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授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る 2022/12/02 現在

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Course
国際地域・社会・文化-音楽史研究入門-
時間割コード
/Course Code
1222100220
ナンバリングコード
/Numbering Code
開講所属
/Course Offered by
教養教育科目/
曜日コマ
/Day, Period
金/Fri 3
開講区分
/Semester offered
後期/second semester
単位数
/Credits
2.0
学年
/Year
1
主担当教員
/Main Instructor
朝山 奈津子/ASAYAMA NATSUKO
科目区分
/Course Group
教養教育科目 グローカル科目
教室
/Classroom
必修・選択
/Required/Elective
選択必修
授業形式
/Class Format
メディア授業
/Media lecture

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Faculty/Department
朝山 奈津子/ASAYAMA NATSUKO 教育学部/
難易度(レベル)
/Level
レベル2
対応するCP/DP
/CP/DP
CP・DP 1 見通す力
授業としての具体的到達目標
/Concrete arrival target as the class
異なる国の地域・社会・文化などを理解することを通して,多元的な知性・知恵・実践的教養能力を身につけること
授業の概要
/Summary of the class
○作曲家ヨハン・ゼバスティアン・バッハ(1685-1750)の音楽活動と主要作品の概要を掴む。
○音楽の研究方法・研究課題の概要を見渡し、「音楽学」、「音楽史」という学問分野の成立と目的を知る。
授業の内容予定
/Contents plan of the class
音楽は、素晴らしいものです! といっても、その素晴らしさはいったいどこから来るのでしょうか? なぜ、私たちは音楽を聴いて感激するのでしょうか? 「音楽学」は、こうした疑問に答えることを目指す学問です。音楽をもっと楽しむために、新たな音楽に出会うために、好きな音楽を広めるために、あるいは、よりうまく演奏するために、音楽学は役立ちます。
なお、ほんらい音楽学の対象は幅広く、何もクラシック音楽に限定されるものではありません。本授業では例として、クラシック音楽の研究方法の中から、「歴史的音楽学」を紹介します。
トピックとして、以下のものを予定しています。(受講生の関心や理解度に応じて変更することがあります。)

第1回 1)なぜバッハ?:(導入)芸術と芸術学、音楽と音楽学
第2回 2)バッハって誰?:伝記研究(1):バッハの生涯と創作の概要
第3回(2):バッハの伝記の諸相
第4回 3)バッハの曲ってどれ?:楽譜資料の整備と作品の年代特定
第5回 4)バッハの曲ってどんなの?:様式研究の方法
4-1)鍵盤曲:書法の分析(1):クラヴィア作品
第6回 (2):オルガン作品
第7回 4-2)管弦楽曲:楽曲形式の分析
第8回 4-3)教会カンタータ:歌詞と音楽の関係
第9回 4-4)受難曲:神学的アプローチ(1):キリスト教の福音書における受難物語
第10回 (2):バッハによる聖書解釈としての受難曲
第11回 4-5)オラトリオ:受難物語と降誕物語
第12回 4-6)連作曲集:バッハの体系的創作
第13回 5)バッハの曲ってどうやって弾くの?歌うの?:演奏実践
第14回 6)「Bach は小川ではなく大海である」:バッハと後世の作曲家たち
第15回 7)バッハはいかにして巨匠となったか?:バッハと後世の演奏家たち
成績評価方法及び採点基準
/A scholastic evaluation method and marking standard
・毎回のリアクションペーパー(40%):予習・復習として鑑賞した経験や、講義における疑問点、意見などの質および量
・期末レポート(60%):授業で提示した研究方法と、自身の音楽経験を踏まえて述べているかどうか
予習及び復習等の内容
/Contents such as preparations for lessons and the review
・授業内で扱う楽曲を聴いておくこと。授業では一部しか試聴できないことが多いので、かならず予習・復習として全体を聴いて下さい。毎週の平均で各2時間程度が必要です。

