科目一覧へ戻る | 2022/12/02 現在 |
開講科目名 /Course |
アメリカ・オセアニア地域学B/North America・Oceania Regional Studies B |
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時間割コード /Course Code |
2222000047 |
ナンバリングコード /Numbering Code |
|
開講所属 /Course Offered by |
人文社会科学部/ |
ターム・学期 /Term・Semester |
2022年度/Academic Year 後期 |
曜日コマ /Day, Period |
火/Tue 5 |
開講区分 /Semester offered |
後期/second semester |
単位数 /Credits |
2.0 |
学年 /Year |
2,3,4 |
主担当教員 /Main Instructor |
澤田 真一/SAWADA SHINICHI |
科目区分 /Course Group |
専門教育科目 学部専門科目 |
教室 /Classroom |
|
必修・選択 /Required/Elective |
選択 |
授業形式 /Class Format |
講義科目 |
メディア授業 /Media lecture |
- |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Faculty/Department |
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澤田 真一/SAWADA SHINICHI | 人文社会科学部/ |
難易度(レベル) /Level |
レベル2 |
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対応するCP/DP /CP/DP |
CP・DP 1 見通す力 CP・DP 3 学び続ける力 |
授業としての具体的到達目標 /Concrete arrival target as the class |
「共生」をキーワードに,「差異」が「差別」や「ハンディキャップ」とならない社会を構築するための様々なアイディアと思想を,オセアニアの事例から学ぶこと 講義で取り上げるテーマについて,まず当事者(マイノリティ)の声に耳を傾けることを通じて理解を深め,新たな視点を持って南半球から日本を批判的に捉え返すことができるようにすること |
授業の概要 /Summary of the class |
この講義は、受講者に「驚き」を提供します。南半球から日本を眺めれば、私たちが世界から見たナンセンス(コモン・ナンセンス)に他ならない常識(コモン・センス)に囚われている現状が見えてきます。「世界で一番平和な国」に選ばれたことがあるニュージーランドを共生の主なモデルとして、オセアニア全体を捉えていきます。講義では主にふたつの「差異」の問題を取り上げます。まず初めに民族の問題について論じ、ニ文化(先住民族マオリと白人)の相克から共生に至るまでの道のりをたどります。次にセクシャル・マイノリティの問題を取り扱います。ニュージーランドが多文化共生社会を実現していく過程で紡ぎ出された共生の思想を学び、それがどのように実践に移されていったのかを紹介します。 If my lecture is boring, please feel free to take a nap! |
授業の内容予定 /Contents plan of the class |
第1回 イントロダクション:自己を世界の中で捉え直す 第2回 映画『クジラの島の少女』:鑑賞 第3回 映画『クジラの島の少女』:解釈 伝統と個人の才能の相克 第4回 「差異」と「差別」:アルベール・メンミによる「人種差別」の定義をめぐって 第5回 多民族国家と共生(1):植民地主義と同化政策、そしてHealing History(歴史の癒し)へ 第6回 多民族国家と共生(2):思考の枠としての「聖書」と「マオリ神話」 第7回 多民族国家と共生(3):白人とマオリの文化的弁証法 ・ニュージーランドの環境政策 第8回 多民族国家と共生(4):白人とマオリの文化的弁証法 ・ニュージーランドの非核政策 第9回 「他者」はいかにして作り出されるのか:サイードとクリステヴァから 第10回 セクシュアリティと共生(1):ニュージーランドのゲイ・ディベート ・1960年代~1986年 第11回 セクシュアリティと共生(2):ニュージーランドのゲイ・ディベート ・1986年~現在 第12回 セクシュアリティと共生(3):ホモフォビアとホモソーシャル ・フーコーとセジウィックから 第13回 共生の思想(1):マオリ思想とキリスト教 第14回 共生の思想(2):生の偶然性の自覚 ・神谷美恵子とジョン・ロールズから 第15回 Celebrating Diversity:ニュージーランドの多文化教育から 定期試験 |
成績評価方法及び採点基準 /A scholastic evaluation method and marking standard |
平常評価(授業への参加度、コメントペーパー):40% 期末評価(期末試験):60% 上記を合算して、最終的な成績評価を行います。 |
予習及び復習等の内容 /Contents such as preparations for lessons and the review |
予習:講義時に配布する資料は必ず前もって読んでくることが求められます。 復習:講義では毎回扱ったテーマに関連した課題(200字程度)を出し、次回に提出してもらいます。 |
教材・教科書 /The teaching materials, textbook |
講義時にプリントを配布します。 |
参考文献 /bibliography |
随時講義で紹介していきます。 |
留意点・予備知識 /Point to keep in mind, back ground |
新たな視座を獲得したい、あるいは海外留学を考えている学生の皆さんは、ぜひ受講してください。 |
授業内容に関する質問・疑義等 /Question, doubt about class contents |
金曜日7~8時限、昼休み |
Eメールアドレス・HPアドレス /E-mail address, HP address |
ssawada@hirosaki-u.ac.jp |
学問分野1(主学問分野) /Discipline 1 |
A01:思想,芸術およびその関連分野 |
学問分野2(副学問分野) /Discipline 2 |
A02:文学,言語学およびその関連分野 |
学問分野3(副学問分野) /Discipline 3 |
A08:社会学およびその関連分野 |
実務経験のある教員による授業科目について /About the class subject by the teacher with the work experience |
なし |
地域志向科目 /Local intention subject |
なし |
授業形態・授業方法 /Class form, class method |
講義形式になりますが、学生の皆さんはコメントペーパーを通じて質問したり、自分の意見を表明することができます。 メディア授業に移行した場合は、Teamsで行います。 |
科目ナンバー /The subject number |
H1-2-2420-A01 |
メディア授業による著作物利用の有無について /Whether or not copyrighted works are used in media classes |
有/Yes |
その他 /Others |
特にありません。 |
No. | 回(日時) /Time (date and time) |
主題と位置付け(担当) /Subjects and instructor's position |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考 /Notes |
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該当するデータはありません |