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授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る 2022/12/02 現在

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Course
救急・災害医学/Emergency and Disaster Medicine
時間割コード
/Course Code
4221000074
ナンバリングコード
/Numbering Code
開講所属
/Course Offered by
医学部医学科/
曜日コマ
/Day, Period
水/Wed 3
開講区分
/Semester offered
前期/first semester
単位数
/Credits
1.0
学年
/Year
4
主担当教員
/Main Instructor
花田 裕之/HANADA HIROYUKI
科目区分
/Course Group
専門教育科目 専門科目
教室
/Classroom
必修・選択
/Required/Elective
必修
授業形式
/Class Format
講義科目
メディア授業
/Media lecture

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Faculty/Department
花田 裕之/HANADA HIROYUKI 医学研究科/
伊藤 勝博/ITO KATSUHIRO 医学研究科/
野村 理/NOMURA OSAMU 医学研究科/
難易度(レベル)
/Level
レベル3
対応するCP/DP
/CP/DP
CP・DP 1 見通す力
授業としての具体的到達目標
/Concrete arrival target as the class
? 日本における救急医学の歴史と救急医療体制(メディカルコントロール, ドクターヘリを含む病院前救護など)についての知識を習得する。
? 心肺停止,外傷,ショック, 敗血症,環境障害, 中毒などの救急医学特有の病態に関する診断法と初期対応についての知識を習得する。
? 救急医学の専門領域(外傷外科学、小児救急医学、高齢者救急医学)についての基本的知識を習得する。
? 災害医療の基本的知識を習得する。
? 本学の特色の1つでもある被ばく傷病者に対応するための緊急被ばく医療についての実践的知識を習得する。
授業の概要
/Summary of the class
クリニカル・クラークシップIおよびIIでの診療チームの一員として救急診療に参加するために必須となる基礎的知識の習得を主眼とする。また、災害医療や緊急被ばく医療といった将来の専門領域に限らず医療従事者として必要となる知識の獲得も目的とする。また、救急医療は社会と病院内診療とをつなぐ役割も担っている。本授業を通じて、with/postコロナ時代の地域社会に医療者が果たす役割について救急医学という視座から考察する。

E-5-3)-(1) 中毒・(2)環境要因等による疾患・(3)熱傷
E-6-4) 放射線災害医療
F-1-5)ショック・6) 心停止・37) 外傷・熱傷
授業の内容予定
/Contents plan of the class
第1回 4月6日(水)(題目:救急・災害総論)
救急医療の歴史と救急医学が扱う疾患を理解する。
救急・災害医学講座 花田裕之

第2回 4月13日(水)(題目:心肺蘇生法とそのエビデンス)
2020年ガイドラインに準じた一次救命処置および二次救命処置を学ぶ。
入江仁

第3回 4月20日(水)(題目:外傷初期診療)
外傷の分類,重症度評価を理解する。主な外傷として,胸部外傷の成因,病態,症状,診断,治療を理解する。
救急・災害医学講座 伊藤勝博

第4回 4月27日(水)(題目:腹部外傷)
腹部外傷の成因,病態,症状,診断,治療を理解する。
Damage Control Surgeryの歴史と概念を学ぶ。
石澤義也

第5回 5月11日(水)(題目:高齢者救急(ER型診療))
高齢者救急の基本的知識を理解し,実診療について学ぶ。
また,ER型救急診療において患者の重症度や緊急度を理解して,治療の優先順位について学ぶ。
健生病院 太田正文

第6回 5月18日(水)(題目:ショック,敗血症,多臓器不全)
ショックの分類とその治療法を理解する。敗血症,多臓器不全の病態と診断基準を学ぶ。
救急・災害医学講座 花田裕之

第7回 5月25日(水)(題目:プレホスピタルケアとメディカルコントロール)
メディカルコントロールの概念を理解し、病院前救護の基礎的知識およびドクターヘリの役割について学ぶ。
青森県立中央病院 齋藤兄治

