科目一覧へ戻る | 2021/09/17 現在 |
開講科目名 /Course |
道徳の理論と授業実践のあり方/Theory and practice about moral education |
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時間割コード /Course Code |
P212000001 |
ナンバリングコード /Numbering Code |
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開講所属 /Course Offered by |
教育学研究科/ |
曜日コマ /Day, Period |
月 1 |
開講区分 /Semester offered |
後期/second semester |
単位数 /Credits |
2.0 |
学年 /Year |
1,2 |
主担当教員 /Main Instructor |
森本 洋介/MORIMOTO YOSUKE |
科目区分 /Course Group |
大学院(専門職学位課程) |
教室 /Classroom |
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必修・選択 /Required/Elective |
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遠隔授業 /Remote lecture |
No |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Faculty/Department |
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三上 雅生/MIKAMI MASAO | 教育学部/ |
森本 洋介/MORIMOTO YOSUKE | 教育学部/ |
天坂 文隆 | 教育学研究科/ |
難易度(レベル) /Level |
レベル5 |
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対応するDP /DP |
DP1, DP2, DP3, DP4 |
授業としての具体的到達目標 /Concrete arrival target as the class |
【学部卒院生の到達目標】 学習指導要領を含む道徳教育の歴史的な経緯及び授業づくりにあたっての理論的な背景について理解する。そのうえで、「考える道徳」、「議論する道徳」を具体的に実践するための方略について理解しながら、自分自身でそのような授業を構想できるようになることを通じて「自律的発展力」、「協働力」、「省察力」、「課題探究力」を身につけられるようになる。 【現職教員院生の到達目標】 学習指導要領を含む道徳教育の歴史的な経緯及び授業づくりにあたっての理論的な背景について理解する。そのうえで、「考える道徳」、「議論する道徳」を具体的に実践するための方略について自らのこれまでの実践を振り返りながら、自分自身でそのような授業を構想・実践できるようになることを通じて「自律的発展力」、「協働力」、「省察力」、「課題探究力」を身につけられるようになる。 |
授業の概要 /Summary of the class |
道徳教育の歴史的背景と理論的な背景を踏まえ,「道徳的諸価値についての理解を基に,自己を見つめ,物事を多面的・多角的に考え,自己の生き方についての考えを深める学習」に関する理解・考察を行うとともに,「道徳的な判断力,心情,実践意欲と態度」を育てる実践のあり方を教材研究や授業研究の視点から考察する。なお,全回とも演習を基本とし,研究者教員と実務家教員のティーム・ティーチングにより行う。 |
授業の内容予定 /Contents plan of the class |
授業計画 第1回:オリエンテーション、授業概要と日程の説明(担当:森本洋介・天坂文隆) 講義全体の内容を通観し、受講生の課題意識を深める。また、授業の進め方についての共通理解を図る。(Teamsを併用する) 第2回:学習指導要領を読む(戦前)(担当:森本洋介・天坂文隆) 戦前の道徳教育についての基本的理解を図り、その今日的意義について考察する。(Teamsを併用する) 第3回:学習指導要領を読む(戦後~「特別の教科」化前)(担当:森本洋介・天坂文隆) 戦後から「特別の教科」になる前の道徳教育についての基本的理解を図り、道徳教育の教育課程上のあり方について考察する。(Teamsを併用する) 第4回:学習指導要領を読む(「特別の教科道徳」)(担当:森本洋介・天坂文隆) 「特別の教科道徳」についての基本的理解を図り、その経緯や「特別の教科」になったことの意義について考察する。(Teamsを併用する) 第5回:道徳教育における理論を学ぶ(担当:森本洋介・天坂文隆) 一般的な道徳教育に関する理論的背景についての基本的理解を図り、理論が実践とどのように結びつくのかについて考察する。(Teamsを併用する) 第6回:教科書を分析する(「主として自分自身に関すること」をテーマに)(担当:森本洋介・天坂文隆) 「主として自分自身に関すること」をテーマとした読みもの資料について教材検討を行う(資料の選定は受講者との合議によって決定する)。(Teamsを併用する) 第7回:教科書を分析する(「主として人との関わりに関すること」をテーマに)(担当:森本洋介・天坂文隆) 「主として人との関わりに関すること」をテーマとした読みもの資料について教材検討を行う(資料の選定は受講者との合議によって決定する)。(Teamsを併用する) 第8回:教科書を分析する(「主として集団や社会との関わりに関すること」をテーマに)(担当:森本洋介・天坂文隆) 「主として集団や社会との関わりに関すること」をテーマとした読みもの資料について教材検討を行う(資料の選定は受講者との合議によって決定する)。(Teamsを併用する) 第9回:教科書を分析する(「主として生命や自然、崇高なものとの関わりに関すること」をテーマに)(担当:森本洋介・天坂文隆) 主として生命や自然、崇高なものとの関わりに関すること」をテーマとした読みもの資料について教材検討を行う(資料の選定は受講者との合議によって決定する)。(Teamsを併用する) 第10回:実践を分析する(授業記録ビデオの視聴)(担当:森本洋介・天坂文隆) 他者が行った授業実践を記録したビデオ(およそ2時間分)を視聴する。