科目一覧へ戻る | 2022/12/02 現在 |
開講科目名 /Course |
組織学実習/Histology Practice |
---|---|
時間割コード /Course Code |
4222000010 |
ナンバリングコード /Numbering Code |
|
開講所属 /Course Offered by |
医学部医学科/ |
曜日コマ /Day, Period |
水/Wed 4 |
開講区分 /Semester offered |
後期/second semester |
単位数 /Credits |
1.0 |
学年 /Year |
1 |
主担当教員 /Main Instructor |
下田 浩/SHIMODA HIROSHI |
科目区分 /Course Group |
専門教育科目 専門科目 |
教室 /Classroom |
|
必修・選択 /Required/Elective |
必修 |
授業形式 /Class Format |
実習科目 |
メディア授業 /Media lecture |
- |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Faculty/Department |
---|---|
下田 浩/SHIMODA HIROSHI | 医学研究科/ |
浅野 義哉/ASANO YOSHIYA | 医学研究科/ |
齋藤 絵里奈 | 医学研究科/ |
岡野 大輔 | 医学研究科/ |
難易度(レベル) /Level |
レベル2 |
---|---|
対応するCP/DP /CP/DP |
CP・DP 2 解決していく力 |
授業としての具体的到達目標 /Concrete arrival target as the class |
○各器官の細胞・組織形態のアクティブラーニングを通して組織学学習の有機化と組織学的・医学的問題解決能力の向上を図る。 ○各器官の構造を細胞~組織~器官~肉眼レベルにわたり機能,発生・分化との相関を深く理解し,医学研究への応用力と探求力を向上させる。 ○有機的かつ伝達・発信性に優れた学習記録を作成する能力を向上させる。 |
授業の概要 /Summary of the class |
1.組織学実習は組織学講義と連動して行われる。 2.与えられた組織学標本に対して各自が光学顕微鏡観察を通して器官・組織・細胞の精緻な構造と機能を自らの学習により習得する。 3.各器官のhematoxylin-eosin染色された組織切片を中心に多様な組織染色を施した組織学標本、バーチャルスライドが与えられる。 4.学習記録として組織学標本観察スケッチを作成する。 モデル・コア・カリキュラム A-2-1) 課題探求・解決能力 A-2-2) 学修の在り方 A-8-1) 医学研究への志向の涵養 A-9-1) 生涯学習への準備 C-1-1) 生命の最小単位-細胞 C-2-1) 細胞の構成と機能 C-2-2) 組織・各臓器の構成,機能と位置関係 C-2-4) 個体の発生 D-1-1) 構造と機能 D-2-1) 構造と機能 D-3-1) 構造と機能 D-4-1) 構造と機能 D-5-1) 構造と機能 D-7-1) 構造と機能 D-8-1) 構造と機能 D-9-1) 構造と機能 D-11-1) 構造と機能 D-12-1) 構造と機能 D-13-1) 構造と機能 D-14-1) 構造と機能 |
授業の内容予定 /Contents plan of the class |
授業の内容予定 1. 10月5日(水) 下田・浅野・斎藤・岡野 < オリエンテーション、上皮組織 > ・上皮の種類および機能と関連した形態的特徴を説明できる。 ・上皮細胞の細胞骨格と接着装置を説明できる。 ・腺の発生と構造を説明できる。 2. 10月12日(水) 下田・浅野・斎藤・岡野 < 支持組織 > ・支持組織の種類と構成する細胞を説明できる。 ・細胞外基質を構成する要素を説明できる。 ・支持組織に見られる遊走細胞の種類、形態、機能を説明できる 3. 10月26日(水) 下田・浅野・斎藤・岡野 < 骨化・筋組織 > ・骨形成過程を説明できる。 ・筋肉の種類と形態を説明できる。 ・筋収縮の機構を説明できる。 ・筋紡錘の構造と機能を説明できる。 4. 11月2日(水)下田・浅野・斎藤・岡野 < 神経組織・循環器 > ・神経系の構成と構造を説明できる。 ・神経・筋接合部の構造を説明できる。 ・心臓の顕微鏡的構造を説明できる。 ・心臓の刺激伝導系の構造と機能を説明できる。 ・動脈、静脈、毛細血管の構造と機能を説明できる。 ・リンパ管の構造と機能を説明できる。 5. 11月9日(水)下田・浅野・斎藤・岡野 < 皮膚とその付属器 > ・皮膚の層構造を説明できる。 ・2種類の汗腺の構造と分泌の特徴を説明できる。 ・毛及び皮脂腺、立毛筋の構造と分泌の特徴を説明できる。 ・皮膚の代表的感覚器を説明できる。 6. 11月16日(水)下田・浅野・斎藤・岡野 < 消化管1 > ・口唇、口腔粘膜、舌、唾液腺の構造と機能を説明できる。 ・歯の構造と発生を説明できる。 7. 11月30日(水)下田・浅野・斎藤・岡野 < 消化管2 > ・食道の構造と機能を説明できる。 ・胃の構造と機能を説明できる。 ・十二指腸、空腸、回腸、虫垂、結腸、直腸の顕微鏡的構造の推移を機能と関連づけて説明できる。 8. 12月7日(水)下田・浅野・斎藤・岡野 < 肝臓・胆嚢・膵臓 > ・肝小葉と小葉間組織の構成を説明できる。 ・肝臓の血液循環及び胆汁分泌に与る構造的特徴を説明できる。 ・胆嚢の構造と機能を説明できる。 ・膵臓の構造および構成細胞の機能を説明できる。 9. 12月14日(水)下田・浅野・斎藤・岡野 < リンパ性器官 > ・リンパ組織の基本構築を説明できる。 ・胸腺、リンパ節、脾臓の構造と機能を説明できる。 ・口腔と消化器官のリンパ組織の構造と機能を説明できる。 10. 12月21日(水)下田・浅野・斎藤・岡野 < 呼吸器 > ・上気道(鼻腔・喉頭)の構造を説明できる。 ・下気道(気管、気管支・肺)の構造と機能を説明できる。 11. 1月5日(木)下田・浅野・斎藤・岡野 < 泌尿器 > ・腎臓の基本構成と各部の構造的特徴および機能を説明できる。 ・ネフロンの構造と機能について説明できる。 ・尿管、膀胱、尿道の構造を説明できる。 12. 1月11日(水)下田・浅野・斎藤・岡野 < 内分泌器官 > ・下垂体の発生学的特徴を説明できる。 ・下垂体各部の分泌の特徴を視床下部との関連で説明できる。 ・下垂体前葉、後葉の構成細胞と分泌されるホルモンを説明できる。 ・甲状腺と上皮小体の構造と機能を説明できる。 ・副腎の構造と機能を説明できる。 13. 1月18日(水)下田・浅野・斎藤・岡野 < 男性生殖器 > ・男性生殖器を構成する器官の構造と機能的意義を説明できる。 ・精巣の構造と精子発生の過程を説明できる。 ・男性生殖器の内分泌機能を持つ細胞の分布と機能を説明できる。 ・胎盤の構造と機能を説明できる。 14. 1月25日(水)下田・浅野・斎藤・岡野 < 女性生殖器 > ・女性生殖器を構成する器官の構造と機能的意義を説明できる。 ・精巣周期に伴う卵胞形成、排卵、黄体化等の過程を説明できる。 ・女性生殖器の内分泌機能を持つ細胞の分布と機能を脳下垂体ホルモンとの関連で説明できる。 15. 2月1日(水)下田・浅野・斎藤・岡野 < 視覚器・平衡聴覚器 > ・眼球とその附属器の各部の構造と機能を説明できる。 ・外耳、中耳、内耳を構成する構造と各部の機能を説明できる。 16. 2月8日(水)下田 浩 < 組織学実習試験・組織学試験 > |
成績評価方法及び採点基準 /A scholastic evaluation method and marking standard |
実習全課程修了後にスケッチ・レポートの提出が行われる。 短答式試験を50%、実習スケッチを50%として評価する。 |
予習及び復習等の内容 /Contents such as preparations for lessons and the review |
バーチャルスライドと自らの光学顕微鏡観察により自学自習を行うアクティブラーニングである。 授業はシラバスの予定に基づいて行われるので、限られた時間内で学習成果を収め,これを有機化するには教科書、組織学アトラス、参考文献を用いた予習と復習を含めた自学自習が必須である。また、別途設けたバーチャルスライドシステムを十分に活用し、自身のスケッチによる学習記録を作成し,他者より批評を得ること学習効果は格段に向上する。 学習に関する質問,討論は可能な限り対応するので有効に利用してほしい。また,学生個人,グループ,全体に対する補習も可能な限り受け付けるので利用してほしい。 |
教材・教科書 /The teaching materials, textbook |
なし |
参考文献 /bibliography |
標準組織学総論・各論:藤田尚夫・藤田恒夫(医学書院) ジュンケイラ組織学(丸善) 最新カラー組織学(西村書店) 組織細胞生物学(南江堂 Elsevier) Ross組織学(南江堂) ガートナー・ハイアット組織学(メディカルサイエンスインターナショナル) カラーアトラス機能組織学(医歯薬出版) *教科書の内容で十分だが,必要とする場合は形態学としての焦点が絞られていて,図が大きく明瞭で,文章が読みやすいものを勧める。 |
留意点・予備知識 /Point to keep in mind, back ground |
スケッチブック(A4サイズ以上),色鉛筆(一般的なものでかまわない)を各自準備すること。組織学の教科書は必須である。必要であれば,その他アトラスを用意すること。 |
授業内容に関する質問・疑義等 /Question, doubt about class contents |
下田 浩(担当代表教員) 金曜日9:00~12:00 |
Eメールアドレス・HPアドレス /E-mail address, HP address |
解剖学教室事務室・白菊会事務局 anatomy2@hirosaki-u.ac.jp 解剖学教室HP http://www.med.hirosaki-u.ac.jp/~anatomy2/index.html |
学問分野1(主学問分野) /Discipline 1 |
H48:生体の構造と機能およびその関連分野 |
学問分野2(副学問分野) /Discipline 2 |
該当なし |
学問分野3(副学問分野) /Discipline 3 |
該当なし |
実務経験のある教員による授業科目について /About the class subject by the teacher with the work experience |
実務経験 |
地域志向科目 /Local intention subject |
なし |
授業形態・授業方法 /Class form, class method |
バーチャルスライド,自らの光学顕微鏡観察による自学自習 個別または小グループ学習指導,カメラ・モニターを用いた実況による全体学習指導,小グループディスカッション |
科目ナンバー /The subject number |
M1-2-0203-H48 |
メディア授業による著作物利用の有無について /Whether or not copyrighted works are used in media classes |
有/Yes |
その他 /Others |
学習指導内容には病院、医学研究科等での医師、研究者としての実務経験に関する内容が含まれる。 |
No. | 回(日時) /Time (date and time) |
主題と位置付け(担当) /Subjects and instructor's position |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考 /Notes |
---|---|---|---|---|
該当するデータはありません |