科目一覧へ戻る | 2022/12/02 現在 |
開講科目名 /Course |
保健医療心理支援演習 |
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時間割コード /Course Code |
6222000039 |
ナンバリングコード /Numbering Code |
|
開講所属 /Course Offered by |
医学部心理支援科学科/ |
曜日コマ /Day, Period |
他 |
開講区分 /Semester offered |
後期/second semester |
単位数 /Credits |
1.0 |
学年 /Year |
3,4 |
主担当教員 /Main Instructor |
松田 侑子/MATSUDA YUKO |
科目区分 /Course Group |
専門教育科目 専門応用科目 |
教室 /Classroom |
|
必修・選択 /Required/Elective |
必修 |
授業形式 /Class Format |
演習科目 |
メディア授業 /Media lecture |
- |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Faculty/Department |
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松田 侑子/MATSUDA YUKO | 保健学研究科/ |
難易度(レベル) /Level |
レベル3 |
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対応するCP/DP /CP/DP |
CP・DP 1 見通す力 CP・DP 2 解決していく力 CP・DP 3 学び続ける力 |
授業としての具体的到達目標 /Concrete arrival target as the class |
○認知行動理論や認知行動モデルを正しく理解し,説明することができる(見通す力)。 ○認知行動理論や認知行動モデルに基づいて,実生活における諸現象を分析し解釈することができる(見通す力,解決していく力)。 ○認知行動療法の基礎となる対人関係構築の技法を用いて他者と関わることができる(解決していく力)。 ○認知行動療法で用いられる諸技法を理解し,実生活での自らの課題に対する解決策を提案することができる(解決していく力,学び続ける力)。 |
授業の概要 /Summary of the class |
本授業では,保健医療分野の心理支援で用いられることが多い認知行動療法について,理論やモデル,技法等について学修する。具体的には,認知行動療法を構築している行動理論および認知理論,認知行動モデル,発展の歴史,現在の展開などを座学を通して学び,認知行動療法で用いられるクライエントとの協働的な関係を構築する技法や認知行動的アプローチの諸技法をリアルプレイやロールプレイなどの演習を通して学ぶ。 これらを通して,認知行動療法の理論や諸技法を理解し,認知行動療法を他者支援に適用する前段階として自らの実生活上の課題について認知行動理論や認知行動療法の技法を用いることができるようになることを目指す。 |
授業の内容予定 /Contents plan of the class |
第1回:オリエンテーション 授業の全体像を把握し,達成目標を「行動」レベルで明確化する(個人演習)。 第2回:認知行動療法とは何か 認知行動療法の基礎理論,歴史および展開,他の心理療法との違いを学ぶ。 第3回:認知行動理論を理解する 認知行動療法の基礎理論である古典的条件づけ,オペラント条件づけ,社会的学習,情報処理モデルを学ぶ。 第4回:認知行動療法の構造化と倫理 認知行動療法の面接における構造化の意義と方法,倫理的配慮を学ぶ。 第5回:認知行動療法の関係構築 認知行動療法の面接における協働的関係の構築方法を学び,演習を通して学ぶ(ロールプレイによる演習)。 第6回:認知行動療法のアセスメントとフォーミュレーション 認知行動療法におけるアセスメントと概念化,「行動」の捉えかたを学ぶ。 第7回:認知行動モデルを使う 認知行動モデルを用いて,身の回りの出来事についてアセスメントを体験する(リアルプレイによる演習)。 第8回:認知行動療法の心理教育 認知行動療法の心理教育について,ストレス・コーピングの心理教育を例に学ぶ(ロールプレイによる演習)。 第9回:認知行動療法の質問法 認知行動療法のソクラテス式問答法について学ぶ(ロールプレイによる演習)。 第10回:認知行動療法の行動技法1 行動活性化,段階的課題設定,行動リハーサル,問題解決法について演習を交えて学ぶ(リアルプレイによる演習)。 第11回:認知行動療法の行動技法2 行動分析,エクスポージャー(曝露反応妨害)法,報酬コントロールについて演習を交えて学ぶ(リアルプレイによる演習)。 第12回:認知行動療法の認知技法 自動思考の同定,認知再構成法,スキーマの修正について演習を交えて学ぶ(リアルプレイによる演習)。 第13回:認知行動療法の臨床1 うつ病,強迫症に対する認知行動療法事例の紹介 第14回:認知行動療法の臨床2 社交不安症,パニック症,PTSDに対する認知行動療法事例の紹介 第15回:まとめ 学修の成果をまとめ(レポート),振り返りを行う(グループ・ディスカッションを含む)。 |
成績評価方法及び採点基準 /A scholastic evaluation method and marking standard |
