科目一覧へ戻る | 2021/09/17 現在 |
開講科目名 /Course |
農産物輸出ビジネス特論/Advanced Lecture on Agricultural Export Business |
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時間割コード /Course Code |
C211000029 |
ナンバリングコード /Numbering Code |
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開講所属 /Course Offered by |
地域共創科学研究科/ |
曜日コマ /Day, Period |
水 3 |
開講区分 /Semester offered |
前期/first semester |
単位数 /Credits |
2.0 |
学年 /Year |
1,2 |
主担当教員 /Main Instructor |
黄 孝春/HUANG XIAOCHUN |
科目区分 /Course Group |
大学院(修士課程) 専攻科目 |
教室 /Classroom |
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必修・選択 /Required/Elective |
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遠隔授業 /Remote lecture |
No |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Faculty/Department |
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黄 孝春/HUANG XIAOCHUN | 人文社会科学部/ |
難易度(レベル) /Level |
レベル5 |
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対応するDP /DP |
C2 |
授業としての具体的到達目標 /Concrete arrival target as the class |
農産物の輸出,特にリンゴの輸出の実態を通じて,日本農業の特徴や直面している問題点への理解を深める。また,農産物輸出拡大に必要なビジネス戦略やマーケティング手法の重要性を理解する。 |
授業の概要 /Summary of the class |
日本の農産物の輸出をとりあげ,その現状と課題について考察する。特に青森県産リンゴの輸出を事例に商品の供給(産地事情)や,商品の需要(輸出先事情),競合相手(アメリカ,ニュージランド,中国),輸出チャンネルとマーケティング戦略について詳しく検討する。そのうえで,農水産物輸出の拡大に特に必要と思われる農産物マーケティング手法,ブランディング戦略,知財の適用,農産物認証制度に焦点を当て,実践的に議論する。 |
授業の内容予定 /Contents plan of the class |
第1回:農産物貿易の歴史と理論 農産物貿易の歴史を振り替えながら,農産物貿易理論の変遷を紹介する。 第2回: 戦後日本における農産物輸出の歴史 戦後日本の農産物輸出の歴史を,戦後直後-1970年代まで,1970年代-1990年,1990年代以降という三つの時期に分けて概観する。 第3回: 戦後日本における農産物輸出政策の変遷 戦後日本における農産物輸出政策の変遷及びその背景について概観する。 第4回:リンゴ輸出とリンゴ産業の発展 戦後リンゴ産業の発展における輸出の役割,とくに国内市場の補完という視点から考察する。 第5回: 輸出市場研究:台湾 最大の輸出市場である台湾におけるリンゴの販売状況及び消費動向について検討する。 第6回: 輸出市場研究:香港・東南アジア 近年輸出が拡大している香港と東南アジア市場におけるリンゴの販売状況及び消費動向について検討する。 第7回: 競合国の戦略:ニュージランド ニュージランドのリンゴ輸出戦略について品種,輸出先,ブランディングなどの側面から考察する。 第8回: 競合国の戦略:アメリカ・中国 アメリカと中国のリンゴ輸出戦略について品種,輸出先,ブランディングなどの側面から考察する。 第9回: 中間まとめ これまでの授業内容をまとめる。 第10回: 輸出向け出荷業者 農協 リンゴ輸出向け出荷業者の主役の一つである農協の出荷戦略について分析する。 第11回: 輸出向け出荷業者 リンゴ移出業者 リンゴ輸出向け出荷業者の主役の一つである移出業者の出荷戦略について分析する。 第12回: 間接貿易 輸出商社の介在 リンゴの輸出を直接担当している輸出商社の成り立ち,経営実態とリンゴ輸出に果たしている役割について考察する。 第13回: リンゴ輸出における青森ブランドの役割 青森ブランドが海外でいかに形成し,定着したか,またそれが青森リンゴの輸出拡大にどう寄与したか,について議論する。 第14回: 農産物認証とリンゴ輸出 今後の輸出拡大に必要とされる農産物認証取得,たとえばグローバル・GAPの仕組みについて講義する。 第15回: 知財の活用による新しい輸出ビジネスモデルの創出 品種栽培権,商標使用権などの知財を用いた新しい輸出ビジネスモデルについてピンクレディー・システムの事例に基づいて解説し,その導入の可能性を探る。 |
成績評価方法及び採点基準 /A scholastic evaluation method and marking standard |
授業への取組(40%)とレポートの内容(60%)という方針で総合的に評価する。 レポートの内容については,農産物輸出の問題点を正確に理解しているのか,またそれを解決していくための提案内容が適確なのか,が評価のポイントとなる。 |
予習及び復習等の内容 /Contents such as preparations for lessons and the review |
毎回予習と復習のポイントを与え、チェックする。 |
教材・教科書 /The teaching materials, textbook |
授業中に適宜資料を配布する。 |
参考文献 /bibliography |
・黄 孝春・平本和博(2015)『りんごをアップルとは呼ばせない-津軽りんご人たちが語る青森りんごの底力』弘前大学出版会 ・カーペンター・ビクター・黄孝春・神田 健策編著(2017)『グローバル下のリンゴ産業-世界と青森-』弘前大学出版会 ・福田晋ほか(2018)『加工食品輸出の戦略的課題』筑波書房 |
留意点・予備知識 /Point to keep in mind, back ground |
特になし |
授業内容に関する質問・疑義等 /Question, doubt about class contents |
月曜日 10時20分から11時50分 なお,この時間帯以外での面会を希望する場合は,事前に連絡すること。 |
Eメールアドレス・HPアドレス /E-mail address, HP address |
huang@hirosaki-u.ac.jp |
学問分野1(主学問分野) /Discipline 1 |
A07:経済学,経営学およびその関連分野 |
学問分野2(副学問分野) /Discipline 2 |
F41:社会経済農学、農業工学およびその関連分野 |
学問分野3(副学問分野) /Discipline 3 |
該当なし |
地域志向科目 /Local intention subject |
地域志向科目 |
授業形態・授業方法 /Class form, class method |
講義形式と文献輪読の両方を行います。メディア授業授業に移行した場合はTeamsで行います。 |
科目ナンバー /The subject number |
GC-5-2321-A07 |
メディア授業による著作物利用の有無について /Whether or not copyrighted works are used in media classes |
無/Nothing |
その他 /Others |
青森県リンゴ産業を中心に考察します。 |
No. | 回(日時) /Time (date and time) |
主題と位置付け(担当) /Subjects and instructor's position |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考 /Notes |
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該当するデータはありません |