(Teamsを併用する) 第11回:実践を分析する(視聴したビデオに関して議論する)(担当:森本洋介・天坂文隆) 第10回で視聴した道徳の授業について検討する。(Teamsを併用する) 第12回:「考え、議論する道徳」を構想する(これまでの授業内容の振り返りから構想を練る)(担当:森本洋介・天坂文隆) これまで受講してきた内容を基に、受講者自身が実践することを念頭においた指導案(略案)を作成するため、これまでの授業を全体的に振り返るための議論を行う。(Teamsを併用する) 第13回:「考え、議論する道徳」を構想する(自分の授業構想を作成する)(担当:森本洋介・天坂文隆) これまで受講してきた内容を基に、受講者自身が実践することを念頭においた指導案(略案)を作成する。(Teamsを併用する) 第14回: 作成した授業構想を発表し、議論する(担当:森本洋介・天坂文隆) 第13回で作成した指導案を発表し、受講者全員と教員で小グループに分かれて議論する。(Teamsを併用する) 第15回:全体のまとめ(担当:森本洋介・天坂文隆) これまでに行った授業の内容を振り返りながら、今日における道徳教育のあり方について考察する。(Teamsを併用する) |
成績評価方法及び採点基準 /A scholastic evaluation method and marking standard |
授業における態度や議論への積極的な参加(50%)、授業中に出された課題(文献講読での発表資料、授業構想等)の提出(50%)。学部卒院生と現職教員院生に共通して、道徳教育の歴史的な経緯及び授業づくりにあたっての理論的な背景についての考察を行う課題を課して評価する。学部卒院生は、「考える道徳」、「議論する道徳」を具体的に実践するための方略について学んだことが自身の授業構想に活かされ、道徳教育における「自律的発展力」、「協働力」、「省察力」、「課題探究力」を身につけているかどうか、授業内での議論や課題を通じて評価する。現職教員院生は、「考える道徳」、「議論する道徳」を具体的に実践するための方略について学ぶことで自身のこれまでの授業実践を振り返り、今後の授業構想にそれらが活かそうとする態度の形成を通じて、道徳教育における「自律的発展力」、「協働力」、「省察力」、「課題探究力」を身につけているかどうか、授業内での議論や課題を通じて評価する。 |
予習及び復習等の内容 /Contents such as preparations for lessons and the review |
該当回の授業内容について関連文献を読んでくるなど、予習してくるとともに、終えた回については何を学び、何を考えたのかをワークシートに記録すること。ワークシートのフォーマットはTeamsでダウンロードできる。 |
教材・教科書 /The teaching materials, textbook |
特になし |
参考文献 /bibliography |
河野哲也(2011)『道徳を問いなおす』ちくま新書 松下良平(2011)『道徳教育はホントに道徳的か?』日本図書センター 小寺正一・藤永芳純編(2016)『四訂 道徳教育を学ぶ人のために』世界思想社 平成29年3月告示学習指導要領(小学校ないし中学校) |
留意点・予備知識 /Point to keep in mind, back ground |
学部卒院生については実習で行った道徳の指導案等があれば持参する。現職教員院生は自分が行った道徳授業の指導案や映像記録があれば持参する。 |
授業内容に関する質問・疑義等 /Question, doubt about class contents |
担当の森本のオフィスアワー 金曜16:00-17:30 に尋ねるか、Teamsないし電子メールにて連絡すること |
Eメールアドレス・HPアドレス /E-mail address, HP address |
morimoto%hirosaki-u.ac.jp(%を@に変換) http://db.jm.hirosaki-u.ac.jp/cybouz/db.exe?page=DBRecord&did=1988&vid=718&rid=1653&head=&hid=&sid=&rev=1&ssid=&fvid=18701&text=%90%58%96%7B%81%40%97%6D%89%EE&cal= |
学問分野1(主学問分野) /Discipline 1 |
A09:教育学およびその関連分野 |
学問分野2(副学問分野) /Discipline 2 |
該当なし |
学問分野3(副学問分野) /Discipline 3 |
該当なし |
地域志向科目 /Local intention subject |
地域志向科目 |
授業形態・授業方法 /Class form, class method |
基本的に演習形式で行う。授業第2回~第5回においては文献を事前に読み、その内容について授業時間に議論を行う。授業第6回~9回においては対象とする教材について事前に教材研究を行い、自分であればどこを発問にし、どのように授業を展開するかを考え来た上で、授業ではその内容の発表と議論を行う。第10回~14回においては、「考え、議論する道徳」を取り扱った授業の映像を分析し、その後自ら読み物資料を選んで「考え、議論する道徳」にしていくための指導案を作成し、受講者で検討する(研究授業を行う前の部内協議と考えればよい)。なお、毎回研究者教員と実務家教員のコメントを時間の許す限り行う。 |
科目ナンバー /The subject number |
GP-5-2300-A09 |
メディア授業による著作物利用の有無について /Whether or not copyrighted works are used in media classes |
無/Nothing |
その他 /Others |
森本は研究者教員、天坂は実務家教員(元中学校教員・校長経験者)である。 附属小学校における道徳の研究授業の観察を行う予定であるなど、青森県の学校の教育の実情における道徳教育のあり方に着目する回がある。 |
No. | 回(日時) /Time (date and time) |
主題と位置付け(担当) /Subjects and instructor's position |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考 /Notes |
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該当するデータはありません |