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授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る 2021/09/17 現在

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Course
西洋倫理思想/Western Ethical Thought
時間割コード
/Course Code
2212000051
ナンバリングコード
/Numbering Code
開講所属
/Course Offered by
人文社会科学部/
ターム・学期
/Term・Semester
2021年度/Academic Year  後期
曜日コマ
/Day, Period
水/Wed 3
開講区分
/Semester offered
後期/second semester
単位数
/Credits
2.0
学年
/Year
2,3,4
主担当教員
/Main Instructor
横地 徳廣/YOKOCHI NORIHIRO
科目区分
/Course Group
専門教育科目 学部専門科目
教室
/Classroom
必修・選択
/Required/Elective
選択
遠隔授業
/Remote lecture
No

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Faculty/Department
横地 徳廣/YOKOCHI NORIHIRO 人文社会科学部/
難易度(レベル)
/Level
レベル2~4
対応するCP/DP
/CP/DP
CP・DP 1 見通す力      CP・DP 2 解決していく力 CP・DP 3 学び続ける力
授業としての具体的到達目標
/Concrete arrival target as the class
魂の不死や神の存在,世界の始まりを人間が理性的に考えるさい,理性の本性に従って推論すると,誤りに陥る…….ドイツ観念論の代表的哲学者イマニュエル・カントはそう指摘しました. ふりかえれば,今から二千数百年前,プラトン『ソピステス』篇で論じられていたのは,「在らぬが在る」ことの正しい語り方を明かす「エレアからの客人」との対比にもとづき,「在らぬが在る」ことを騙るソフィストが駆使するロゴスの仕組みでした.こうして哲学は古来,虚構を現実にすりかえ,虚偽を真実と騙ることのトリックを考察してきたと言えます.このうような哲学史をふまつつ,映画という虚構とわれわれが生きる現実とを見分け,その関係を哲学する力を養うこと,それが講義の目標です.
授業の概要
/Summary of the class
現実と虚構の過剰な混交を通じて拡大する「リベラル優生学、サイエンティズム、エコファシズム、ディープ・エコロジーの欺瞞」を見抜き,人類10万年の〈進化史的アプリオリ〉を保持する仕方を探ります.このとき,「弱いAI(人工知能)」、「強いAI」の区別を手がかりに,ソフトウェア,ハードウェア,ウェットウェアの「弱いAlife(人工生命)」と「強いAlife」を考察し,これらとの対比を通じて,人工物ではない生命体の存在と価値を考えます.

授業の内容予定
/Contents plan of the class
授業の内容は以下のとおりです。授業の順番などの詳細は初回にプリントが配布されます。

① イントロダクション:現実と虚構を見定める。
② 虚構と現実の戦争形態その1。絶対戦争と制限戦争
③ 映画講義:『逆襲のシャア』。エコファシズムと人間改造。
④ 映画講義:『逆襲のシャア』。ディープエコロジー、サイバネティクス、ガイア思想。
⑤ 虚構と現実の戦争形態その2。クラウゼヴィッツとホーリズム。
⑥ 虚構と現実の戦争形態その3。クラウゼヴィッツとヘーゲル。 
⑦ 映画講義:『エクス・マキナ』。生命とAライフ。
⑧ 映画講義:『エクス・マキナ』。知能とAI。
⑨ 虚構と現実の戦争形態その4。クラウゼヴィッツとヴィトゲンシュタイン。
⑩ 人間が住まう場所の多様性。バイオスフィア、テクノスフィア、サイバー空間、虚構世界。
⑪ 環境倫理学史、生命倫理学史、公害史の確認。
⑫ 映画講義:『ブレードランナー2049』。人間とは何か。
⑬ 映画講義:『ブレードランナー2049』。生命の定義と人間の定義の連関。
⑭ バイオテクノロジー、サイエンティズム、リベラル優生学。
⑮ まとめ。

映像資料を用いた講義が行われるさい、連続授業になることがあります。
授業予定の詳細は、プリントが配布されます。

* * * *

新型コロナウィルス対策の場合、チームズを使用したオンライン授業になります。



成績評価方法及び採点基準
/A scholastic evaluation method and marking standard
平常評価(コメント点):100%(ただし、全15回中10回以上の出席が必要)
特別評価(優秀なコメントや発言に加点):+α

受講生のみなさんは講義中に配布プリントの論述欄にコメントを記し、これが出席確認と評価対象となります。哲学的に深い思索が示されているコメントや発言には加点が行なわれます。コメントがきちんと記されていないペーパーにはコメント点が与えられません。コメントや発言への評価は、原則として加点法によります。上記を合算して最終的な成績評価が行なわれる予定です。介護実習などによる公欠は、その証明書コピーを提出することで部分点が与えられます。講義を欠席した学生は、追加レポートの提出によって部分点を獲得できます。
予習及び復習等の内容
/Contents such as preparations for lessons and the review
指定された教科書と講義ノートを授業前、授業後に読むことが予習・復習となります。
教材・教科書
/The teaching materials, textbook
吉川・横地ほか編著『映画で考える生命環境倫理学』(勁草書房、2019年)

適宜、プリントが配布されます。
参考文献
/bibliography
適宜、紹介します。
留意点・予備知識
/Point to keep in mind, back ground
対面授業です。
授業内容に関する質問・疑義等
/Question, doubt about class contents
オフィスアワーは在室時です。西洋倫理思想史研究室(人文414)まで。必ずメールで面会予約をとってください。
Eメールアドレス・HPアドレス
/E-mail address, HP address
メールアドレスは人文414に掲示されています。
学問分野1(主学問分野)
/Discipline 1
学問分野2(副学問分野)
/Discipline 2
学問分野3(副学問分野)
/Discipline 3
実務経験のある教員による授業科目について
/About the class subject by the teacher with the work experience
なし
地域志向科目
/Local intention subject
なし
授業形態・授業方法
/Class form, class method
講義を聞いて考えたことをコメント・ペーパーに書く形式です。
科目ナンバー
/The subject number
H1-2-1412-A01
メディア授業による著作物利用の有無について
/Whether or not copyrighted works are used in media classes
無/Nothing
その他
/Others
人文学部「西洋倫理思想史B」の読替科目、教育学部「哲学Ⅱ」の読替科目です。
No. 回(日時)
/Time (date and time)
主題と位置付け(担当)
/Subjects and instructor's position
学習方法と内容
/Methods and contents
備考
/Notes
該当するデータはありません

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