科目一覧へ戻る | 2021/09/17 現在 |
開講科目名 /Course |
水産資源管理学特論/Advanced Lecture on Management of Fisheries Resource |
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時間割コード /Course Code |
C212000020 |
ナンバリングコード /Numbering Code |
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開講所属 /Course Offered by |
地域共創科学研究科/ |
曜日コマ /Day, Period |
木 4 |
開講区分 /Semester offered |
後期/second semester |
単位数 /Credits |
2.0 |
学年 /Year |
1,2 |
主担当教員 /Main Instructor |
福田 覚 |
科目区分 /Course Group |
大学院(修士課程) 専攻科目 |
教室 /Classroom |
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必修・選択 /Required/Elective |
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遠隔授業 /Remote lecture |
No |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Faculty/Department |
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福田 覚 | 地域戦略研究所/ |
難易度(レベル) /Level |
レベル5 |
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対応するDP /DP |
C1 |
授業としての具体的到達目標 /Concrete arrival target as the class |
青森県の水産物が漁業資源として過去から現在迄でどのように持続しているかを知る。それには漁業を取り巻く種々の規制が存在し,漁獲量設定やそれに伴う漁獲制限,水産資源の管理などが深く関わっている。本授業では,持続可能性に関する考え方や水産物の増養殖技術を学び,対象資源を評価し,的確な水産資源の管理に関する方策の立案を目指すための方法・手段を習得する。 |
授業の概要 /Summary of the class |
地域資源としての水産物,特にホタテやマコンブなど青森県で生産されている漁獲物の資源状態について,過去の漁獲量等からその資源状態を把握する方法を学ぶ。また,水産資源を最大限に活用するためには,その持続可能性の概念を理解することが重要である。具体的にはゼロエミッションやブルーエコノミーの考え方と事例を学び,各種水産物を対象とした増養殖技術を知り,青森県の持続的な水産資源管理に関する方策の立案演習を通じて理解を深める。また水産資源の起源についても宇宙史を通じて解説する。 |
授業の内容予定 /Contents plan of the class |
第1回: 水産資源の起源 水産物がどのように地球に誕生し,今日にいたるのか宇宙史を通じて解説する。 第2回: 日本の漁業の現状 日本の漁業の近代史とともに現状について学ぶ。 第3回: 乱獲とは 漁業の歴史を踏まえ,乱獲とは何かを考える。 第4回: 漁獲物の種類 漁獲方法と利用漁獲物の地域性について学ぶ。 第5回: 漁獲量 国内の主要魚介類(魚種,貝類)の漁獲量を知る。 第6回: 世界と日本の漁業 現在の世界と日本の漁業・水産業について学ぶ。 第7回: 日本の漁業の課題 世界と日本の漁業・水産業の比較から日本の漁業に関する問題や課題を考える。 第8回: 持続的な水産資源の活用(1)ゼロエミッションと水産 生産や廃棄,消費に伴って発生する破棄物をゼロにすることを目的とするゼロエミッションの概念を通じて水産を考える。 第9回: 持続的な水産資源の活用(2)ブルーエコノミーと水産 「成長の限界」を克服しゼロエミッションを実現する経済モデル,ブルーエコノミーの事例を通じて水産を考える。 第10回:水産資源の増養殖(1)ホタテ ホタテの増養殖技術について解説するとともに,書籍やインターネット等で情報収集の調査を演習し,その方法と特徴を学ぶ。 第11回:水産資源の増養殖(2)モズク類 モズク類の増養殖技術について解説するとともに,書籍やインターネット等で情報収集の調査を演習し,その方法と特徴を学ぶ。 第12回:水産資源の増養殖(3)マコンブ マコンブの増養殖技術について解説するとともに,書籍やインターネット等で情報収集の調査を演習し,その方法と特徴を学ぶ。 第13回:水産資源の増養殖(4)ノリ ノリの増養殖技術について解説するとともに,書籍やインターネット等で情報収集の調査を演習し,その方法と特徴を学ぶ。 第14回:水産資源の増養殖(5)サケ・マス サケ・マスの増養殖技術について解説するとともに,書籍やインターネット等で情報収集の調査を演習し,その方法と特徴を学ぶ。 第15回:持続的な水産資源管理の方策立案演習 これまでに知り,学んだ水産資源に関する知識を踏まえ,青森県の持続的な水産資源管理に関する方策の立案を演習する。 |
成績評価方法及び採点基準 /A scholastic evaluation method and marking standard |
以下の二点を基準に授業内容の理解度を評価する(レポート試験100%)。 ①水産資源の管理という視点から青森県における水産物の地域的特性を振り返ることができる。 ②水産資源に関する理論的理解をもとに,青森県における水産物をめぐる課題を抽出し,解決法について考察することができる。 |
予習及び復習等の内容 /Contents such as preparations for lessons and the review |
各回の授業内容について,教科書,参考文献の該当箇所を予習すること。 |
教材・教科書 /The teaching materials, textbook |
各授業の学習テーマに応じて提示する。 |
参考文献 /bibliography |
・三浦汀介著(2009)『ゼロエミッションと新しい水産科学』北海道大学出版会 ・竹内俊郎 他(2010)『改訂水産海洋ハンドブック』生物研究社 ・クリストファー ロイド著/野中 香方子訳(2012)『137億年の物語 宇宙が始まってから今日までの全歴史』文藝春秋 ・グンダー・パウリ著/黒川 清監訳(2012)『ブルーエコノミーに変えよう』ダイヤモンド社 ・片野 歩,阪口 功著(2019)『日本の水産資源管理』慶應義塾大学出版会 |
留意点・予備知識 /Point to keep in mind, back ground |
特になし |
授業内容に関する質問・疑義等 /Question, doubt about class contents |
木曜日 10時20分から11時50分 又は 木曜日 12時50分から14時20分 なお,この時間帯以外での面会を希望する場合は,事前に連絡すること。 |
Eメールアドレス・HPアドレス /E-mail address, HP address |
s.fukuda(at)hirosaki-u.ac.jp ※(at)は@に置き換えてください |
学問分野1(主学問分野) /Discipline 1 |
F40:森林圏科学、水圏応用科学およびその関連分野 |
学問分野2(副学問分野) /Discipline 2 |
該当なし |
学問分野3(副学問分野) /Discipline 3 |
該当なし |
地域志向科目 /Local intention subject |
地域志向科目 |
授業形態・授業方法 /Class form, class method |
講義とグループ学習・演習によって進めます。 メディア授業に移行した場合は、Teamsを用います。 |
科目ナンバー /The subject number |
GC-5-2308-F40 |
メディア授業による著作物利用の有無について /Whether or not copyrighted works are used in media classes |
無/Nothing |
その他 /Others |
青森県の水産物が漁業資源として過去から現在迄でどのように持続しているかを学修する。 |
No. | 回(日時) /Time (date and time) |
主題と位置付け(担当) /Subjects and instructor's position |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考 /Notes |
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該当するデータはありません |