科目一覧へ戻る | 2021/09/17 現在 |
開講科目名 /Course |
青森の文化-弘前藩の古武術-/Culture of Aomori-Classical martial arts of Hirosaki- |
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時間割コード /Course Code |
1212100237 |
ナンバリングコード /Numbering Code |
|
開講所属 /Course Offered by |
教養教育科目/ |
曜日コマ /Day, Period |
木/Thu 3 |
開講区分 /Semester offered |
後期/second semester |
単位数 /Credits |
2.0 |
学年 /Year |
1,2,3,4 |
主担当教員 /Main Instructor |
下田 雄次/SHIMODA YUJI |
科目区分 /Course Group |
教養教育科目 ローカル科目 |
教室 /Classroom |
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必修・選択 /Required/Elective |
選択必修 |
遠隔授業 /Remote lecture |
No |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Faculty/Department |
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下田 雄次/SHIMODA YUJI | 教養教育開発実践センター/ |
難易度(レベル) /Level |
レベル2 |
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対応するCP/DP /CP/DP |
CP・DP 1 見通す力 |
授業としての具体的到達目標 /Concrete arrival target as the class |
○青森の文化・文化財に関わりのある見識を深めること ○青森に根ざす様々な文化・文化財を題材として,青森の地域社会を理解すること |
授業の概要 /Summary of the class |
○弘前藩に伝わった武士の技・古武術(居合術、剣術)を題材にしながら、無形文化の保護・継承問題を考えます。 ○「腰を落とした姿勢」や「ナンバの動き」など、我が国の無形文化を支えている基本的な身体技法の特質を学びながら、現在の私たちの日常における身体の常識(立ち姿や歩き方など)を相対化してゆきます。我々が「当たり前」に思っている身体のあり方を疑う視点を学びます。 ○武術伝承者の方々を講師にお招きして、実際に弘前藩に伝わる古流の居合や剣術を体験的に学習します(弘前藩伝・林崎新夢想流居合/卜傳流剣術)。 ○スポーツや日常生活に活用できる武術的な身体づかいも学べます。 ※本講座で対象にする武術は「剣道」や「居合道」など、いわゆる現代武道とは異なりますので、了承の上、履修してください。 |
授業の内容予定 /Contents plan of the class |
1 オリエンテーション、本授業の概要説明/弘前藩の古武術について(概要) 2 「古武術」について/弘前藩の武術について/本講座で対象にする武術について 3 古流の武術を支える身体技法の特質/近代化による日常の身体(立ち姿、歩き方など)の変容について 4 古流の武術に見られる稽古(練習)方法について(形稽古の考え方、身体的側面と精神的側面) 5 武士が用いた武具について(日本刀、槍、棒、弓、鎧、ほか)/★レポート出題 6 古武術の体験的学習(導入編):「古武術的な動き」の体験的学習(体幹・重力・慣性力を使う、脚を受動的に使う) 7 古武術の体験的学習(導入編):「古武術的な動き」の体験的学習(体幹・重力・慣性力を使う、脚を受動的に使う) 8 古武術の体験的学習(弘前藩伝林崎新夢想流居合/卜傳流剣術):講師による武術実演/刀の扱い方について 9 古武術の体験的学習(弘前藩伝林崎新夢想流居合/卜傳流剣術):卜傳流剣術と林崎流居合の初歩の形 10 古武術の体験的学習(弘前藩伝林崎新夢想流居合/卜傳流剣術):卜傳流剣術と林崎流居合の初歩の形 11 古武術の体験的学習(弘前藩伝林崎新夢想流居合/卜傳流剣術):卜傳流剣術と林崎流居合の初歩の形 12 古武術の体験的学習(弘前藩伝林崎新夢想流居合/卜傳流剣術):卜傳流剣術と林崎流居合の初歩の形 13 古武術の体験的学習(弘前藩伝林崎新夢想流居合/卜傳流剣術):稽古と演武会(習得した技をグループで披露します) 14 文化財の活用事例:弘前市内の武家住宅における武術実演、無形文化と有形文化の再融合(武術学習の体験を振り返りながら事例を学びます) / 15 振り返り/★レポート提出 ※武術の講師は、小山隆秀氏(卜傳流剣術保存会/武術研究稽古会修武堂)、外崎源人氏(弘前藩伝林崎新夢想流居合稽古会)のお二人です。実技の場では、講師の方々に、これまの伝承活動における様々な体験談も教えていただきます。 ※武術の実習について、身体を通した学びをすることが目的であり、各人の技量の良し悪しで成績を判定するものではありません。第13回では、授業内で演武会を予定しています。未経験者を対象にすることを想定したカリキュラムです。初心者や女性でも無理なく参加できる内容にしています。 ※毎回の授業でリアクションペーパー(RP)の提出(任意)を受け付けます(評価対象)。 |
成績評価方法及び採点基準 /A scholastic evaluation method and marking standard |
平常評価 5割(積極性や、リアクションペーパー(RP)の内容に基づきます) レポート 5割 ※RPやレポートは各自なりの問題意識に基づいて書かれたものをとくに評価します。 |
予習及び復習等の内容 /Contents such as preparations for lessons and the review |
授業内で指示します。 |
教材・教科書 /The teaching materials, textbook |
稽古用の簡易的な木刀を使用するため、各自で購入します(2千円以内、授業で案内します)。 教科書は使用しません、必要な資料は随時配付します。 |
参考文献 /bibliography |
『ナンバの身体論 体が喜ぶ動きを探求する』矢野 龍彦、金田 伸夫、長谷川 智、古谷 一郎、光文社、2004 『国家と音楽 伊澤修二がめざした日本近代』奥中康人、春秋社、2008 奥中 康人 (著) 【参考映像】 弘前藩伝 林崎新夢想流居合 https://www.youtube.com/watch?v=ewlKZ8g6LvM 卜傳流剣術 https://www.youtube.com/watch?v=bqIL1lE-tmk 弘前藩伝 林崎新夢想流居合(基本的な座り方、フキョについて) https://www.youtube.com/watch?v=xIXBEsP-Ofo&t=1s 武家屋敷での武術実演 https://www.youtube.com/watch?v=hNbhdv0Hs0Y |
留意点・予備知識 /Point to keep in mind, back ground |
特になし |
授業内容に関する質問・疑義等 /Question, doubt about class contents |
質問に関しては、授業中もしくは授業終了後に受け付けます。 |
Eメールアドレス・HPアドレス /E-mail address, HP address |
yuji.s.jpn[a]gmail.com [a]を@に変更して送信してください。 |
学問分野1(主学問分野) /Discipline 1 |
A04:地理学,文化人類学,民俗学およびその関連分野 |
学問分野2(副学問分野) /Discipline 2 |
I59:スポーツ科学、体育、健康科学およびその関連分野 |
学問分野3(副学問分野) /Discipline 3 |
A01:思想,芸術およびその関連分野 |
実務経験のある教員による授業科目について /About the class subject by the teacher with the work experience |
実務経験 |
地域志向科目 /Local intention subject |
地域志向科目 |
授業形態・授業方法 /Class form, class method |
講義形式だけでなく、初歩的な武術(居合術・剣術)の実習もあります。 |
科目ナンバー /The subject number |
LA-2-1206-A04 |
メディア授業による著作物利用の有無について /Whether or not copyrighted works are used in media classes |
有/Yes |
その他 /Others |
実務教員(古流武術の伝承・弘前藩伝林崎新夢想流居合、古流居合の稽古会を主宰) |
No. | 回(日時) /Time (date and time) |
主題と位置付け(担当) /Subjects and instructor's position |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考 /Notes |
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該当するデータはありません |