科目一覧へ戻る | 2021/09/17 現在 |
開講科目名 /Course |
教育法規の理論と実践/Theoty and practice of educational law |
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時間割コード /Course Code |
P212000050 |
ナンバリングコード /Numbering Code |
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開講所属 /Course Offered by |
教育学研究科/ |
曜日コマ /Day, Period |
月 2 |
開講区分 /Semester offered |
後期/second semester |
単位数 /Credits |
2.0 |
学年 /Year |
1,2 |
主担当教員 /Main Instructor |
桐村 豪文/KIRIMURA TAKAFUMI |
科目区分 /Course Group |
大学院(専門職学位課程) |
教室 /Classroom |
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必修・選択 /Required/Elective |
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遠隔授業 /Remote lecture |
No |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Faculty/Department |
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瀧本 壽史/TAKIMOTO HISAFUMI | 教育学研究科/ |
宍倉 慎次/SHISHIKURA SHINJI | 教育学研究科/ |
桐村 豪文/KIRIMURA TAKAFUMI | 教育学研究科/ |
難易度(レベル) /Level |
レベル5 |
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対応するDP /DP |
「DP1」 |
授業としての具体的到達目標 /Concrete arrival target as the class |
【ミドルリーダー養成コース】 〇教員、学校管理職、教育行政職等に必要となる学校教育に関わる教育法規を知り、解釈し、学校教育活動等の場面で必要な物の見方を検討する。 |
授業の概要 /Summary of the class |
今日の教職員の実務に関わる様々な問題を取り上げ,①教育現場で生じうる問題について,法的に考え,判断し,行動する法的思考力(リーガル・マインド),②法令及び判例等の法的情報を探し出し,正しく読み解く法的調査力(リーガル・リサーチ),③スクール・コンプライアンスを周知・徹底する法的表現力(リーガル・プレゼンテーション)の視点から考察し,スクール・コンプライアンス(学校の法令遵守)の担い手として実践的な対応についての理解を深める。 |
授業の内容予定 /Contents plan of the class |
(共同 全15回) (17 桐村豪文)(非常勤 宮﨑秀一) 教育経営,教育行政の法的な側面に関して,教育行政の理論的視点から演習を実施したり,院生への助言を行う。 (43 瀧本壽史) 教育経営,教育行政の法的な側面に関して,学校現場の状況や教育行政の実務的視点から演習を実施したり,院生への助言を行う。 第1回:オリエンテーション 憲法や教育基本法等に関する基本的な理解を図るとともに、授業全体の内容を通観し、受講生の課題意識を深める。また、授業の進め方についての共通理解を図る。合わせて教育法規の全体構造について理解する。 第2回:教育法規の最新動向 教職員による非違行為や、児童生徒の事故非行・虐待・いじめ・自殺等、さらには未履修問題等についてどのように法規が適用されてきたかを考察する。 第3回:教育行政の在り方 教育法規がどのように定められ、また施行されていくのかについて、教育行政の立場から考察する。 第4回:教育現場の実際 教育法規が実際の教育現場でどのように解釈され適用されているのかを考察する。 第5回:ケーススタディ(1)~生徒指導~ 生徒指導に関連する法規を体系的に学び、事故非行の未然防止の在り方とともに、法的処理の進め方について学ぶ。 第6回:ケーススタディ(2)~教育内容~ 教育内容に関連する法規を体系的に学び、学校教育法に規定されている各学校の目的・目標を踏まえ、学校マネジメントについて考察するとともに、特別支援教育についての規定を理解する。 第7回:ケーススタディ(3)~教員の服務~ 教員の身分・服務に関連する法規を体系的に学び、身分上・服務上の義務について考察する。 第8回:ケーススタディ(4)~教員の研修~ 教職員の研修規定に関連する法規を体系的に学び、研修が法的に義務づけられている背景について考察し、「学び続ける教員」の在り方を探る。 第9回:ケーススタディ(5)~人権教育~ 子どもの貧困、虐待、地域との連携等について学び、具体的事例に基づいて考察する。 