科目一覧へ戻る | 2021/09/17 現在 |
開講科目名 /Course |
医学・医療の世界-がんを知る-/The World of Medical Science and Treatment-Cancer- |
---|---|
時間割コード /Course Code |
1211100077 |
ナンバリングコード /Numbering Code |
|
開講所属 /Course Offered by |
教養教育科目/ |
曜日コマ /Day, Period |
月/Mon 5 |
開講区分 /Semester offered |
前期/first semester |
単位数 /Credits |
2.0 |
学年 /Year |
1,2,3,4 |
主担当教員 /Main Instructor |
山田 勝也/YAMADA KATSUYA |
科目区分 /Course Group |
教養教育科目 人間・生命 |
教室 /Classroom |
|
必修・選択 /Required/Elective |
|
遠隔授業 /Remote lecture |
No |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Faculty/Department |
---|---|
土岐 力/TOKI TSUTOMU | 医学研究科/ |
青木 昌彦/AOKI MASAHIKO | 医学研究科/ |
二神 真行 | 医学研究科/ |
石戸 圭之輔 | 医学研究科/ |
渡邉 純/WATANABE JUN | 保健学研究科/ |
澤谷 学/SAWAYA MANABU | 医学研究科/ |
大鹿 周佐/OHSHIKA SHUSA | 医学研究科/ |
山田 勝也/YAMADA KATSUYA | 医学研究科/ |
難易度(レベル) /Level |
レベル2 |
---|---|
対応するCP/DP /CP/DP |
CP・DP 1 見通す力 |
授業としての具体的到達目標 /Concrete arrival target as the class |
○医学ならびにその近接領域についての学識を得ること ○上記学問の知識や技能に基づいて,医療を理解できるようになること |
授業の概要 /Summary of the class |
現在、日本人の二人に一人は、一生のうちに何らかのがんに罹患します。またがんに対する人類の戦いは、著しい医学の進歩にもかかわらず、依然厳しい状況にあります。従って、皆さん自身、もしくはご家族や親しい方がいつかがんに罹患する可能性は、極めて高いと考えなくてはならないでしょう。そこで本授業は、身体の様々な部位に発生するがんの特徴、経過、がん化を誘発する要因、診断方法や診断基準、治療法などについて、臨床や研究の最前線で活躍されている弘前大学医学部附属病院や医学研究科、保健学研究科の専門家の先生方を講師として、それぞれご専門の立場からオムニバス形式で紹介します。 ヒトの身体は、多くの細胞から成り立っており、身体の部位により細胞の形や機能が異なります。また身体の細胞は違いに密接な繋がりをもっているため、理解することは容易ではありません。その意味で、がんを題材として細胞の正常と異常について学ぶことは、複雑な人体の構造や機能に関する理解を深める方法としても有効です。 今は様々な医療情報がネットを通じて手に入る時代です。しかし、がんの医療や研究は日々進歩しており、分類や診断方法、治療方法も変化しています。従って、医療現場で中心となって活躍されている様々な分野の先生方の生の声を聞き、かつ自由に質問をぶつけられる本講義は稀有な機会と言えるでしょう。先生方により考え方やご意見の相違もあるかもしれません。医学はヒトを対象とする自然科学であると考えると、ご意見の違いがあることは正常で健全なことです。皆さんは講義を自らがんや健康について考えるきっかけにしてください。 例年、本講義には医学部や保健学科のみならず、全学部から満遍なく学生さんが参加します。皆さんには講義で扱うテーマの中から一つを選び、同じテーマを選んだ学生さんと学部横断的なグループを作り、協力してテーマについて調べ、講義の最後の二回の時間を使ってグループ発表をし、他の学生さんからの質問に答えてもらいます。自ら調べることにより、講義の聴講だけではわからなかった知識が得られ、また疑問も生じるかもしれません。その疑問を講義で講師の先生にぶつけてください。また他学部の学生さんと一緒に準備し発表することは貴重な経験になると思います。本講義が、将来様々な分野で活躍される皆さんの日常生活に役立っていくことを願っています。 |