-3声のシンフォニア 第9番BWV 795
-トッカータとフーガ ニ短調 BWV 565
-F. ブゾーニ編曲:トッカータとフーガ ニ短調 BWV 565
-コラール〈われらの救い主なるイエス・キリスト Jesus Christus unser Heiland〉BWV 363
-《さまざまな手法による18のライプツィヒ・コラール》より〈われらの救い主なるイエス・キリスト〉BWV 665, 666
-『クラヴィーア練習曲集』第3部より〈われらの救い主イエス・キリスト〉BWV 688, 689
-半音階的幻想曲とフーガ ニ短調 BWV 903
-2声のインヴェンション 第6番 ホ長調BWV 777
-《平均律クラヴィーア曲集》第1巻より第2番ハ短調BWV 847
-《フランス組曲》第6番 ホ長調 BWV 817
-オルガン・ソナタ第6番 ト長調 BWV 530
-《イタリア協奏曲》 BWV 971
-無伴奏チェロ組曲第1番BWV1007
-無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第2番BWV1004
-《音楽の捧げ物》BWV1079
-ヴィオラ・ダ・ガンバとオブリガート・チェンバロのためのソナタBWV1039
-《ブランデンブルク協奏曲》全6曲
-《管弦楽組曲》全4曲
-カンタータ第147番《心と口と行ないと生活がHerz und Mund und Tat und Leben》BWV146
-カンタータ第4番《キリストは死の縄目に繋がれたり Christ lag in Todes Banden》BWV4
-カンタータ第106番《神の時は最良の時 Gottes Zeit ist die allerbeste Zeit》BWV106
-《マタイ受難曲》BWV244
-《クリスマス・オラトリオ》BWV248
-《ゴルトベルク変奏曲》BWV988
-《ゴルトベルク変奏曲の主題に基づく14のカノン》BWV 1087

ほか、授業時に指示します。
教材・教科書
/The teaching materials, textbook
・必要な資料は授業中に配布します。
・試聴音源は、大学の契約する音楽配信サービス「ナクソス・ミュージック・ライブラリー」を利用して下さい。アクセス方法(IDおよびパスワード)は初回授業時にお知らせします。
参考文献
/bibliography
●弘前大学付属図書館本館所蔵:
『音楽大事典』全5巻(平凡社、1981-1983)
礒山雅他編著『教養としてのバッハ 生涯・時代・音楽を学ぶ14講』(春秋社、2012)
Ch.ヴォルフ『ヨハン・ゼバスティアン・バッハ:学識ある音楽家』秋元里予訳(春秋社、2004)
M. ゲック『ヨハン・ゼバスティアン・バッハ』小林義武他訳(東京書籍、2001)
礒山雅『マタイ受難曲』(東京書籍、1994)
角倉一朗監修『バッハ事典』(音楽之友社、1993)
角倉一朗監修『バッハ叢書』全10巻と別巻2巻(白水社、1976-1997)※第1-9巻と別巻1のみ所蔵。

●教育学部音楽教育講座所蔵(閲覧の際は教員に直接申し込んで下さい):
『ニューグローブ世界音楽大事典』全21巻と別巻2巻(講談社、1993)

●青森県立図書館所蔵:
M.ペッツォルト『バッハの街』小岩信治、朝山奈津子訳(東京書籍、2005)
D.シューレンバーグ『バッハの鍵盤音楽』佐藤望他訳(小学館、2001)
礒山雅他監修『バッハ事典』(東京書籍、1996)

●県内図書館に所蔵なし:
久保田慶一『バッハ』(音楽之友社、2021)
久保田慶一他編著『バッハ キーワード事典』(春秋社、2012)
『バッハ全集』(小学館、1996-1999)全15巻 ※CDと論文や対訳などを含む単行本のセット
留意点・予備知識
/Point to keep in mind, back ground
・五線譜は読めなくとも構いません。
・作品鑑賞の際には著作権違反をすることがないよう注意して下さい。インターネット上の資料を使う場合には、大学が契約する音楽配信サービスや、パブリックドメインのものを利用して下さい。
授業内容に関する質問・疑義等
/Question, doubt about class contents
Teamsチャット、電子メール等で予約の上、随時可。
後期オフィスアワー:火曜5/6時限
授業後にも応対します。
Eメールアドレス・HPアドレス
/E-mail address, HP address
asayaman@hirosaki-u.ac.jp
学問分野1(主学問分野)
/Discipline 1
A01:思想,芸術およびその関連分野
学問分野2(副学問分野)
/Discipline 2
A03:歴史学,考古学,博物館学およびその関連分野
学問分野3(副学問分野)
/Discipline 3
該当なし
実務経験のある教員による授業科目について
/About the class subject by the teacher with the work experience
なし
地域志向科目
/Local intention subject
なし
授業形態・授業方法
/Class form, class method
講義
科目ナンバー
/The subject number
メディア授業による著作物利用の有無について
/Whether or not copyrighted works are used in media classes
有/Yes
その他
/Others
バッハの時代の教会音楽に関する授業の中で、キリスト教、特にルター派の思想と礼拝慣習に言及します。特定の宗教を布教する目的はありませんが、不快に感じる方は履修を控えて下さい。
No. 回(日時)
/Time (date and time)
主題と位置付け(担当)
/Subjects and instructor's position
学習方法と内容
/Methods and contents
備考
/Notes
該当するデータはありません

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