科目一覧へ戻る | 2021/09/17 現在 |
開講科目名 /Course |
地球環境-気候変動と現代社会①-/Global Environment-Climate Change and Our Society- |
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時間割コード /Course Code |
1212100071 |
ナンバリングコード /Numbering Code |
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開講所属 /Course Offered by |
教養教育科目/ |
曜日コマ /Day, Period |
火/Tue 5 |
開講区分 /Semester offered |
後期/second semester |
単位数 /Credits |
2.0 |
学年 /Year |
1,2,3,4 |
主担当教員 /Main Instructor |
野尻 幸宏/NOJIRI YUKIHIRO |
科目区分 /Course Group |
教養教育科目 グローバル科目 |
教室 /Classroom |
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必修・選択 /Required/Elective |
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遠隔授業 /Remote lecture |
No |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Faculty/Department |
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野尻 幸宏/NOJIRI YUKIHIRO | 理工学研究科/ |
難易度(レベル) /Level |
レベル2 |
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対応するCP/DP /CP/DP |
CP・DP 1 見通す力 |
授業としての具体的到達目標 /Concrete arrival target as the class |
○21世紀の人類全体の課題である地球環境に関する見識を深めること ○地球環境に関する知識を活用して,21世紀の人類全体の課題である地球環境について,学際的な観点から理解すること |
授業の概要 /Summary of the class |
○気候変動の科学について広く学ぶ。 ○気候変動の自然と社会への影響について広く学ぶ。 ○気候変動の対策について広く学ぶ。 ○これらのことを学ぶために、国連IPCC(気候変動に関する政府間パネル)による報告書を読む。講義においては、報告書を読み進めながら、その都度、必要な解説が加えられる。 ○問題全体の理解を通して、重要な環境問題である気候変動が、自然科学・現代社会・国際関係と深く関連していることを学ぶ。 |
授業の内容予定 /Contents plan of the class |
IPCC(気候変動に関する政府間パネル)による報告書は、3つの作業部会が作成し、最も詳細な本文、重要な事項をまとめた技術要約、特に重要な事項をまとめた政策決定者向け要約(SPM)からなります。 本講義では、SPMの和訳を用いて、気候変動の自然科学、自然生態系と人間社会への影響、気候変動を抑制する対策について学びます。 第 1回 ガイダンス 気候変動とは 第 2回 第1作業部会報告書「自然科学的根拠」:観測された気候の変化 第 3回 第1作業部会報告書「自然科学的根拠」:気候変動をもたらす要因 第 4回 第1作業部会報告書「自然科学的根拠」:気候システムの理解 第 5回 第1作業部会報告書「自然科学的根拠」:気候の将来予測と気候の安定化(小テスト) 第 6回 第2作業部会報告書「影響、適応及び脆弱性」:気候変動の観測された影響 第 7回 第2作業部会報告書「影響、適応及び脆弱性」:将来のリスクと適応の機会 第 8回 第2作業部会報告書「影響、適応及び脆弱性」:各地域のリスクと適応の可能性 第 9回 第2作業部会報告書「影響、適応及び脆弱性」:将来のリスクマネジメント(小テスト) 第10回 第3作業部会報告書「気候変動の緩和」:気候変動の緩和とは 第11回 第3作業部会報告書「気候変動の緩和」:緩和経路および緩和措置 第12回 第3作業部会報告書「気候変動の緩和」:部門別および部門横断の緩和経路 第13回 第3作業部会報告書「気候変動の緩和」:緩和政策および制度(小テスト) 第14回 地球炭素循環について(気候変動の科学に関する復習) 第15回 本当に不都合な真実とは(持続可能な将来社会に必要な温暖化対策とその意義、全体の復習) |
成績評価方法及び採点基準 /A scholastic evaluation method and marking standard |
3回の小テスト :各20% 各作業部会報告書解説の最終回(5, 9, 13回)を予定しています。 平常評価(講義への参加度): 40% 小テストのない講義の各回では、その回の内容の重要項目を確認し、メモを提出します。 |
予習及び復習等の内容 /Contents such as preparations for lessons and the review |
報告書の和訳冊子を講義後に読み返すことで理解を深めてください。より詳細に学習するためには、参考文献として示す環境省のURLに図解解説資料や英文の原報告書へのリンクがありますので、参照することが勧められます。 |
教材・教科書 /The teaching materials, textbook |
講義で読む「気候変動2014 IPCC第5次評価報告書 政策決定者向け要約」の和訳はホームページで公開されているので、ダウンロードして印刷することができます。ただし、製本した印刷冊子が扱いやすいので、講義時に購入することを勧めます。実費相当(1200円程度)で頒布します。2016年度以来行っている講義ですので、受講済みの学生から譲り受けることも勧められます。 |
参考文献 /bibliography |
IPCC第5次評価報告書の政策決定者向け要約の和訳は、 第一作業部会は気象庁・文部科学省 第二作業部会と統合報告書は環境省 第三作業部会は経済産業省のホームページで公開されています。 これらは環境省の下記URLに統合されています。理解を助ける解説資料も公開されています。 http://www.env.go.jp/earth/ipcc/5th/ |
留意点・予備知識 /Point to keep in mind, back ground |
和訳冊子を、初回あるいは2回目の講義時に購入してください。 毎年11月から12月に開催される気候変動枠組み条約の締約国会議(COP2Xといわれる)では、世界の気候変動への取り組みが議論されます。このような、気候変動に関する国際動向のニュースに関心を持つことは、講義の理解を助けます。 |
授業内容に関する質問・疑義等 /Question, doubt about class contents |
オフィスアワー(後期):水曜 8:40~10:10 理工学部1号館515号室 質問は、チャットによる連絡がもっとも推奨されます |
Eメールアドレス・HPアドレス /E-mail address, HP address |
nojiri AT hirosaki-u.ac.jp ATを半角@に変えてください |
学問分野1(主学問分野) /Discipline 1 |
B17:地球惑星科学およびその関連分野 |
学問分野2(副学問分野) /Discipline 2 |
K63:環境解析評価およびその関連分野 |
学問分野3(副学問分野) /Discipline 3 |
K64:環境保全対策およびその関連分野 |
実務経験のある教員による授業科目について /About the class subject by the teacher with the work experience |
実務経験 |
地域志向科目 /Local intention subject |
なし |
授業形態・授業方法 /Class form, class method |
講義:上記報告書和訳冊子を毎回8ページ程度ずつ読み進めます。重要な図表等について、その都度詳細に解説をします。 |
科目ナンバー /The subject number |
LA-2-2402-B17 |
メディア授業による著作物利用の有無について /Whether or not copyrighted works are used in media classes |
無/Nothing |
その他 /Others |
実務経験:担当教員は、内閣府科学技術政策担当部局で、2004-2006年に、日本の環境およびエネルギーの研究の取りまとめと基本計画策定を実施しました。IPCCによる国連報告書(2007年および2014年)において、執筆者グループメンバーとして取りまとめにあたりました。 |
No. | 回(日時) /Time (date and time) |
主題と位置付け(担当) /Subjects and instructor's position |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考 /Notes |
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該当するデータはありません |