授業の内容予定 /Contents plan of the class |
第1回 4/19(月)山田 勝也(分子輸送学講座)オリエンテーション及び学部横断的なグループ分け 第2回 4/26(月)青木昌彦 (放射線科学講座) 画像によるがん診断 第3回 5/10(月)石戸 圭之輔 (消化器外科学講座) 消化器外科領域のがん 第4回 5/17(月)二神真行 (産科婦人科学講座) 子宮頸がん、子宮体がん、卵巣がん 第5回 5/24(月)土岐 力 (小児科学講座) 白血病に関連して 第6回 5/31(月)渡邊 純 (保健学研究科生命科学領域) がんの病理診断総論 第7回 6/7(月) 青木昌彦 (放射線科学講座) 放射線治療の最前線 第8回 6/14(月)二神真行 (産科婦人科学講座) 外陰がん、膣がん、絨毛性疾患、子宮筋腫 第9回 6/21(月)三上達也 (附属健康未来イノベーションセンター) 胃がんと大腸がんを知る-最新の内視鏡診断から治療まで 第10回 6/28(月)大鹿周佐 (整形外科学講座) 骨・軟部腫瘍(肉腫について) 第11回 7/5(月) 後藤慎太郎 (病理生命科学講座) がんの病理診断各論 第12回 7/12(月)後藤慎太郎 (病理生命科学講座) がんの病理診断各論 第13回 7/19(月)山田勝也 (分子輸送学講座) 試験 (グループ発表および質疑応答1) 第14回 7/26(月)山田勝也 (分子輸送学講座) 試験 (グループ発表および質疑応答2) 第15回 8/2(月) 山田勝也 (分子輸送学講座) 試験 (グループ発表および質疑応答3) |
成績評価方法及び採点基準 /A scholastic evaluation method and marking standard |
第1回目(4/19)の講義において、第2-12回までの講義の中から各自が興味をもつ特定のがん、もしくは診断や治療をテーマとして一つ選び、同じテーマを選択した学生同士で学部横断的なテーマ別グループを形成します。各グループ毎に学生用メールアドレスを通じて互いに連絡を取り合い、選んだテーマについて調べ、第13-15回目の講義時間に発表してもらいます。初回講義に参加しなかった者は第3回目の講義までには必ずいずれかのグループに所属するようにしてください。学生用メールアドレスに、グループ分けその他重要な情報を伝達しますので、必ず目を通すこと。第13-15回目は自身の発表の有無によらず、診断書や忌引等やむを得ない場合を除き、必ず出席すること。採点基準は、発表者については発表態度や発表内容への理解度、質問への受け答えを、また質問者については、発表内容をしっかり聞いての質問であったか、独自性のある質問であったか、質問の適切性(他の人と同じ質問を繰り返さないなど)を評価します。各講義の予習や復習、発表準備を行えば、自然に独自の質問や素朴な質問が芽生えてくると思います。知識内容の優劣は直接評価の基準としませんので安心して質問してください。発表会で質問のない場合は評価できませんので注意してください。出席が著しく不足する場合は評価の対象となりません。 |
予習及び復習等の内容 /Contents such as preparations for lessons and the review |
参考書もしくはWikipediaでもよいのですので、ぜひ講義内容の予習を行ってから講義に臨んでください。Wikipediaは左下のEnglishを押して英語版に切替えることでよりよく知ることができる場合が多いと思います。英語が読みにくければ自動翻訳も一つの方法です。皆さん自身やご家族、知り合いなどががんになった時に、あの時聞いておけばよかったと後悔しないように講義後もしくは講義中でも構いませんので、質問してください。また質問は山田宛にメールすれば各講師の先生に転送します。講義後等の機会を利用してグループ毎に連絡を取り合い、違う意見や経験に触れ、それらをまとめていくプロセスを経験してください。 |
教材・教科書 /The teaching materials, textbook |
特定の教科書は使用しません。先生方から提供される講義内容を参考にしてください。 放射線科学講座 青木昌彦 消化器外科学講座 石戸圭之輔 附属健康未来イノベーションセンター 三上達也 産科婦人科学講座 二神真行 小児科学講座 土岐力 整形外科学講座 大鹿周佐 保健学研究科生命科学領域 渡邊純 病理生命科学講座 後藤慎太郎 分子輸送学講座 山田勝也 |
