科目一覧へ戻る | 2021/09/17 現在 |
開講科目名 /Course |
地理情報解析特論/Advanced Lecture on Geographic Information Analysis |
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時間割コード /Course Code |
C212000011 |
ナンバリングコード /Numbering Code |
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開講所属 /Course Offered by |
地域共創科学研究科/ |
曜日コマ /Day, Period |
水 1 |
開講区分 /Semester offered |
後期/second semester |
単位数 /Credits |
2.0 |
学年 /Year |
1,2 |
主担当教員 /Main Instructor |
増山 篤/MASUYAMA ATSUSHI |
科目区分 /Course Group |
大学院(修士課程) 専攻科目 |
教室 /Classroom |
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必修・選択 /Required/Elective |
選択 |
遠隔授業 /Remote lecture |
No |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Faculty/Department |
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増山 篤/MASUYAMA ATSUSHI | 人文社会科学部/ |
難易度(レベル) /Level |
レベル5 |
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対応するDP /DP |
A1,B1 |
授業としての具体的到達目標 /Concrete arrival target as the class |
1. 地域を計量的に分析するためのモデルにはどのようなものがあるか理解する。 2. 地域を計量的に分析するためのモデルの背後にある理論を理解する。 3. コンピュータを活用し,地域を計量的に分析するためのモデルを実行できるようになる。 |
授業の概要 /Summary of the class |
地域の現状を精確に把握した上で,合理的にその将来を計画することは重要である。その際,地域を計量的に分析するモデルは有効に利用される。この講義では,そうしたモデルについて,どのようなものがあるか,どのような理論から導かれたか,具体的にどのような手順で実行されるか,を学ぶ。この授業では,大きく分けて,人やモノの流れ(フロー)を分析するためのモデル,施設配置最適化モデル,の二つに関して学ぶ。また,コンピュータ演習を通じて,それらモデルを実践で活用できるようになる。 |
授業の内容予定 /Contents plan of the class |
第1回:イントロダクション (Teamsによる双方向授業) 地域を計量的に分析するためのモデルの種類とその概観 第2回:地域内での人・モノの流れ(フロー)を分析するための基本モデル (Teamsによる双方向授業) 空間的相互作用モデル(無制約,発生制約,集中制約,両側制約) 第3回:統計力学のアナロジーからの空間的相互作用モデルの導出とパラメータ推定 (Teamsによる双方向授業) エントロピー最大化法 第4回: 効用最大化原理に基づく空間的相互作用モデルの導出とパラメータ推定 (Teamsによる双方向授業) ロジットモデルの枠組みの利用 第5回: 買い物行動を記述・分析するモデルの理論的導出 (Teamsによる双方向授業) ルースの個人選択公理とハフ・モデル 第6回:買い物行動を記述・分析するモデルの実行 (Teamsによる双方向授業) ハフ・モデルの対数中央化変換に基づくキャリブレーション 第7回: 移動目的地間の関係性を考慮したフロー分析モデル (Teamsによる双方向授業) 競合着地モデル 第8回: 表計算・統計ソフトによるフロー分析モデルの実行 (Teamsによる双方向授業) Excel等を用いたコンピュータ演習 第9回: フロー分析モデルの実行結果の可視化 (Teamsによる双方向授業) GISソフトウェアを用いたコンピュータ演習 第10回: 連続平面上の施設圏域モデル (Teamsによる双方向授業) ボロノイ図の概念とその数学的定義 第11回: 連続平面上の施設圏域を描出するアルゴリズム (Teamsによる双方向授業) 平面走査法,逐次添加法 第12回: 連続平面上の施設配置最適化 (Teamsによる双方向授業) ボロノイ図に基づく施設配置問題の定式化とその非線形計画法を用いた解法 第13回: 離散空間における総移動距離最小化基準の下での施設配置最適化 (Teamsによる双方向授業) p-median問題とその解法 第14回: 離散空間におけるミニマックス基準の下での施設配置最適化 (Teamsによる双方向授業) p-center問題とその解法 第15回: 各種ソフトウェアによる施設配置最適化モデルの実行 (Teamsによる双方向授業) 最適化計算用プログラム,および,GISソフトウェアを用いたコンピュータ演習 ※ 「Teamsによる双方向授業」とありますが、より正確には「原則として対面で講義を行うが、必要が生じた場合は、Teamsによる双方向授業を行う」という意味です。 |
成績評価方法及び採点基準 /A scholastic evaluation method and marking standard |
レポート課題(2回)および各回のコメントシートに対し,それぞれ30%, 70%のウェイトを置いて評価する。 レポート課題では,地域を計量的に分析するモデルに関する理解だけでなく,コンピュータを使ってそれらモデルを実行するスキルも修得したかどうかも含めて評価する。 各回のコメントシートでは,地域を計量的に分析するモデルに関する基礎的な理解がなされたかどうかを評価する。 |
予習及び復習等の内容 /Contents such as preparations for lessons and the review |
担当者から紹介された文献等に事前に目を通すなどの予習を行うこと(15時間)、また、講義終了後は講義時間内になされた数式の展開を理解するなど、十分な復習を行うこと(45時間) |
教材・教科書 /The teaching materials, textbook |
教科書は特に指定しない。 |
参考文献 /bibliography |
講義内において適宜紹介する。 |
留意点・予備知識 /Point to keep in mind, back ground |
地域データ解析特論とは異なり、コンピュータ操作よりも(最終的には、コンピュータを使った各種モデルの実行が目標だが)、数理的な内容の講義が中心となる。そのため、数学・統計学・コンピュータに関して一定の知識(高等学校、大学1・2年レベル)を有すること。 |
授業内容に関する質問・疑義等 /Question, doubt about class contents |
月曜日 10時20分から11時50分 又は 月曜日 12時50分から14時20分 なお,この時間帯以外での面会を希望する場合は,事前に連絡すること。 |
Eメールアドレス・HPアドレス /E-mail address, HP address |
masuyama(at)hirosaki-u.ac.jp ((at)を@に置き換える) |
学問分野1(主学問分野) /Discipline 1 |
C25:社会システム工学、安全工学、防災工学およびその関連分野 |
学問分野2(副学問分野) /Discipline 2 |
A04:地理学,文化人類学,民俗学およびその関連分野 |
学問分野3(副学問分野) /Discipline 3 |
該当なし |
地域志向科目 /Local intention subject |
なし |
授業形態・授業方法 /Class form, class method |
コンピュータを使った実習形式の回もあるが、基本的には、講義を中心に進める。 |
科目ナンバー /The subject number |
GC-5-1321-C25 |
メディア授業による著作物利用の有無について /Whether or not copyrighted works are used in media classes |
無/Nothing |
その他 /Others |
特にない。 |
No. | 回(日時) /Time (date and time) |
主題と位置付け(担当) /Subjects and instructor's position |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考 /Notes |
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該当するデータはありません |