シラバス参照

授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る 2021/09/17 現在

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Course
社会教育演習/Advanced Seminar on Social Education
時間割コード
/Course Code
C211000013
ナンバリングコード
/Numbering Code
開講所属
/Course Offered by
地域共創科学研究科/
曜日コマ
/Day, Period
開講区分
/Semester offered
前期/first semester
単位数
/Credits
2.0
学年
/Year
1,2
主担当教員
/Main Instructor
深作 拓郎/HUKASAKU TAKUROU
科目区分
/Course Group
大学院(修士課程) 専攻科目
教室
/Classroom
必修・選択
/Required/Elective
選択
遠隔授業
/Remote lecture
No

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Faculty/Department
深作 拓郎/HUKASAKU TAKUROU 教育学部/
難易度(レベル)
/Level
レベル5
対応するDP
/DP
A1, B1
授業としての具体的到達目標
/Concrete arrival target as the class
・地域づくりに果たす社会教育の意義と課題について理解できる。
・地域づくりにつながる住民の学びや社会参加を支援するための方法論を身につける。
授業の概要
/Summary of the class
現在社会教育は地域社会の維持・活性化に貢献することが期待されており,持続可能な地域づくりにつながる住民の学びや社会参加を推進するための理論的・実践的な方法論を深めることが重要な課題になっている。この授業では,前半はテキストをもとに,まず社会教育に関する基礎知識を理解することからはじめ,地域づくりに果たす社会教育の意義や課題について議論する。後半では,社会教育行政職員や地域の実践者をゲストスピーカーとして招き,住民の学習と地域づくりとの関係を現場に根ざして理解すると同時に,職員や実践者とともに,そうした社会教育実践を支援するための方法論を深く探究する。
授業の内容予定
/Contents plan of the class
第1回:オリエンテーション
  到達目標や概要を確認しながら15回の計画について説明を行う。

第2回:社会教育とは何か
  テキストの序章を講読しながら,そもそも社会教育とは何か,地域づくりと社会教育はどのような関係にあるのかを議論する。

第3回:東北における社会教育の特徴と課題
  東北の社会教育は地域に根ざした農業・農村・農民の学習として発達してきたことをテキストの1章をもとに理解し,地域におけるこれからの農業・農村・農民の社会教育について検討する。

第4回:東日本大震災と社会教育
  テキストの3章の講読をとおして,東日本大震災の被災地における持続可能な地域づくりに果たした社会教育の役割を考察する。

第5回:地元学と社会教育
  テキスト4章をもとに,近年一層の広がりをみせている「地元学」について,社会教育の観点からその学びの意義を検証する。

第6回:NPOによるコミュニティ形成と学び
  福祉に関わる当事者によるNPOを取り上げたテキスト5章を題材に,NPOが人々の連帯や協働に果たす今日的意義を理解しながら,NPO実践に内在する「学び」の可能性を考察する。

第7回:公民館と地域づくり
  地域づくりの中核的な施設の1つである公民館の意義や機能について,テキスト7章から検討すると同時に,今後の公民館の課題について議論する。

第8回:「アート」が創造する地域文化と学び
  テキスト8章の講読をもとに,近年注目されている「アート」による地域づくりと住民の学びについて理解しながら,地域文化の創造が地域づくりに果たす役割について検討する。

第9回:ソーシャルキャピタルをつくる社会教育
  多様な主体の参加とネットワークによる地域学習を取り上げたテキスト11章をもとに,ソーシャルキャピタルと地域づくりとの関係性,ならびにソーシャルキャピタルと社会教育との関係性について考える。

第10回:地域の社会教育実践に学ぶ(1)―NPO実践者を招いて―
  青森県青森市でひきこもり等の若者の居場所づくりの実践をしているNPOの代表を招き,話題提供をして頂きながら,NPOがコミュニティ形成に果たす意義,さらにはそうした福祉当事者やNPO実践を支援するための方法論について議論する。

第11回:地域の社会教育実践に学ぶ(2)―公民館から生まれた地域づくり―
  青森県東北町の公民館の講座から生まれた地域づくりのサークルの代表を招き,話題提供をして頂きながら,公民館における学びの意義について確認するとともに,今後の公民館のあり方について議論する。

第12回:地域の社会教育実践に学ぶ(3)―公民館を活用した地域づくり―
  青森県青森市において公民館と連携しながら地域づくり実践を広げている女性団体の代表を招き,話題提供して頂きながら,なぜ,どのように公民館が役立っているのかを議論し,今後住民の学びを推進していくための方法論を検討する。

第13回:社会教育行政職員とともに今後の社会教育を考える(1)―青森県教育委員会―
  青森県教育委員会職員を招き,県の社会教育関連政策の概要や課題について話題提供をして頂く。それを受けて青森県における今後の社会教育と地域づくりのあり方について議論を行う。

第14回:社会教育行政職員とともに今後の社会教育を考える(2)―弘前市教育委員会―
  弘前市教育委員会職員を招き,市の社会教育関連政策の概要や課題について説明して頂き,弘前市における今後の社会教育と地域づくりの推進方法について議論をする。

第15回:総括と省察
  地域づくりに社会教育が果たす役割について総括的な議論を行いつつ,授業全体での学びを省察する。
成績評価方法及び採点基準
/A scholastic evaluation method and marking standard
レポート試験(80%),毎回のコメントシート(20%)
・レポート試験では,授業目標である「地域づくりに果たす社会教育の意義と課題」や「地域づくりにつながる住民の学びや社会参加を支援するための方法論」について,授業内容をふまえた深い考察ができているかを評価する。
・毎回のコメントシートでは,授業における文献講読やディスカッションをとおして,「地域づくりに果たす社会教育の意義と課題」や「地域づくりにつながる住民の学びや社会参加を支援するための方法論」についてどのような学びや気づきを得られたのか,という点を評価する。
予習及び復習等の内容
/Contents such as preparations for lessons and the review
予習:各回の該当章を精読すること。テーマに関連する社会教育実践例を調べること。
復習:関連する文献を収集し目を通すこと。
教材・教科書
/The teaching materials, textbook
佐藤一子編(2015)『地域学習の創造―地域再生の学びを拓く―』東京大学出版会。
参考文献
/bibliography
東北の社会教育研究会編(2001)『地域を拓く学びと協同―新たな結いをめざして―』エイデル研究所
その他,授業時に適宜紹介する。
留意点・予備知識
/Point to keep in mind, back ground
特になし
授業内容に関する質問・疑義等
/Question, doubt about class contents
オフィスアワーは月曜14時~17時
Eメールアドレス・HPアドレス
/E-mail address, HP address
担当教員が決まり次第お知らせする。
学問分野1(主学問分野)
/Discipline 1
A09:教育学およびその関連分野
学問分野2(副学問分野)
/Discipline 2
A08:社会学およびその関連分野
学問分野3(副学問分野)
/Discipline 3
該当なし
地域志向科目
/Local intention subject
なし
授業形態・授業方法
/Class form, class method
文献講読による演習
科目ナンバー
/The subject number
GC-5-1315-A09
メディア授業による著作物利用の有無について
/Whether or not copyrighted works are used in media classes
無/Nothing
その他
/Others
なし
No. 回(日時)
/Time (date and time)
主題と位置付け(担当)
/Subjects and instructor's position
学習方法と内容
/Methods and contents
備考
/Notes
該当するデータはありません

科目一覧へ戻る