科目一覧へ戻る | 2021/09/17 現在 |
開講科目名 /Course |
化学の世界-毒の話-/The World of Chemistry-poisons, toxins, and venoms, viewing from chemistry- |
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時間割コード /Course Code |
1211100246 |
ナンバリングコード /Numbering Code |
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開講所属 /Course Offered by |
教養教育科目/ |
曜日コマ /Day, Period |
木/Thu 3 |
開講区分 /Semester offered |
前期/first semester |
単位数 /Credits |
2.0 |
学年 /Year |
1,2,3,4 |
主担当教員 /Main Instructor |
橋本 勝/HASHIMOTO MASARU |
科目区分 /Course Group |
教養教育科目 自然・科学 |
教室 /Classroom |
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必修・選択 /Required/Elective |
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遠隔授業 /Remote lecture |
No |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Faculty/Department |
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橋本 勝/HASHIMOTO MASARU | 農学生命科学部/ |
難易度(レベル) /Level |
レベル2 |
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対応するCP/DP /CP/DP |
CP・DP 1 見通す力 |
授業としての具体的到達目標 /Concrete arrival target as the class |
○化学ならびにその近接領域についての学識を得ること ○上記学問の知識や技能に基づいて,化学現象を理解できるようになること |
授業の概要 /Summary of the class |
○私たちの周りには、様々な毒が存在することを知る。 ○毒物がどのように利用・悪用されてきたかを知る。 ○毒性の発現の理由の概要を知る。 ○中毒事故を防ぐ社会の仕組みを知る。 ○毒物研究が科学の発展に貢献してきたことを知る。 |
授業の内容予定 /Contents plan of the class |
1)この講義の進め方 2)中毒とは 3)アルコールの毒 4)古代からの毒物 5)身近な毒 6)戦争、殺人に用いられた毒 7)フグ、トリカブト、ベラドンナの毒 8)覚せい剤、麻薬 9)海生生物の毒 10)陸上動物の毒 11)植物の毒 12)カビの毒 13)ドーピング 14)放射能の毒 15)薬害 |
成績評価方法及び採点基準 /A scholastic evaluation method and marking standard |
講義終了後に講義内容の確認を含めたミニレポートを課します。(Teams上で提出、50%) 期末レポート(50%) |
予習及び復習等の内容 /Contents such as preparations for lessons and the review |
シラバスの計画に基づき、講義で登場する毒とは何かをよく考えてから講義に臨んでください。 毎回のミニレポート作成で講義内容を復習していただきます。 |
教材・教科書 /The teaching materials, textbook |
教科書は特に使用しません。 |
参考文献 /bibliography |
講義の構築に以下の書籍を参考にしました。興味の持った内容を掘り下げてみることを勧めます。(ただし、絶版本もあります。) 1. 斉藤勝裕、「毒と薬のひみつ」、ソフトバンククリエイティブ 2. 斉藤勝裕、「毒の事件簿、歴史は毒で作られる」、技術評論社 3. 田中真知、「へんな毒、すごい毒、こっそり打ち明ける毒学入門」、技術評論社 4. 佐藤健太郎、「世界史を変えた薬」講談社現代新書 5. 山崎幹夫、「毒の話」、中公新書 6. 山崎幹夫、「薬の話」、中公新書 7. 山崎幹夫、「面白いほどよくわかる薬と薬」、日本文芸社 8. 山崎幹夫ら、「天然の毒、毒草、毒虫、毒魚」、講談社サイエンティフィック 9. Anthony T. Tu、「事件から見た毒 トリカブトからサリンまで」、化学同人 10. Anthony T. Tu、「毒物中毒用語辞典」、化学同人 11. Anthony T. Tu、「サリン事件、科学者の目でテロの真相に迫る」、東京化学同人 12. Anthony T. Tu、「世の中に潜む毒物」、東京化学同人 13. 船山信次、「毒の科学、毒と人間のかかわり」ナツメ社 14. 船山信次、「毒と薬の世界史、ソクラテス、錬金術、ドーピング」ナツメ社 15. チョ・ギョンチョル「Why?有毒生物」学研 16. 福岡大学学生部編、「酒、ドラッグ、そしてエイズ」、三共出版 |
留意点・予備知識 /Point to keep in mind, back ground |
学んだ知識で人を傷つけることを決してしないでください。 現在の技術ではほとんどの毒の場合、痕跡量でも特定することは可能です。特定できない無い場合は、特に知識がある人物であると特定が容易です。 毒を用いた傷害事件では必ず犯人が特定されています。 ミニレポート作成の留意点 1.講義内容をもとに一歩踏み込んで自宅学習し、レポートを作成してください。 2.レポート内容にはある程度の幅を持たせて受け付けますが、講義内容とあまりにも関係がない場合は減点の対象としますので注意してください。 3.毒の性質を羅列した。ミニ百科事典にしないように気を付けてください。 4.WEBを情報源にして構いませんが、出典を記してください。 5.適切な図表の使用は議論の内容を伝えるうえで効果的です。ただし、WEBページなどのコピー&ペーストは減点します。 期末レポート作成の留意点 1. 50%の評価配点 = 重要視していると理解ください。(作成にはある程度時間が必要です。時間に余裕をもって開始してくださいの意味です) 2. 毒に関する書籍を一冊読破して、レポート作成に臨んでください。書籍には著者からのメッセージがあります。 3. 時には更に複数の資料を調べる必要があります。 4. 毒に関するミニ百科事典を作成することが目標ではありません。自身の経験や考えを盛り込んでレポートを作成してください。 6. インターネットも情報源として利用することは簡便且つ有用ですが、信憑性にかけるものも多々あり、書物からの情報を基本としてください。(書籍でも嘘や間違いはありますが、少なくとも編集者のチェックが入っており、ある程度客観性が担保されています。) 7. 構造や図は下手でも構わないので自分で作成してください。コピペでは記憶に残りません。 |
授業内容に関する質問・疑義等 /Question, doubt about class contents |
月曜日12:00-14:00 |
Eメールアドレス・HPアドレス /E-mail address, HP address |
e-mail:hmasaru@cc.hirosaki-u.ac.jp |
学問分野1(主学問分野) /Discipline 1 |
E33:有機化学およびその関連分野 |
学問分野2(副学問分野) /Discipline 2 |
E37:生体分子化学およびその関連分野 |
学問分野3(副学問分野) /Discipline 3 |
F38:農芸化学およびその関連分野 |
実務経験のある教員による授業科目について /About the class subject by the teacher with the work experience |
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地域志向科目 /Local intention subject |
なし |
授業形態・授業方法 /Class form, class method |
パワーポイントを使用して講義を勧めます。 |
科目ナンバー /The subject number |
LA-2-5508-E33 |
メディア授業による著作物利用の有無について /Whether or not copyrighted works are used in media classes |
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その他 /Others |
実務(財団法人の研究者)経験のある教員が担当する。 連絡はメールあるいはTeams上で行います。 |
No. | 回(日時) /Time (date and time) |
主題と位置付け(担当) /Subjects and instructor's position |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考 /Notes |
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該当するデータはありません |