シラバス参照

授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る 2021/09/17 現在

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Course
地震学II
時間割コード
/Course Code
7211000101
ナンバリングコード
/Numbering Code
開講所属
/Course Offered by
理工学部/
曜日コマ
/Day, Period
木/Thu 5
開講区分
/Semester offered
前期/first semester
単位数
/Credits
2.0
学年
/Year
3,4
主担当教員
/Main Instructor
前田 拓人/MAEDA TAKUTO
科目区分
/Course Group
専門教育科目 専門応用科目
教室
/Classroom
必修・選択
/Required/Elective
選択
遠隔授業
/Remote lecture
No

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Faculty/Department
前田 拓人/MAEDA TAKUTO 理工学研究科/
難易度(レベル)
/Level
レベル3
対応するCP/DP
/CP/DP
CP・DP 1 見通す力      CP・DP 2 解決していく力
授業としての具体的到達目標
/Concrete arrival target as the class
◯ これまで学習してきた事柄を踏まえ、地震と地震がもたらす現象についてさらに深く理解すること(見通す力)
◯ 地震現象や地震波を記述し理解するための数理的な技能と考える力を体得すること(解決する力)
授業の概要
/Summary of the class
地震がどのように起こり、そこで発生した地震波がどのように伝わり、そしてどのように地面を揺らすのか。その一連の流れを数学と物理を用いて定量的に理解するために、下記の三項目について学びます。
◯ 地震計測論:地震による地面の揺れを正確に測定する地震計について、もっとも基本的な機械式地震計を題材にその仕組を学び、またデジタル記録の特性や現在の日本・世界に広がる地震観測網について理解を深めます。
◯ 地震波動論:弾性体力学の応用として、地球内部を伝播する地震波を記述し理解するための物理と数学について学びます。また、そこから導かれる地震波動の特徴についても学習します。
◯ 震源物理学:地震の主たる要因である断層破壊が弾性論の枠組みでどのように記述されるのかを学び、観測される地震波記録から震源についてどのような情報が得られるのかを理解します。
授業の内容予定
/Contents plan of the class
第01回 ガイダンス
第02回 地震計の原理
第03回 地震観測網
第04回 計測とデジタル記録
第05回 波動方程式と波動現象の記述
第06回 弾性体力学と必要な数学の準備(Teams双方向授業)
第07回 弾性波のポテンシャル分解とP波・S波(Teams双方向授業)
第08回 球面波と減衰;SV波とSH波
第09回 地震波の反射・屈折
第10回 ストレス・グラットと等価体積力
第11回 初動極性と断層破壊;グリーン関数入門
第12回 ダブルカップル震源の表現と断層運動を表す諸量
第13回 期末試験
題14回 これまでの振り返りと震源スペクトル
第15回 有限断層の破壊とスケーリング即
第16回:津波の科学(オンデマンド受講)
※ 第16回の動画配信は,Microsoft Stream上に動画をアップロードし,Teams上で視聴ならびに課題を指示します.指定された期間内に動画を視聴して課題を提出して下さい.

なお、授業の進行状況等によりシラバスと実際の内容が異なる場合には、その都度説明します。
成績評価方法及び採点基準
/A scholastic evaluation method and marking standard
平常評価:50%(講義ごとの課題成績に基づく.TeamsならびにFormsを通じて提出.)
期末評価:50%(期末試験により総合的な理解度を測ります.)
上記を合算して最終的な成績評価を行う予定です。
予習及び復習等の内容
/Contents such as preparations for lessons and the review
[予習] 配布資料の文章を読んで、どのような話がされるのかを大まかに把握しておくこと。
[復習] 講義の多くは物理と数学を駆使したものになりますから、話を聞いているだけでは充分に理解することはできません。講義時のメモをもとに,復習としてもう一度自力で計算と論理を追いかけることが必要です。講義資料にある演習問題を解くことが理解の助けになります。
教材・教科書
/The teaching materials, textbook
教科書は使用しません。2020年度自然防災学講義において配布した資料に基づいて講義を行います。左記を履修していない学生には講義開始時に配布します。
参考文献
/bibliography
・Stein, S. and M. Wysession, "An introduction to seismology, earthquakes, and earth structure"(Blackwell Publishing・2003年・附属図書館にあり)
・Shearer, P., "Introduction to Seismology"(Cambridge University Press・2009年・附属図書館にあり)
・長谷川昭・佐藤春夫・西村太志『地震学』(共立出版・2015年・附属図書館にあり)
・斎藤正徳『地震波動論』(東京大学出版会・2009年・附属図書館にあり)
・纐纈一起『地震動の物理学』(近代科学社・2019年・担当教員が所持)
その他の書籍や資料は必要に応じて講義時に紹介します。
留意点・予備知識
/Point to keep in mind, back ground
地震学分野で卒業研究を行うためには、本科目の内容を理解していることが必須です。理工系の数学A・理工系の数学B・理工系の数学C・固体地球物理学・自然防災学(弾性体力学の部分)・コンピュータ演習・地震学Iの内容を理解していることを前提として講義を行います。ただし、特に必要となる事項は講義中にも随時復習を行います。
授業内容に関する質問・疑義等
/Question, doubt about class contents
講義時間のほか下記のオフィスアワーでも受け付けます。
毎週金曜日 8:40~10:10 理工学部1号館223号室
Eメールアドレス・HPアドレス
/E-mail address, HP address
https://st.hirosaki-u.ac.jp/~tktmyd/
学問分野1(主学問分野)
/Discipline 1
B17:地球惑星科学およびその関連分野
学問分野2(副学問分野)
/Discipline 2
該当なし
学問分野3(副学問分野)
/Discipline 3
該当なし
実務経験のある教員による授業科目について
/About the class subject by the teacher with the work experience
なし
地域志向科目
/Local intention subject
なし
授業形態・授業方法
/Class form, class method
配布するテキストに基づいて講義を行います。(メディア授業に移行した場合には,Teams双方向ならびにオンデマンド形式で実施します.)
科目ナンバー
/The subject number
メディア授業による著作物利用の有無について
/Whether or not copyrighted works are used in media classes
無/Nothing
その他
/Others
特になし。
No. 回(日時)
/Time (date and time)
主題と位置付け(担当)
/Subjects and instructor's position
学習方法と内容
/Methods and contents
備考
/Notes
該当するデータはありません

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