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授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る 2021/09/17 現在

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Course
日本古典文学演習I/Classical Japanese Literature Colloquium I
時間割コード
/Course Code
2211040006
ナンバリングコード
/Numbering Code
開講所属
/Course Offered by
人文社会科学部/
ターム・学期
/Term・Semester
2021年度/Academic Year  前期
曜日コマ
/Day, Period
開講区分
/Semester offered
集中
単位数
/Credits
2.0
学年
/Year
2,3,4
主担当教員
/Main Instructor
渡辺 麻里子/WATANABE MARIKO
科目区分
/Course Group
専門教育科目 学部専門科目
教室
/Classroom
必修・選択
/Required/Elective
選択必修
遠隔授業
/Remote lecture
No

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Faculty/Department
渡辺 麻里子/WATANABE MARIKO 人文社会科学部/
難易度(レベル)
/Level
レベル2
対応するCP/DP
/CP/DP
CP・DP 1 見通す力      CP・DP 2 解決していく力 CP・DP 3 学び続ける力
授業としての具体的到達目標
/Concrete arrival target as the class
○くずし字(特に平仮名)の読み方を学び,くずし字を解読できるようにすること
○『浦島太郎絵巻』を通じて古典文学世界の基礎知識を習得すること
○古典文学作品の読み方や調べ方を身につけること
○発表資料を作成し,発表の方法を習得すること。また他の受講生の発表を聞くことにより,良い発表とは何かを体得すること
○絵巻について、見方や読み方などの知識を得ること
○日本の古典文化の諸相を学ぶこと
授業の概要
/Summary of the class
○日本古典文学の中から、『浦島太郎絵巻』を、演習形式で輪読します。
○くずし字を一字ずつ学ぶことから始め、一話一話を精読し、読み解いていきます。
○担当者の発表を中心に行い、質疑、解説を加えながら進めます。
○『浦島太郎絵巻』を通じて、古典文学の魅力を味わい、古典社会の人々の、生き方や考え方を学びます。
授業の内容予定
/Contents plan of the class
以下の予定で進めますが、受講者の人数によって、演習発表の週が変わります。

第1回:ガイダンス――くずし字とは?――
第2回:くずし字を学ぶ――①くずし方とくずし字三箇条――
第3回:くずし字を学ぶ――②くずし字の動き――
第4回:くずし字を学ぶ――③『浦嶋太郎絵巻』冒頭を読む――
第5回:くずし字を学ぶ――④『浦島太郎絵巻』序章を読む――
第6回:くずし字を学ぶ――⑤『浦島太郎絵巻』を読み進める――
第7回:『浦島太郎絵巻』概説――浦嶋説話の変遷――
第8回:『浦島太郎絵巻』発表準備・発表の方法
第9回:『浦島太郎絵巻』発表①――浦嶋太郎、亀を助ける――
第10回:『浦嶋太郎絵巻』発表②――浦島太郎、竜宮へ行く――
第11回:『浦島太郎絵巻』発表③――竜宮での暮らし――
第12回:『浦島太郎絵巻』発表④――浦島太郎、竜宮を出る――
第13回:『浦島太郎絵巻』発表⑤――浦島太郎、故郷に戻る――
(発表時は各回、(1)担当者が発表する(2)受講生による質疑(3)教員による解説で進めます)
第14回:『浦島太郎絵巻』総括
第15回:いろいろなくずし字に挑戦してみよう!
(『浦島太郎絵巻』とは異なる作品、今まで習ったものとは違うタイプの文字に挑戦してみましょう!)


