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授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る 2022/12/02 現在

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Course
臨床薬理・和漢薬学/Clinical Pharmacology and Japanese Oriental Medicine
時間割コード
/Course Code
4222000080
ナンバリングコード
/Numbering Code
開講所属
/Course Offered by
医学部医学科/
曜日コマ
/Day, Period
金/Fri 5
開講区分
/Semester offered
後期/second semester
単位数
/Credits
1.0
学年
/Year
4
主担当教員
/Main Instructor
横山 良仁/YOKOYAMA YOSHIHITO
科目区分
/Course Group
専門教育科目 専門科目
教室
/Classroom
必修・選択
/Required/Elective
必修
授業形式
/Class Format
講義科目
メディア授業
/Media lecture

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Faculty/Department
横山 良仁/YOKOYAMA YOSHIHITO 医学研究科/
木村 太 医学研究科/
皆川 智子 医学研究科/
新岡 丈典 医学研究科/
村上 学/MURAKAMI MANABU 医学研究科/
難易度(レベル)
/Level
レベル3
対応するCP/DP
/CP/DP
CP・DP 1 見通す力
授業としての具体的到達目標
/Concrete arrival target as the class
○創薬や育薬の過程における臨床薬理学の必要性を理解する。
○薬物の個別化投与設計法および実臨床における実践方法を理解する。
○医薬品の副作用の種類・機序・対策について理解する。
○漢方医薬の薬物相互作用・有害作用,問題点を理解する。
○緩和医療・緩和ケアの現状について理解する。
○和漢薬学の腹診、鍼灸、証などの診療方法を理解する。
授業の概要
/Summary of the class
1.臨床薬理学とは,薬物の人体における作用と動態を研究し,合理的薬物治療を確立するための科学である。

2.臨床薬理学では,薬物の効果や副作用に個体差が生じる原因を,薬物動態学的アプローチで解析し,薬物療法の適正化を図るための知識を習得する。

3.和漢薬学では,漢方医学の基礎理論,漢方医薬による薬物療法の実際,さらに各臨床分野における漢方医療の役割について学ぶ。

モデル・コア・カリキュラム
C-3-3) 生体と薬物
F-2-8) 薬物治療の基本原理
F-2-16) 緩和ケア
授業の内容予定
/Contents plan of the class
第1回,9月17日(金),(題目:臨床薬理学総論)
創薬や育薬の過程において,臨床薬理学がなぜ必要となるのかを学ぶ
創薬や育薬の過程において,臨床薬理学がなぜ必要となるのか,また,医薬品添付文書に記載されている「薬物動態」の項目内容を,実臨床でどのように活用すればよいのか理解する。
薬剤部教授 新岡丈典

第2回,9月24日(金),(題目:薬物動態の個体差要因)
吸収・分布・代謝・排泄の過程における薬物動態の個体差要因について学ぶ
吸収・分布・代謝・排泄の過程における薬物動態の個体差要因や,それらに及ぼす薬物代謝酵素やトランスポーターの影響について理解する。
薬剤部 新岡丈典

第3回,10月 1日(金),(題目:薬物動態学的相互作用)
臨床上,不利益となる薬物同士の組み合わせを学ぶ
臨床上,不利益となる薬物同士の組み合わせを把握し,薬物動態の面から,なぜその組み合わせが不適切なのか理解する。,
薬剤部 新岡丈典

第4回,10月 7日(木),(題目:薬物動態パラメータとPK-PD理論の活用法)
体内からの薬物の消失や組織移行性の指標となる薬物動態パラメータを学ぶ
体内からの薬物の消失や組織移行性の指標となる薬物動態パラメータを把握し,これらの値を薬物投与設計にどのように利用すればよいか理解する。,
薬剤部 新岡丈典

第5回,10月11日(月),(題目:Therapeutic Drug Monitoring)
血中濃度治療域が狭く,個体内・固体間変動が大きい薬物の個別化投与設計法および実臨床におけるその実践方法について理解する。
薬剤部 新岡丈典

第6回,10月 14日(木),(題目:薬の副作用とその対策)
医薬品を使用するうえで避けて通れない副作用の種類・機序・対策について学ぶ
過去に国内で発生した薬害から学んだ教訓とは何か,また,医薬品を使用するうえで避けて通れない副作用の種類・機序・対策について理解する。
薬剤部 新岡丈典

