科目一覧へ戻る | 2021/09/17 現在 |
開講科目名 /Course |
医学研究概論II/Basic Medical Research II |
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時間割コード /Course Code |
M212000002 |
ナンバリングコード /Numbering Code |
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開講所属 /Course Offered by |
医学研究科/ |
曜日コマ /Day, Period |
月/Mon 9 |
開講区分 /Semester offered |
後期/second semester |
単位数 /Credits |
2.0 |
学年 /Year |
1 |
主担当教員 /Main Instructor |
青木 昌彦/AOKI MASAHIKO |
科目区分 /Course Group |
大学院(博士課程) |
教室 /Classroom |
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必修・選択 /Required/Elective |
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遠隔授業 /Remote lecture |
Yes |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Faculty/Department |
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青木 昌彦/AOKI MASAHIKO | 医学研究科/ |
難易度(レベル) /Level |
レベル5 |
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対応するDP /DP |
・先端的研究を推進できる高度な研究能力を修得すること。 【DP1】 ・最新の医学に関する幅広い知識を修得すること。 【DP2】 |
授業としての具体的到達目標 /Concrete arrival target as the class |
◯現代の最新医学における課題とそれに対する挑戦について理解を深める。 ◯現代医学の多岐にわたる分野において、各々の課題に対するアプローチの多様性を理解する。 ◯医学分野における研究手法についても理解得を深める。 |
授業の概要 /Summary of the class |
医学研究概論Ⅱでは、床系講座の専門研究領域における最近のトピックスと今後の展望について講義を行う。 現代医学の最前線における課題とそれに対する挑戦について理解を深め、各々の課題に対してどのような試みがなされているのかを知る機会を提供する。 各講師によるプレゼンテーションを通して、医学における問題や課題を抽出する(気づく)ことの重要性と、その課題に積極的に取り組む姿勢をくみ取っていただきたい。 |
授業の内容予定 /Contents plan of the class |
第1回,10月4日(月),題目:炎症性腸疾患における粘膜治癒を目標とした治療戦略 近年、潰瘍性大腸炎のみならず、クローン病においても治療目標として臨床的寛解にとどまらず“粘膜治癒”を達成とすることの重要性が指摘されている。炎症性腸疾患における粘膜治癒を目標とした治療戦略の現状と今後の展望、病態解明を目指した当科の研究データも踏まえて紹介する。, 担当教官:消化器血液内科学講座 平賀 寛人 第2回,10月11日(月),題目:機能性下垂体腺腫の診断の手引きupdateと新規治療の展望 クッシング病や先端巨大症など下垂体疾患の診断の手引きの最新改訂を反映し、エビデンスと共に解説する。また、新規の薬物治療について紹介し、問題点やその展望について概説する。, 担当教官:内分泌代謝内科学講座 蔭山 和則 第3回,10月18日(月),題目:様々な観点からの抗うつ薬反応予測の試み 抗うつ薬の有効性には個人差が大きいことが知られている。より有効な治療、個別化治療を目指した抗うつ薬反応予測に関しての近年の研究を紹介し、今後の展望についても概説する。, 担当教官:神経精神医学講座 冨田 哲 第4回,10月25日(月),題目:災害医療と原子力災害医療体制の展望 東日本大震災を契機に災害医療は重要視されていて、全ての医療関係者が具有すべき知識及び技能であると考えられている。しかし医療関係者が災害医療を学ぶ機会は少ない。大災害の経験から改良が繰り返される最近の災害医療について概説する。また近年の原子力災害対策指針改定に伴う、原子力災害医療体制の変革についても紹介する。, 担当教官:救急災害医学講座 伊藤 勝博 第5回,11月1日(月),題目:悪性脳腫瘍に対する治療の進歩と今後の期待 悪性脳腫瘍の1つである膠芽腫に対する手術療法の改善と新規治療薬の登場により、合併症を低下させ長期生存も可能になってきた。その治療の実際を紹介し、今後の展望についても概説する。, 担当教官:脳神経外科学講座 浅野 研一郎 第6回,11月8日(月),題目:前立腺癌検診の問題点と新規バイオマーカーの開発 前立腺癌は日本人男性の悪性腫瘍の中で最も罹患率が高い癌の一つである。前立腺癌のスクリーニングにはPSAが使用されているが、その特異度の低さから新規バイオマーカーの開発が待たれている。本講義では、前立腺癌の疫学、診断方法、生検の有害事象、新規バイオマーカー開発の現状と当科における糖鎖標的バイオマーカー開発プロジェクトについて概説する。, 担当教官:泌尿器科学講座 米山 徹 第7回,11月15日(月),題目:網膜硝子体疾患における硝子体成分の生化学的解析 糖尿病網膜症や裂孔原性網膜剥離に対する硝子体切除手術の進歩は単に治療成績の向上に寄与するだけでなく、切除された硝子体成分の解析によってこれらの疾患の病態に対する新しい知見をももたらしつつある。