参考文献 /bibliography |
DVDブック NHKスペシャル「立花隆 思索ドキュメント がん 生と死の謎に挑む」(株)文芸春秋 発行 自分が興味をもったがん種に関する「がん取り扱い規約」が参考になります。例えば婦人科がんであれば、日本産科婦人科学会・日本病理学会・日本医学放射線学会・日本放射線腫瘍学会編「婦人科がん取り扱い規約」金原出版(株) |
留意点・予備知識 /Point to keep in mind, back ground |
第1回目(4/19)の講義において、第2-12回までの講義の中から各自が興味をもつ特定のがん、もしくは診断や治療をテーマとして一つ選び、同じテーマを選択した学生同士で学部横断的なテーマ別グループを形成します。各グループ毎に学生用メールアドレスを通じて互いに連絡を取り合い、第13-15回目に実施するグループ発表の準備を行うこと。初回講義に参加しなかった者は第4回目の講義までには必ずいずれかのグループに所属するようにしてください。学生用メールアドレスに、グループ分けその他重要な情報を伝達しますので、必ず目を通すこと。第13-15回目は、各自の質疑の内容で評価を行うので、自分が発表しない日であっても診断書やその他やむを得ない事情が無い限り、必ず出席すること。 受講希望者とのやりとりは学生用アドレスを用いて行いますが、連絡が取れない場合や、グループ分けなどの重要事項を確認する際、各自の電話番号にこちらから確認することがあります。 |
授業内容に関する質問・疑義等 /Question, doubt about class contents |
質問することで同じ講義が変化する様子を体験してください。講師は皆さんからの初歩的な質問を待っています。学生用メールアドレスからEメールにて山田まで問い合わせてください。 |
Eメールアドレス・HPアドレス /E-mail address, HP address |
山田勝也 kyamada[at]hirosaki-u.ac.jp [at]を@に置き換えてください。 HPアドレス http://www.med.hirosaki-u.ac.jp/~transport/index.html |
学問分野1(主学問分野) /Discipline 1 |
|
学問分野2(副学問分野) /Discipline 2 |
|
学問分野3(副学問分野) /Discipline 3 |
|
実務経験のある教員による授業科目について /About the class subject by the teacher with the work experience |
|
地域志向科目 /Local intention subject |
なし |
授業形態・授業方法 /Class form, class method |
「医学・医療の世界-がんを知る-」 オムニバス形式 放射線科学講座 青木昌彦 消化器外科学講座 石戸圭之輔 附属健康未来イノベーションセンター 三上達也 産科婦人科学講座 二神真行 小児科学講座 土岐力 整形外科学講座 大鹿周佐 保健学研究科生命科学領域 渡邊純 病理生命科学講座 後藤慎太郎 分子輸送学講座 山田勝也 様々ながんについて、現場でがんの診断や治療、研究に第一線でご買う役されている弘前大学の各科の先生方にそれぞれ専門のがんに関して講義をしてもらいます。また、学生さんが学部横断的なチームを作り、自ら調べ、共同で発表し、会場から自由に質疑し、また応答する機会を設けるアクティブラーニングを取り入れています。 |
科目ナンバー /The subject number |
LA-2-6510-I50 |
メディア授業による著作物利用の有無について /Whether or not copyrighted works are used in media classes |
無/Nothing |
その他 /Others |
様々ながんについて、現場でがんの診断や治療、研究に第一線でご買う役されている弘前大学の各科の先生方にそれぞれ専門のがんに関して講義をしてもらいます。 |
No. | 回(日時) /Time (date and time) |
主題と位置付け(担当) /Subjects and instructor's position |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考 /Notes |
---|---|---|---|---|
該当するデータはありません |