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授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る 2021/09/17 現在

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Course
教育における社会的包摂の課題研究/Research on the issues for social inclusion in Education
時間割コード
/Course Code
P212000045
ナンバリングコード
/Numbering Code
開講所属
/Course Offered by
教育学研究科/
曜日コマ
/Day, Period
水 4
開講区分
/Semester offered
後期/second semester
単位数
/Credits
2.0
学年
/Year
2
主担当教員
/Main Instructor
吉田 美穂/YOSHIDA MIHO
科目区分
/Course Group
大学院(専門職学位課程) 
教室
/Classroom
必修・選択
/Required/Elective
遠隔授業
/Remote lecture
No

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Faculty/Department
吉田 美穂/YOSHIDA MIHO 教育学研究科/
吉原 寛 教育学研究科/
甲田 隆/KOUTA TAKASHI 教育学研究科/
天坂 文隆 教育学研究科/
宍倉 慎次/SHISHIKURA SHINJI 教育学研究科/
三和 聖徳/MIWA SHOUTOKU 教育学研究科/
難易度(レベル)
/Level
レベル5
対応するDP
/DP
DP2
授業としての具体的到達目標
/Concrete arrival target as the class
○通常の学級における特別な教育的ニーズを抱える児童・生徒(外国につながりのある生徒・経済的に困窮した家庭の生徒など)についての理解を踏まえた上で、実際の事例に則した教育指導計画を作成することができること
○社会的包摂の観点から考察し、今後の学校現場での教育実践の在り方について展望することができること
授業の概要
/Summary of the class
基礎科目「教育における社会的包摂」での学びを基に展開される科目であり、学級において社会的包摂を実現させるために必要なことを考える科目である。この科目では、障害や貧困、外国ルーツなどの特別な教育的ニーズを抱える子どもに主眼を置きながら、社会的な包摂に向けた課題解決のため,実践的力量の向上を目指す。その過程では校内での連携体制と情報共有、学外の支援機関等との連携の実際等についても、実践的に学ぶ。そのために、各回の授業では、実習校での学びを踏まえた事例検討、個別支援に関わる教材の検討、支援事例を有する学校の参観や支援機関の参観とそれを踏まえた討議等で構成される。
授業の内容予定
/Contents plan of the class
授業計画
第1回:オリエンテーション
(担当:吉田美穂・他)
 講義全体の内容を通観し、受講生の課題意識を深める。また、授業の進め方についての共通理解を図る。

第2回:社会的包摂に向けた個別事例の検討
(担当:吉田美穂・他)
 「教育における社会的包摂」の観点から、事前レポートをもとに実習校での経験を踏まえて個別事例を検討するとともに、情報収集や校内連携上の課題を把握する。

第3回:社会的包摂に向けた学級環境のデザイン
(担当:吉田美穂・他)
 児童生徒への個別・集団支援を支える学級環境のデザインの在り方を考えるとともに、物理的環境、人的環境を視野に入れた学級環境の在り方を考える。

第4回:外国につながる子どもの教育支援―受け入れ及びアセスメント―
(担当:吉田美穂・他)
 外国につながる子どもの教育支援の現状を理解し、受け入れに当たっての情報収集及びアセスメント、特別の教育課程編成について検討する。

第5回:外国につながる子どもの教育支援―支援体制と外部連携―
(担当:吉田美穂・他)
 外国につながる子ども支援のための教材を知るとともに、学校内の支援体制の構築と、行政・NPO等との連携について考察する。

第6回:多文化共生教育の理念と実際
(吉田美穂・他)
 外国につながる子どもを含む学級・学校全体で、互いの文化を尊重し共存する多文化共生教育の理念を学び、多文化共生に向けた学校文化の構築について考察する。


第7回:子どもの貧困と学校外の支援の連携
(吉田美穂・他)
 子どもの貧困対策として広がりつつある子ども食堂や学校外の学習支援教室などの実際を知り、学校の役割と地域との連携について考察する。