当教室では切除された硝子体内に存在するサイトカインを分析したり、抗酸化能を解析する事で、炎症マーカーの動態や酸化ストレスの変化が疾患毎に、また臨床像毎に多様性がある事を明らかにしてきた。その方法と結果について解説する。, 担当教官:眼科学講座 鈴木 幸彦 第8回,11月22日(月),題目:口腔が全身に与える影響 口腔疾患が全身に影響を与えることに関するエビデンスが集積され口腔の健康の重要性が認識されてきている。弘前大学においても岩木健康増進プロジェクトにより口腔内環境と全身との関連を調査検討した結果、新たな知見を得た。これらの結果について解説する。 担当教官:歯科口腔外科学講座 小林 恒 第9回,11月29日(月),題目:感染制御の将来展望 日本の感染制御が本格的に稼働して15年が経過し、その質は明らかに向上した。今、基幹病院中心の感染制御の時代から地域医療圏全体で感染制御に取り組む時代へと変遷する中で、感染制御の客観評価について再検討する時を迎えている。現在の感染制御の問題と将来の展望について概説する。 , 担当教官:臨床検査医学講座 萱場 広之 第10回,12月6日(月),題目:皮膚の細胞接着因子からみる水疱症の病態 表皮細胞間および真皮表皮境界部には非常に緻密で複雑な細胞接着因子のネットワークが存在する。この細胞接着因子が自己免疫学的機序あるいは遺伝的異常により障害されると、自己免疫水疱症や遺伝性水疱症を発症する。これら細胞接着因子の観点からみた水疱症の病態について概説する。, 担当教官:皮膚科学講座 赤坂 英二郎 第11回,12月13日(月),題目:小児血液疾患の病態解明 近年、次世代シーケンサーの開発により、小児血液疾患の病態解明が急速に進展した。講義では、当科の研究を中心の最近のトピックを紹介する。, 担当教官:小児科学講座 照井 君典 第12回,12月20日(月),題目:医学研究データと深層学習 近年、ニューラルネットワークが医学の分野に応用されるようになって久しい。本講では、①深層学習のための教師データの作成、②ネットワークの最適重みパラメーターの算出、③学習済ネットワークによる推論、④推論のWEBアプリケーションの実装、について概説する。, 担当教官:医学医療情報学講座 佐々木 賀広 第13回,1月17日(月),題目:大腸癌治療の現状と今後の展望 近年、大腸癌に対する内視鏡や腹腔鏡を含めた低侵襲治療、下部直腸癌に対する肛門温存手術などで大きな進歩がみられています。現在の最先端の現状を示しながら、化学療法や放射線療法を含めた術前・術後の集学的な治療戦略など今後の展望についても紹介します。, 担当教官:消化器外科学講座 坂本 義之 第14回,1月24日(月),題目:神経可塑性の形態学的検討 近年私たちの研究室で見出した、パーキンソン病モデルにおける可塑的形態変化について概説します。, 担当教官:脳神経内科学講座 冨山 誠彦 第15回,1月31日(月) 題目:放射線腫瘍学の挑戦:現状と将来展望 治療技術の進歩により悪性腫瘍に対する放射線治療の治療成績は各段に向上している。本講義では肺癌に対する定位照射を軸に、現状と将来展望について概説する。 担当教官:放射線腫瘍学講座 青木 昌彦 |
成績評価方法及び採点基準 /A scholastic evaluation method and marking standard |
授業への参加態度(60点)、口頭試問と筆記試験(40点)により評価する |
予習及び復習等の内容 /Contents such as preparations for lessons and the review |
適宜指示をします。 |
教材・教科書 /The teaching materials, textbook |
医学、サイエンス領域の参考書全般 |
参考文献 /bibliography |
適宜紹介する。 |
留意点・予備知識 /Point to keep in mind, back ground |
講義出席の時間厳守のこと |
授業内容に関する質問・疑義等 /Question, doubt about class contents |
青木昌彦(シラバス作成者)月・火・水・金 15:00~18:00 |
Eメールアドレス・HPアドレス /E-mail address, HP address |
青木昌彦 maoki@hirosaki-u.ac.jp 放射線腫瘍学講座 http://www.med.hirosaki-u.ac.jp/~radio/ |
学問分野1(主学問分野) /Discipline 1 |
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学問分野2(副学問分野) /Discipline 2 |
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学問分野3(副学問分野) /Discipline 3 |
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地域志向科目 /Local intention subject |
なし |
授業形態・授業方法 /Class form, class method |
Teamsによるメディア授業 |
科目ナンバー /The subject number |
GM-5-0002-I59 |
メディア授業による著作物利用の有無について /Whether or not copyrighted works are used in media classes |
無/Nothing |
その他 /Others |
Teamsによるメディア授業をライブで17時より行います。 |
No. | 回(日時) /Time (date and time) |
主題と位置付け(担当) /Subjects and instructor's position |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考 /Notes |
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該当するデータはありません |