社会状況に応じ、メディア授業に切り替える場合があります。メディア授業実施の場合はTeamsを使用します。
成績評価方法及び採点基準
/A scholastic evaluation method and marking standard
発表50%・試験30%・平常点(Teams(Forms)にコメントを提出)20%によって総合的に評価します。
発表は、くずし字の翻刻・釈文・現代語訳・解説などを行います。発表資料の作成方法は、授業時に説明します。
試験は、くずし字を読めるようになったかどうか、作品内容を理解できたかどうかを問います。授業が対面でできない場合は、課題に切り替えます。その場合は授業時に指示します。
課題は、レポート等になります。コメントは発表をよく聞いていたかどうかなど、理解度を確かめます。
出席は、成績の前提です。
予習及び復習等の内容
/Contents such as preparations for lessons and the review
講義時は、復習が大事です。習ったくずし字を復習して、自分のものにしていくためには復習がとても大切です。
演習時は、予習が大事です。各自、次週、発表が行われる箇所を自分で翻刻しておきましょう。それによって理解度が深まります。
自分が発表担当の時には、発表資料を用意し、発表の練習をしておきます。また発表を聞いた後は、配布された資料をよく見直し、復習をします。
教材・教科書
/The teaching materials, textbook
伊地知鐵男編『増補改訂 仮名変体集』(新典社)
第1回の授業から使用します。
教材は、授業時に配布します。メディア授業の場合は、教務窓口から受け取ってください。作成した教材を、Teams上に載せる場合もあります。その場合は、各自ダウンロードして使用してください。
参考文献
/bibliography
三舟隆之著『浦島太郎の日本史』(吉川弘文館、歴史文化ライブラリー)
林晃平著『浦島伝説の研究』(おうふう、2001年)
林晃平著『浦島伝説の展開』(おうふう、2018年)
アダム・カバット『妖怪草紙 くずし字入門』(柏書房、2001年)
その他、参考文献は、適宜授業中に紹介します。
留意点・予備知識
/Point to keep in mind, back ground
予備知識は全く必要ありません。興味と「やる気」があれば大丈夫です。くずし字は、初めは誰でも、全く読めません。一字ずつマスターしていくうちに、段々に読めるようになっていきます。くずし字を読むのは、パズルを解くような感覚で、わかるようになるととても楽しいそうです(過去の受講生の感想)。まずは一回、受講してみてください。くずし字(変体仮名)が読めるようになると楽しいですよ!
授業内容に関する質問・疑義等
/Question, doubt about class contents
メールでお問い合わせ下さい。
Eメールアドレス・HPアドレス
/E-mail address, HP address
mwata◎hirosaki-u.ac.jp

◎を@に変えて下さい。
学問分野1(主学問分野)
/Discipline 1
A02:文学,言語学およびその関連分野
学問分野2(副学問分野)
/Discipline 2
A01:思想,芸術およびその関連分野
学問分野3(副学問分野)
/Discipline 3
A03:歴史学,考古学,博物館学およびその関連分野
実務経験のある教員による授業科目について
/About the class subject by the teacher with the work experience
なし
地域志向科目
/Local intention subject
なし
授業形態・授業方法
/Class form, class method
4月~7月の土曜日(指定した4日)に、1日に4コマ、合計4日で行う変則集中講義です。前半の8回はくずし字の読み方を、主に講義形式で学びます。後半の7回は主に演習形式となります。
演習は、担当者の発表の後、解説を行いながら進めます。発表の準備は、進度に合わせて確認・指導します。毎回の授業でTeams(Forms)にコメントを寄せます。授業の最後には課題を行います。
科目ナンバー
/The subject number
H1-2-1431-A02
メディア授業による著作物利用の有無について
/Whether or not copyrighted works are used in media classes
無/Nothing
その他
/Others
授業の実施日は、決まり次第掲示されますので、各自ご確認ください。
1日に4コマ×3日+最終日は3コマ=合計15コマとなります。
今はまだ日程が決まっていませんが、例えば、4月24日(土)の2コマから5コマ(第1回~4回)、5月22日(土)の2コマから5コマ(第5回~8回)、6月19日(土)の2コマ~5コマ(第9回~12回)、7月17日(土)の2コマ~4コマ(第13回~15回)というような形式で行います。
No. 回(日時)
/Time (date and time)
主題と位置付け(担当)
/Subjects and instructor's position
学習方法と内容
/Methods and contents
備考
/Notes
該当するデータはありません

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