科目一覧へ戻る | 2022/12/02 現在 |
開講科目名 /Course |
住民生活論B/Approaches to the Lives of Local Residents/Inhabitants B |
---|---|
時間割コード /Course Code |
2222000053 |
ナンバリングコード /Numbering Code |
|
開講所属 /Course Offered by |
人文社会科学部/ |
ターム・学期 /Term・Semester |
2022年度/Academic Year 後期 |
曜日コマ /Day, Period |
水/Wed 2 |
開講区分 /Semester offered |
後期/second semester |
単位数 /Credits |
2.0 |
学年 /Year |
2,3,4 |
主担当教員 /Main Instructor |
杉山 祐子/SUGIYAMA YUKO |
科目区分 /Course Group |
専門教育科目 学部専門科目 |
教室 /Classroom |
|
必修・選択 /Required/Elective |
選択 |
授業形式 /Class Format |
講義科目 |
メディア授業 /Media lecture |
- |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Faculty/Department |
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杉山 祐子/SUGIYAMA YUKO | 人文社会科学部/ |
難易度(レベル) /Level |
レベル2 |
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対応するCP/DP /CP/DP |
CP・DP 1 見通す力 CP・DP 3 学び続ける力 |
授業としての具体的到達目標 /Concrete arrival target as the class |
1. 人が生きる場としての地域・社会を捉える視点に触れること(CP・DP 1 見通す力) 2. 住民・生活に関わる人類学や地域研究の基礎理論を知ること(CP・DP 1 見通す力) 3. 地域で「よく生きる」ことについて考えること(CP・DP 3 学び続ける力) |
授業の概要 /Summary of the class |
「住民」と一口に言っても、地域の生活を構成するのは、年齢や性別、職業、来歴などが異なる多様な人々です。人やモノ、情報の移動がさかんになり、その多様性はさらにひろがっています。そうした地域や社会の現在と今後の姿を考えようとするとき、多様な人々が「生きる場」として、地域を捉えなおす視点が欠かせません。 外側からの視点でひとくくりに「住民生活」と捉えるのではなく、多様な人々による内側からの視点を合わせて多層的にとらえ、人びとと地域の生活全体を見通す必要があるでしょう。地域を人びとが生きる場と捉え直したとき、そこには豊かな広がりをもった視座があらわれます。 この講義では、そうした視座に関わる人類学や社会学の基本的な理論や概念について事例を通して解説し、理解を促します。日本、アフリカ、アジアなど、諸地域の具体的な事例をとおして、多様な人々が生きる場としての地域と、そこでの生活をみる視点や考え方を身につけます。それらを総合して上記3つの到達目標に迫り、地域や社会、人間について学び続ける力に結びつけます。 授業は、15回の講義をテーマごとにつの3セクションに分け、それぞれのテーマについて基礎知識からその展開までを解説します。セクションごとに受講者の理解度を確認しながら進めます。 |
授業の内容予定 /Contents plan of the class |
<第1回 イントロダクション:住民」と「生活」への視点ー生きる場としての地域> <第2回~第6回:セクション1ー生活を見る目> 第2回 生活を見る目1 : 「住民」と「生活」への視点 第3回 生活を見る目2 : 方法としてのフィールドワーク 第4回 生活を見る目3 : フィールドワークと在来知 第5回 生活を見る目4 : 生業と在来知 第6回 生活を見る目5 : 在来知と実践共同体 (セクション1 ミニテスト) <第7回 ~第10回 セクション2ー生活世界をつくる> 第7回 生活世界をつくる1:社会構造と共同性 第8回 生活世界をつくる2:現代のコモンズを考える 第9回 生活世界をつくる 3: 流動する「われわれ」意識としくみの維持 第10回 生活世界をつくる4: 活動の共同・相互扶助と地域の生活 (セクション2 ミニテスト) <第11回~第14回 セクション3: 「共にあること」をかんがえる> 第11回 「共にあること」をかんがえる1:互酬性とコミュニケーション 第12回 「共にあること」をかんがえる2:贈与と現金 第13回 「共にあること」をかんがえる3:「境界」と「われわれ」 第14回 「共にあること」をかんがえる4: 共にあることのあらわれー祭りと地域 第15回 まとめ:「住民」と「生活」を語る文脈 (セクション3or 全体 ミニテスト) *受講者の理解度をみながら内容や順番を変更することがあります。 |
成績評価方法及び採点基準 /A scholastic evaluation method and marking standard |
毎回のリフレクションペーパーによるコメントまたは課題提出による平常点(40%), 各セクションでのミニテスト(60%)によって評価します。ミニテストをミニレポートの提出に代える場合もあります。 メディア授業になった場合は、毎回のコメントまたは課題提出をForms等で行い、ミニテストをミニレポートの提出に代えて評価します。配点は上記と同様です。 |
予習及び復習等の内容 /Contents such as preparations for lessons and the review |
この授業では、復習を重視します。講義レジュメ・ノートを見直して、理解を深めましょう。講義で紹介した文献や資料を手に入れて目を通し、次の回までに質問やコメントを出してください。予習としては下記の参考文献を読むほか、各回の講義中に予習項目として示したトピックについて、事前に情報収集をしてください。 |
教材・教科書 /The teaching materials, textbook |
教科書は使用しません。毎回レジュメや資料を配布します。 |
参考文献 /bibliography |
人類学関連では、シンジルト・梅屋潔共編 『新版 文化人類学のレッスン』学陽書房 2017年、ジョイ・ヘンドリー(桑山敬己訳)『増補版 社会人類学入門』法政大学出版局 2017年 、綾部恒雄・桑山敬己編 『よくわかる文化人類学第2版』ミネルヴァ書房 2010年、など。このほか必要に応じて講義中に紹介します。いずれも大学図書館所蔵。 |
留意点・予備知識 /Point to keep in mind, back ground |
講義内で紹介した文献、資料のうち、1つはかならず目をとおしてください。 社会学、社会心理学、社会言語学、地理情報科学のほか、日本民俗学なども合わせて受講すると、理解が深まります。 |
授業内容に関する質問・疑義等 /Question, doubt about class contents |
月曜12:00-12:30 . 出張や急な会議で対応できない場合もあります。できるだけ事前にメールなどで連絡をしてください。 |
Eメールアドレス・HPアドレス /E-mail address, HP address |
yukos[at]hirosaki-u.ac.jp |
学問分野1(主学問分野) /Discipline 1 |
A04:地理学,文化人類学,民俗学およびその関連分野 |
学問分野2(副学問分野) /Discipline 2 |
A08:社会学およびその関連分野 |
学問分野3(副学問分野) /Discipline 3 |
Z95:学際・新領域 |
実務経験のある教員による授業科目について /About the class subject by the teacher with the work experience |
なし |
地域志向科目 /Local intention subject |
なし |
授業形態・授業方法 /Class form, class method |
講義形式。メディア授業の際には、Teamsによる同時配信で講義を行います。 |
科目ナンバー /The subject number |
H2-2-5401-A04 |
メディア授業による著作物利用の有無について /Whether or not copyrighted works are used in media classes |
無/Nothing |
その他 /Others |
とくになし |
No. | 回(日時) /Time (date and time) |
主題と位置付け(担当) /Subjects and instructor's position |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考 /Notes |
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該当するデータはありません |