科目一覧へ戻る | 2021/09/17 現在 |
開講科目名 /Course |
分子進化学 |
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時間割コード /Course Code |
8212000028 |
ターム・学期 /Term・Semester |
2021年度/Academic Year 後期 |
曜日コマ /Day, Period |
金/Fri 2 |
開講区分 /Semester offered |
後期/second semester |
単位数 /Credits |
2.0 |
主担当教員 /Main Instructor |
西野 敦雄/NISHINO ATSUO |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Faculty/Department |
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西野 敦雄/NISHINO ATSUO | 農学生命科学部/ |
難易度(レベル) /Level |
レベル2 |
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対応するCP/DP /CP/DP |
CP・DP 1 見通す力 CP・DP 3 学び続ける力 |
授業としての具体的到達目標 /Concrete arrival target as the class |
○生物が一般に世代を経るにつれ、何が何によってどのように変わりうるかが解説されるので、その内容を理解する。例えば「A、B、Cという三種(あるいは三集団)のどれとどれが近縁なのか」と問われたとき、根拠を分子生物学的に、さらには集団遺伝学的に、それぞれ理解するための論理とともに提示できるようになる。(見通す力) ○この科目以外の専門科目の学修、研究室における研究活動、さらには生活の中でも生かせる知識とする。(学び続ける力) |
授業の概要 /Summary of the class |
適応進化は遺伝する形質が選択されることによって起こります。しかし、必ずしも適応的ではない進化も、生物は行います。ダーウィンが150年前に提示した考え方が、メンデルに始まる集団遺伝学の、そしてワトソン・クリック以降に興った分子生物学の発展によって、どのように深められてきたのかを本講義では概説していきます。それにより進化学的なものの見方の習得を行っていくことが求められます。キャンベル生物学の15章~26章を授業を理解するための基本として参照します。 |
授業の内容予定 /Contents plan of the class |
第1回 ガイダンス 第2回 「ダーウィンが考えたこと」の説明 第3回 有性生殖 第4回 遺伝因子としてのDNA 第5回 遺伝子(遺伝子座とアリル) 第6回 遺伝子発現 第7回 遺伝子型と表現型 第8回 ゲノム 第9回 遺伝情報の変化 ~点突然変異 第10回 遺伝情報の変化 ~遺伝子重複 第11回 遺伝情報の変化 ~ウィルスと転移因子 第12回 遺伝情報の変化 ~染色体レベルの変化 第13回 異なる遺伝情報を持つ集団の変遷 ~ハーディ・ワインベルグ則 第14回 自然選択と中立進化 第15回 分子系統 第16回 期末試験 |
成績評価方法及び採点基準 /A scholastic evaluation method and marking standard |
予習への取り組み(10%)と期末試験により評価します(90%)。 |
予習及び復習等の内容 /Contents such as preparations for lessons and the review |
キャンベル生物学を教科書として使います。提示される内容について、毎週予習を行ってください。講義のはじめには、予習された内容についての復習を行います。そのあと、関連する内容をより深く、講義を通して学んでいきます。予習や授業の中で出てきた概念が理解できなければ、各自、予習や復習や質問などで補う必要があります。講義で提示されるのは、幅広い進化研究を理解するための基礎知識、考え方の道筋、簡単な具体例です。講義の中で提供されるのは入り口に過ぎないので、履修者は本などを読んで進化学に関連する分野への知識と興味を深め、より深い理解に定着させていってほしいと思います。 |
教材・教科書 /The teaching materials, textbook |
キャンベル生物学 原書11版翻訳版 池内昌彦、伊藤元己、箸本春樹、道上達男 監訳 |
参考文献 /bibliography |
現代進化学入門 C.パターソン、岩波書店 遺伝学概説 J.F.クロー、培風館 進化 N.H.バートンら、メディカル・サイエンス・インターナショナル 進化遺伝学 J.メイナード=スミス、産業図書 生物進化を考える 木村資生、岩波新書 |
留意点・予備知識 /Point to keep in mind, back ground |
「基礎生物学A-D」を受講していたら、そのとき使用していた「キャンベル生物学」をそのまま用いるので問題ありません。受講していなかった履修者は、少なくとも15-26章を入手してください。 また、以下については前提として授業を進めます。 ・メンデルの法則が分かること。 ・DNAの複製、セントラルドグマ、減数分裂といった概念が分かること。 授業中や授業後、不明点があれば質問するか、上記参考文献などをあたるかして理解を埋めていくことが求められます。授業ではいくらか数式が出てきますので、高校数学で扱うレベルの確率・統計が理解できることが望まれます。 |
授業内容に関する質問・疑義等 /Question, doubt about class contents |
講義中の質問を歓迎します。それ以外の時の質問は、必要時にメールで連絡してください。直接が良ければ11:50~12:00。 |
Eメールアドレス・HPアドレス /E-mail address, HP address |
anishino[at]hirosaki-u.ac.jp ([at] は @ です。) http://nature.cc.hirosaki-u.ac.jp/staff/atsuo-nishino/ |
学問分野1(主学問分野) /Discipline 1 |
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学問分野2(副学問分野) /Discipline 2 |
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学問分野3(副学問分野) /Discipline 3 |
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実務経験のある教員による授業科目について /About the class subject by the teacher with the work experience |
なし |
地域志向科目 /Local intention subject |
なし |
授業形態・授業方法 /Class form, class method |
予習を前提とした授業を行います。予習をする中で持った疑問は、授業中に質問に答える時間がありますので、その時間に遠慮なく質問してください。講義によります。参考資料の提示は適宜行います。 メディア授業になる場合には、Teamsによる双方向授業またはオンデマンド授業になります。 |
科目ナンバー /The subject number |
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メディア授業による著作物利用の有無について /Whether or not copyrighted works are used in media classes |
無/Nothing |
その他 /Others |
特になし |
No. | 回(日時) /Time (date and time) |
主題と位置付け(担当) /Subjects and instructor's position |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考 /Notes |
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該当するデータはありません |