第10回:ケーススタディ(6)~児童生徒の事故~ 児童生徒の年齢規定・少年法等に関連する法規を体系的に学び、併せて出席停止や懲戒、保健と安全についての理解を深め、児童生徒の健全育成について考察する。 第11回:講演(1)~教育行政関係者~ 県教育委員会法規担当者をゲストスピーカーに招いて講演会を開催し、教育法規の徹底に努めている担当者からみる学校現場の在り方について、具体的事例を聞き、講演後に質疑応答を行う。 第12回:講演(2)~法曹関係者~ 法曹関係者をゲストスピーカーに招いて講演会を開催し、司法の判断に委ねられた教育関係の事例を聞き、講演後に質疑応答を行う。 第13回:講演(3)~市町村教育委員会関係者~ 市町村教育委員会教育長をゲストスピーカーに招いて講演会を開催し、教育長としてどのように教育法規の徹底を図っているのかについて、具体的に事例を聞き、講演後に質疑応答を行う。 第14回:講演(4)~児童相談所関係者~ 児童相談所職員経験者をゲストスピーカーに招いて講演会を開催し、これまでに担当した事例についての紹介を聞き、児童生徒の健全育成と教育法規との係わりについて考察する。講演後に質疑応答を行う。 第15回:まとめ 4人のゲストスピーカーの講義について省察するとともに、授業全体を通じて、教育法規をめぐる今日的課題を、理論と実践との往還の視点から考察し、今後の学校現場での教育実践の在り方について討論し、展望する。 |
成績評価方法及び採点基準 /A scholastic evaluation method and marking standard |
学生に対する評価 【評価の基準】 〈1〉教育法規について、その全体像・構造・用途などの基本的視座から理解することができる。 〈2〉今日の学習指導要領や学校における教育法規について、理論的視座から考察することができる。 〈3〉今後の学校における事件・事故・トラブル等にリーガル・マインドをもって、冷静に対処することができる。 【評価の構成】 〈1〉ケーススタディ発表レポート(60%) 〈2〉講演会省察レポート(10%) 〈3〉討論への参加状況など(30%) 上記を合算して、最終的な成績評価を行う予定です。 |
予習及び復習等の内容 /Contents such as preparations for lessons and the review |
これまでの教育実践を整理しておくこと ケーススタディでは一人1回発表してもらうので、発表までにその準備をすること。 外部講師による講演を受けて、その感想をレポートとしてまとめること。 |
教材・教科書 /The teaching materials, textbook |
テキスト ・岩井彌一(2021)『必携 教職六法 2021年版』協同出版株式会社 ・新聞記事も「活きた教材」として積極的に活用する。 |
参考文献 /bibliography |
参考書・参考資料等 ・菱村幸彦(1993)『やさしい教育法規の読み方』教育開発研究所 ・坂田仰(2012)『ケーススタディ教育法規:学校管理職として,学校現場での事件・事故・トラブル等に働対応するか』教育開発研究所 ・福本みちよ(2003)『図解でつかむ!実践教育法規』小学館 ・その他各授業の学習テーマに応じて提示する。 |
留意点・予備知識 /Point to keep in mind, back ground |
特になし |
授業内容に関する質問・疑義等 /Question, doubt about class contents |
月16:00~17:30 |
Eメールアドレス・HPアドレス /E-mail address, HP address |
kirimura@hirosaki-u.ac.jp |
学問分野1(主学問分野) /Discipline 1 |
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学問分野2(副学問分野) /Discipline 2 |
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学問分野3(副学問分野) /Discipline 3 |
該当なし |
地域志向科目 /Local intention subject |
なし |
授業形態・授業方法 /Class form, class method |
研究者教員と実務家教員によるTTの授業 |
科目ナンバー /The subject number |
GP-5-1600-A09 |
メディア授業による著作物利用の有無について /Whether or not copyrighted works are used in media classes |
無/Nothing |
その他 /Others |
特になし |
No. | 回(日時) /Time (date and time) |
主題と位置付け(担当) /Subjects and instructor's position |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考 /Notes |
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該当するデータはありません |