【成績評価方法および採点基準の構成】 ○授業への参加度(授業における発言・質問,コメントペーパーの評価,演習における積極性,グループワークでの積極性など):60% ○第15回の最終レポート:40% 【評価の観点】 ○認知行動理論や認知行動モデルについて正しく記述・説明できる。 ○認知行動理論や認知行動モデルに基づいて実生活における諸現象を分析・解釈し,他者にわかりやすく説明・記述することができる。 ○認知行動療法の基礎となる対人関係構築の技法を用いて,積極的かつ協働的に他者とコミュニケーションすることができる。 ○認知行動療法で用いられる諸技法を用いて,実生活での自らの課題に対する解決策を具体的に説明・記述することができる。 |
予習及び復習等の内容 /Contents such as preparations for lessons and the review |
○予習:授業の前に図書館等でタイトルに「認知行動療法」とついた書籍を探し,基礎的な内容について書かれているものを1冊,具体的な事例について書かれているものを1冊,その他自分が関心を持った1冊,計3冊を借り,一通り目を通しておくこと。 ○復習:授業中に配布する資料を用いて,授業内容を復習すること。また,授業で取り上げた知識を用いて日常生活での出来事を分析・解釈し,その内容をノートに記録しておくこと。 ○発展学習:参考文献の書籍を用いて,授業内容について再度学習し直すこと。また,再学習において不明の点や再学習において疑問を持った未学習の点について参考文献を用いて発展的に学習すること。 |
教材・教科書 /The teaching materials, textbook |
教科書は使用しない |
参考文献 /bibliography |
○ジュディス・S・ベック(2015)認知行動療法実践ガイド:基礎から応用まで 第2版 -ジュディス・ベックの認知行動療法テキスト 星和書店 ○デイビッド・ウエストブルック,ヘレン・ケナリー,ジョアン・カーク(著),下山晴彦(監訳)(2012)認知行動療法臨床ガイド 金剛出版 ○Wright JH,Brown GK,Thase ME,Basco MR (著),大野裕,奥山真司(監訳)(2018)認知行動療法トレーニングブック 第2版 [DVD/Web動画付] 医学書院 ○伊藤絵美(2011)ケアする人も楽になる 認知行動療法入門 BOOK1 医学書院 ○伊藤絵美(2011)ケアする人も楽になる 認知行動療法入門 BOOK2 医学書院 |
留意点・予備知識 /Point to keep in mind, back ground |
○将来,心理職に就き,心理援助に関わろうとしている学生の受講を念頭においています。そのため,他者と積極的に交流して連携・協働し,コミュニケーションをしていくことができることが履修の前提です。 ○演習では,大きく動揺することなく他者に話せるご自身のストレス出来事を振り返って語ってもらうことがあります。また,それらについて書き出す個人ワークがあります。心身の健康管理に努め,授業で取り上げることができるストレス出来事をメモしておきましょう。 ○受講にあたって,必ずこの授業のためのノートをご準備ください。 |
授業内容に関する質問・疑義等 /Question, doubt about class contents |
初回のオリエンテーション時に案内する。 |
Eメールアドレス・HPアドレス /E-mail address, HP address |
初回のオリエンテーション時に案内する。 |
学問分野1(主学問分野) /Discipline 1 |
A10:心理学およびその関連分野 |
学問分野2(副学問分野) /Discipline 2 |
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学問分野3(副学問分野) /Discipline 3 |
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実務経験のある教員による授業科目について /About the class subject by the teacher with the work experience |
実務経験 |
地域志向科目 /Local intention subject |
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授業形態・授業方法 /Class form, class method |
講義と演習によって進めます。講義内容をもとに,個人演習,リアルプレイ・ロールプレイ等による演習を行なっていただきます。 |
科目ナンバー /The subject number |
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メディア授業による著作物利用の有無について /Whether or not copyrighted works are used in media classes |
無/Nothing |
その他 /Others |
担当教員は,保健医療分野の心理支援に関する経験を有しており,それに基づき授業を行う。 |
No. | 回(日時) /Time (date and time) |
主題と位置付け(担当) /Subjects and instructor's position |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考 /Notes |
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該当するデータはありません |