第7回 11月11日(木),(題目:東洋医学入門、CAM,漢方医薬の薬物相互作用有害作用)
何故この授業が行われるのかについて,如何に東洋医学の普遍性を如何に担保するか,「東洋の知」は「西洋の知」とは異なったパラダイムである,異なったパラダイムの和諧を求めるには,さて何が問題なのか。相補代替医療(CAM)について,世界の動向,日本の現状と周辺の医療制度,CAMのEBM,現代西洋医学とCAMの統合医学,等々について考える。更に,漢方医薬の薬物相互作用・有害作用について,具体例を挙げ,問題点を解説する。
村上 学 病態薬理学教授

第8回 11月12日(金),(題目:婦人科疾患と漢方)
産婦人科で漢方療法が頻用される理由および産婦人科領域で頻用される主な漢方薬を学ぶ
産婦人科で漢方療法が頻用される理由および産婦人科領域で頻用される主な漢方薬(いわゆる3大漢方薬:加味逍遥散,桂枝茯苓丸,当帰芍薬散)について,第一線の産婦人科学的立場からEBMに基づいて解説する。
大阪市立大学女性生涯医学産科婦人科学 蔭山 充

第9回 12月17日(金), (題目:漢方医学の基礎・外科領域と漢方)
漢方の基本概念と診断治療法,漢方医薬の成分(生薬)について学ぶ
漢方の基本概念と診断治療法,漢方医薬の成分(生薬)について概説する。また,漢方処方の実際を,外科領域から解説する。
八戸市立市民病院脳神経外科 川村 強

第10回 12月24日(金),(題目:鍼灸医学の基礎理論)
鍼灸医学の基礎について学ぶ
鍼灸医学の基礎について,中国伝統医学の基本病態と治療,経穴の位置,カラダに秘められたネットワーク,鍼灸医学の世界(特にドイツ)での動向,等々を解説する。又,鍼灸医学の基礎を学んだうえで,講師の指導の下,実習として鍼を自分で試してみる。
東北大学CYRICサイクロトロン核医学研究部教授 関 隆志

第11回 1月 7日(金),(題目:緩和医療と漢方治療)
緩和医療における漢方治療,緩和医療に用いられる「補剤」を学ぶ
わが国における緩和医療・緩和ケアの現状,代替医療・相補医療としての東洋医学,キリスト教・仏教・儒教にみる死生観と「老・病・死」の捉え方,緩和医療における漢方治療,緩和医療に用いられる「補剤」を中心とした各種の方剤,緩和医療における東洋医学の将来,等について解説する。
麻酔科講師 木村 太

第12回 1月13日(木),漢方実習
(会場:学習支援センター1号棟 3階・4階)
和漢薬学の診察方法を学ぶ(演習形式)
アラヤ医院院長 新谷哲一他,漢方診療医師
成績評価方法及び採点基準
/A scholastic evaluation method and marking standard
臨床薬理和漢薬学の授業への参加度(50%),確認テスト(50%)で評価を行い、60%を以て合格とする。
予習及び復習等の内容
/Contents such as preparations for lessons and the review
各講義で紹介する。
教材・教科書
/The teaching materials, textbook
各講義で紹介する。
参考文献
/bibliography
各講義で紹介する。
留意点・予備知識
/Point to keep in mind, back ground
レポートテーマは講義中に伝える。
授業内容に関する質問・疑義等
/Question, doubt about class contents
産科婦人科学講座へ直接確認すること(39-5107)。
Eメールアドレス・HPアドレス
/E-mail address, HP address
横山良仁:yokoyama@hirosaki-u.ac.jp
産科婦人科学講座 https://www.hirosaki-univ-obgy.com
学問分野1(主学問分野)
/Discipline 1
H47:薬学およびその関連分野
学問分野2(副学問分野)
/Discipline 2
I52:内科学一般およびその関連分野
学問分野3(副学問分野)
/Discipline 3
該当なし
実務経験のある教員による授業科目について
/About the class subject by the teacher with the work experience
実務経験
地域志向科目
/Local intention subject
なし
授業形態・授業方法
/Class form, class method
オムニバス形式。新講義棟での対面授業とする。授業によっては、腹診、鍼灸などの実習形式をとる。12月25日(金)は和漢薬学の診察の実際等演習形式とする。
科目ナンバー
/The subject number
M1-3-0156-H47
メディア授業による著作物利用の有無について
/Whether or not copyrighted works are used in media classes
無/Nothing
その他
/Others
・講義内容には病院等での医師としての実務経験に関する内容が含まれる。
No. 回(日時)
/Time (date and time)
主題と位置付け(担当)
/Subjects and instructor's position
学習方法と内容
/Methods and contents
備考
/Notes
該当するデータはありません

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