス、参考文献を用いた毎日の準備学習(予習・復習)は必須である。 学習記録(スケッチ)を作成することにより自分の学習成果を随時確認し,他者より批評を得ることで学習効果は格段に向上する。 学習に関する質問,討論は可能な限り対応するので有効に利用してほしい。また,学生個人,グループ,全体に対する補習も可能な限り受け付けるので利用してほしい。 |
教材・教科書 /The teaching materials, textbook |
なし |
参考文献 /bibliography |
解剖実習の手びき:寺田春水・藤田恒夫(南山堂) ネッター解剖学アトラス(南江堂) 標準組織学:藤田尚夫・藤田恒夫(医学書院) 神経解剖カラーテキスト(医学書院) 臨床神経解剖学 Clinical Neuroanatomy and Neuroscience: Fitzgerald et al. Elsevier(医歯薬出版) など |
留意点・予備知識 /Point to keep in mind, back ground |
スケッチブック(A4サイズ以上),色鉛筆(一般的なものでかまわない)を各自準備すること。教科書とアトラスは必須である。 10月5日(火)に弘前大学白菊会総会・会員の集いならびに弘前大学解剖体慰霊祭が執り行われる。2年次生は解剖体慰霊祭には全員出席が義務付けられる。白菊会総会・会員の集いにも積極的に参加すること。 |
授業内容に関する質問・疑義等 /Question, doubt about class contents |
下田 浩(担当代表教員) 金曜日9:00~12:00 |
Eメールアドレス・HPアドレス /E-mail address, HP address |
解剖学教室事務室・白菊会事務局 anatomy2@hirosaki-u.ac.jp 解剖学教室HP http://www.med.hirosaki-u.ac.jp/~anatomy2/index.html |
学問分野1(主学問分野) /Discipline 1 |
H48:生体の構造と機能およびその関連分野 |
学問分野2(副学問分野) /Discipline 2 |
該当なし |
学問分野3(副学問分野) /Discipline 3 |
該当なし |
実務経験のある教員による授業科目について /About the class subject by the teacher with the work experience |
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地域志向科目 /Local intention subject |
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授業形態・授業方法 /Class form, class method |
個別または小グループ学習指導,カメラ・モニターを用いた実況による全体学習指導,小グループディスカッション |
科目ナンバー /The subject number |
M1-2-0207-H48 |
メディア授業による著作物利用の有無について /Whether or not copyrighted works are used in media classes |
有/Yes |
その他 /Others |
学習指導内容には病院、医学研究科等での医師、研究者としての実務経験に関する内容が含まれる。 |
No. | 回(日時) /Time (date and time) |
主題と位置付け(担当) /Subjects and instructor's position |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考 /Notes |
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該当するデータはありません |