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授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る 2021/09/17 現在

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Course
地域イノベーション特論/Advanced Lecture on Regional Innovation
時間割コード
/Course Code
C211000027
ナンバリングコード
/Numbering Code
開講所属
/Course Offered by
地域共創科学研究科/
曜日コマ
/Day, Period
木 2
開講区分
/Semester offered
前期/first semester
単位数
/Credits
2.0
学年
/Year
1,2
主担当教員
/Main Instructor
熊田 憲/KUMATA SATOSHI
科目区分
/Course Group
大学院(修士課程) 専攻科目
教室
/Classroom
必修・選択
/Required/Elective
遠隔授業
/Remote lecture
No

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Faculty/Department
熊田 憲/KUMATA SATOSHI 人文社会科学部/
難易度(レベル)
/Level
レベル5
対応するDP
/DP
A1,A3,C3
授業としての具体的到達目標
/Concrete arrival target as the class
イノベーションという現象を理論的なレベルで理解するとともに,地域からイノベーションを創出するイノベーション人材に必要となる実践的な知識を獲得する。
授業の概要
/Summary of the class
イノベーションとは,画期的なアイデアから新しい製品やサービスを生み出すことにより,従来の枠組みを刷新し,社会に新たな価値を生み出す様々な変革ということができる。現在では,企業のみならず国や地域においても不可欠となったイノベーション創出について,講義前半では,イノベーションという現象の理解に向けて,企業経営における基礎理論やモデルを学ぶ。講義後半では,地域産業活性化や地域発展の構想策定・計画立案の基盤となる,地域イノベーションに関する様々な概念,理論,枠組みを学ぶとともに,地域からイノベーションを持続的に創出するための戦略的なイノベーション・マネジメントのあり方を議論する。
授業の内容予定
/Contents plan of the class
第1回:ガイダンス
 講義概要の説明及び講義目標と授業計画を確認する。

第2回:イノベーション論序説
 イノベーションという現象の本質と重要性について解説するとともに,基礎理論やモデルから,イノベーションの特質,また,その発生や普及について議論する。

第3回:イノベーションと企業戦略
 イノベーションと企業の関係性について,既存企業と新興企業という視点から解説するとともに,企業間競争と,その背後にあるメカニズムを探る。

第4回:イノベーションとプロジェクト
 イノベーションを創出する新製品や新サービスの開発体制やマネジメントについて解説するとともに,開発プロジェクトのあり方を製品アーキテクチャや開発プロセスの視点から議論する。

第5回:イノベーションとアライアンス
イノベーションの創出活動におけるプロセスの外部化に焦点をあて,連携や協力の必要性について解説するとともに,外部組織の役割や企業間システムのマネジメントについて分業の視点から考察する。

第6回:イノベーションと知的財産権
 イノベーションにおいて重要な役割を果たす知的財産権について,技術取引における特許権の役割を解説するとともに,企業における知的財産権の役割や価値,評価について知的財産戦略の観点から議論する。

第7回:イノベーションとベンチャー・ビジネス
 イノベーションの創出におけるベンチャー・ビジネスの役割をベンチャー・キャピタルとの関連から解説するとともに,ベンチャー・ビジネスのマネジメントという視点から日本のベンチャー企業のあり方を探る。

第8回:地域イノベーション論序説
イノベーションという現象における地域イノベーションの考え方を解説するとともに,現状の地域イノベーション推進に関する疑問,課題について考察する。

第9回:地域マネジメント
地域イノベーションによる地域産業活性化に関する基礎概念や諸定義を解説するとともに,地域産業活性化に向けた諸要素,また基本戦略について議論する。

第10回:地域イノベーション
地域イノベーションに対する諸議論を解説するとともに,地域イノベーションの要件を提示しイノベーティブな地域に向けた国や自治体の役割,また,これからの地域戦略について議論する。

第11回:地域産学官連携
地域イノベーションにおける産学官連携の役割や産・学・官それぞれの意味・意義を解説するとともに,地域における産学官連携コミュニティのあり方について議論する。

第12回:地域クラスター
地域イノベーション促進の観点から,クラスター概念に関する意義,要件を解説するとともに,クラスターや産業集積との関連において,地域イノベーション・システムのあり方を考察する。

第13回:地域発イノベーション事例研究(製造業)
地域で生み出されたイノベーション事例を紹介し,その成功のポイントを解説するとともに,事例から得られる様々なヒントやアイデアから地域イノベーションへの挑戦のあり方を議論する。

第14回:地域発イノベーション事例研究(農業・サービス産業)
地域で生み出されたイノベーション事例を紹介し,その成功のポイントを解説するとともに,事例から得られる様々なヒントやアイデアから地域イノベーションへの挑戦のあり方を議論する。

第15回:地域イノベーション特論まとめ
本授業の総括を行い,地域からイノベーションを持続的に創出するための戦略的なイノベーション・マネジメントのあり方を議論する。
成績評価方法及び採点基準
/A scholastic evaluation method and marking standard
中間評価(中間レポート,中間発表など):40%
期末評価(期末レポート,期末発表など):60%
上記を合算して,最終的な成績評価を行う。
レポートの内容では,企業経営におけるイノベーションに関する基礎理論やモデルに対する理解度と,その知識の実践として,地域イノベーション創出に向けた構想策定,企画立案に必要な諸理論に対する理解度や実際の課題への応用力を中心に評価する。
予習及び復習等の内容
/Contents such as preparations for lessons and the review
【予習】普段から,自主的にニュースを見たり新聞を読み,企業の行動や産業技術の動向について少しでも関心を持つようにしてください。
【復習】授業で配布された資料やノートを整理し,授業の内容について理解を深めるようにしてください。
教材・教科書
/The teaching materials, textbook
テキストは特に指定しない。毎回,講義資料を配布する。
参考文献
/bibliography
・野長瀬裕二『地域産業の活性化戦略~イノベーター集積の経済性を求めて~』(2011)学文社
・一橋大学イノベーション研究センター編『イノベーション・マネジメント入門(第2版)』(2017)日本経済新聞社
・松原宏編『日本のクラスター政策と地域イノベーション』(2013)東京大学出版会
 その他,各授業の学習テーマに応じて,適宜,授業の中で紹介する。
留意点・予備知識
/Point to keep in mind, back ground
受講にあたっては特段の予備知識は必要としない。
授業内容に関する質問・疑義等
/Question, doubt about class contents
熊田:人文社会科学部,火曜日,11:50~12:40
事前にメールでコンタクトを取ってください。
Eメールアドレス・HPアドレス
/E-mail address, HP address
kumata(at)hirosaki-u.ac.jp
※(at)は@に置き換えてください。
学問分野1(主学問分野)
/Discipline 1
A07:経済学,経営学およびその関連分野
学問分野2(副学問分野)
/Discipline 2
該当なし
学問分野3(副学問分野)
/Discipline 3
該当なし
地域志向科目
/Local intention subject
なし
授業形態・授業方法
/Class form, class method
パワーポイントを使用した講義形式です。
科目ナンバー
/The subject number
GC-5-2318-A07
メディア授業による著作物利用の有無について
/Whether or not copyrighted works are used in media classes
無/Nothing
その他
/Others
特になし
No. 回(日時)
/Time (date and time)
主題と位置付け(担当)
/Subjects and instructor's position
学習方法と内容
/Methods and contents
備考
/Notes
該当するデータはありません

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