第8回 6月1日(水)(題目:小児救急医学)
小児特有の生理学的・解剖学的特徴に基づいて,小児重症患者の初期対応について学ぶ。
救急・災害医学講座 野村理

第9回 6月8日(水)(題目:中毒)
中毒患者が呈するトキシドロームに基づき病歴および身体所見から起因物質を推定し、急性中毒に対する全身管理,吸収阻害,排泄促進,解毒・拮抗剤の原則をもとに薬剤,化学物質,自然毒などによる代表的な中毒の対応を学ぶ。
救急・災害医学講座 花田裕之

第10回 6月15日(水)(題目:災害医療)
災害医療の基本的知識を理解し,災害が生じた際の対応を学ぶ。
救急・災害医学講座 伊藤勝博

第11回 6月22日(水)(題目:緊急被ばく医療)
緊急被ばく医療の基本的知識を理解し,東日本大震災で行われた対応を学ぶ。
救急・災害医学講座 伊藤勝博

第12回 6月29日(水)(題目:新型コロナウイルス感染症)
新型コロナウイルスパンデミックへの医療体制整備, 新型コロナウイルスの診断・重症度分類・重症度に応じた治療を理解する。
青柳有沙

第13回 7月6日(水)(題目:環境による障害)
熱中症や低体温症といった環境要因による代表的疾患の病態,治療を理解する。
高度救命救急センター 長谷川聖子

第14回 7月13日(水)(題目:期末試験)
成績評価方法及び採点基準
/A scholastic evaluation method and marking standard
感染対策に配慮して学期末試験(多肢選択式問題を基本とする)を実施し100点満点中60点を合格とする。
予習及び復習等の内容
/Contents such as preparations for lessons and the review
授業資料はHOLS上に事前にアップロードするため、各自事前に準備および予習して授業にのぞむこと(授業で資料は配布しない)。
復習についても配布資料を基本に、教科書や参考文献を用いて行うこと。
教材・教科書
/The teaching materials, textbook
標準救急医学 医学書院
救急診療指針 へるす出版
外傷初期診療ガイドライン へるす出版
JRC蘇生ガイドライン2020 医学書院
PALSプロバイダーマニュアル AHAガイドライン2020準拠 シナジー
参考文献
/bibliography
臨床中毒学 医学書院
AMLS日本語版 へるす出版
留意点・予備知識
/Point to keep in mind, back ground
質問は主として対面授業の際に口頭で受付ける。それ以外で質問がある場合にはEメールでアポイントメントをとること。
授業内容に関する質問・疑義等
/Question, doubt about class contents
担当代表教員:花田裕之
教育担当教員:野村理
Eメールアドレス・HPアドレス
/E-mail address, HP address
nomura_o@hirosaki-u.ac.jp
学問分野1(主学問分野)
/Discipline 1
I55:恒常性維持器官の外科学およびその関連分野
学問分野2(副学問分野)
/Discipline 2
H48:生体の構造と機能およびその関連分野
学問分野3(副学問分野)
/Discipline 3
H49:病理病態学、感染・免疫学およびその関連分野
実務経験のある教員による授業科目について
/About the class subject by the teacher with the work experience
実務経験
地域志向科目
/Local intention subject
なし
授業形態・授業方法
/Class form, class method
対面授業を基本とし、感染状況に応じてHOLSによるメディア授業に切り替える。
対面授業、メディア授業ともに授業資料はHOLS上に事前にアップロードするため、各自事前に準備して授業にのぞむこと(授業で資料は配布しない)。
科目ナンバー
/The subject number
M1-3-0154-I55
メディア授業による著作物利用の有無について
/Whether or not copyrighted works are used in media classes
無/Nothing
その他
/Others
講師は、すべて救急医学に関連する専門医資格をもち、専門施設で救急医療を実践している救急医である。救急医学の知見のみならず、臨床経験を踏まえて講義を行う。
No. 回(日時)
/Time (date and time)
主題と位置付け(担当)
/Subjects and instructor's position
学習方法と内容
/Methods and contents
備考
/Notes
該当するデータはありません

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