第8回:支援を要する事例における保護者との連携の実際
(担当:吉田美穂・他)
 ひとり親や外国出身の保護者、経済的に困窮している保護者などの現状を知り、保護者とどう関わっていくのか、学校をプラットフォームとする支援、及び、保護者との連携や協働について考察を深める。

第9回・第10回 実践事例検討と対応の実際(1)(2)~支援事例を有する学校の参観~ 
(担当:吉田美穂・他)
 支援事例を有する学校への参観を通して、特別な教育的ニーズを有する生徒を含む学級の様子を観察し、個別支援と学級経営、学校内外(スクールソーシャルワーカー、関係機関)との協働による支援の実際について学ぶ。

第11回・第12回:実践事例検討と対応の実際(5)(6)~地域の学習支援教室などの参観~ 
(担当:吉田美穂・他)
地域の学習支援教室などへの参観を通して、学校外の教育資源の実際を知り、どのような連携が可能なのかを知るとともに、母子家庭の保護者や地域の支援者などとの意見交換を通して、学校が果たすべき役割について検討する。

第13回:学級における社会的包摂の実際について学ぶ
(担当:吉田美穂・他)
 現場での支援経験を有するゲストスピーカーとの意見交換に基づき、実践場面における理論の応用の在り方について理解を深める。

第14回:個別支援計画の作成
(担当:吉田美穂・他)
実際の事例をもとに具体的な事例を想定し、個別支援計画と学級経営計画を検討し、考察を深める。


第15回:まとめ 
(担当:吉田美穂・他)
学校教育と教員の在り方について、社会的包摂の観点から改めて考察し、今後の学校現場での教育実践の在り方について展望する。
成績評価方法及び採点基準
/A scholastic evaluation method and marking standard
【評価の基準】
〈1〉「教育の社会的包摂」の実現という観点から、個別指導計画や学級経営計画を作成することができる。
〈2〉課題への対応を踏まえ、校内の連携体制について理解し、場面に応じた適切な行動を取ることができる。
〈3〉「教育の社会的包摂」の実現という観点から、学校教育・教員の在り方について展望することができる。
【評価の構成】
〈1〉最終レポート(50%)
〈2〉個別指導計画、参観レポートなどのミニレポート(30%)
〈3〉討論への参加状況など(20%)
予習及び復習等の内容
/Contents such as preparations for lessons and the review
支援事例を有する学校及び関係機関の参観後に、ミニレポートを課す。
授業テーマに関わる文献や実践事例について、分担して発表準備をすることを求める。
教材・教科書
/The teaching materials, textbook
各授業の学習テーマに応じて提示する。
参考文献
/bibliography
各授業の学習テーマに応じて提示する。
留意点・予備知識
/Point to keep in mind, back ground
学校参観・関係機関参観については、先方との協議を踏まえ、授業日程を変更することがある。
授業内容に関する質問・疑義等
/Question, doubt about class contents
下記メールアドレスに連絡し相談の上、随時設定する。
Eメールアドレス・HPアドレス
/E-mail address, HP address
m-yoshida[at]hirosaki-u.ac.jp   [at]を@に置き換えてください。
学問分野1(主学問分野)
/Discipline 1
学問分野2(副学問分野)
/Discipline 2
該当なし
学問分野3(副学問分野)
/Discipline 3
該当なし
地域志向科目
/Local intention subject
なし
授業形態・授業方法
/Class form, class method
・研究者教員と実務家教員とのティーム・ティーチング
・院生の事前レポートに基づく事例検討、個別支援計画の作成などの演習に加え、支援事例を有する学校及び関係機関の参観と参観に基づく省察、ゲストスピーカーを招いた授業等。
科目ナンバー
/The subject number
GP-5-2900-A09
メディア授業による著作物利用の有無について
/Whether or not copyrighted works are used in media classes
無/Nothing
その他
/Others
特になし
No. 回(日時)
/Time (date and time)
主題と位置付け(担当)
/Subjects and instructor's position
学習方法と内容
/Methods and contents
備考
/Notes
該当するデータはありません

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