科目一覧へ戻る | 2022/12/02 現在 |
開講科目名 /Course |
人を育む営み-教育と社会- |
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時間割コード /Course Code |
1222100240 |
ナンバリングコード /Numbering Code |
|
開講所属 /Course Offered by |
教養教育科目/ |
曜日コマ /Day, Period |
金/Fri 4 |
開講区分 /Semester offered |
後期/second semester |
単位数 /Credits |
2.0 |
学年 /Year |
1,2,3,4 |
主担当教員 /Main Instructor |
高瀬 雅弘/TAKASE MASAHIRO |
科目区分 /Course Group |
教養教育科目 人間・生命 |
教室 /Classroom |
|
必修・選択 /Required/Elective |
選択必修 |
授業形式 /Class Format |
講義科目 |
メディア授業 /Media lecture |
- |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Faculty/Department |
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高瀬 雅弘/TAKASE MASAHIRO | 教育学部/ |
難易度(レベル) /Level |
レベル2 |
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対応するCP/DP /CP/DP |
CP・DP 1 見通す力 |
授業としての具体的到達目標 /Concrete arrival target as the class |
○教育学ならびにその近接領域についての学識を得ること ○上記学問の知識や技能に基づいて,人を育む営みを理解できるようになること |
授業の概要 /Summary of the class |
○「教育問題」といわれるものの因果関係の説明が、本当に当を得たものなのかについて検証する ○学校を中心とした教育と社会との関わりを、前期近代から後期近代へと至る歴史的な過程のなかに位置づけ、教育の現在を捉える「視座」について考える ○学校と社会に関わるひとつのテーマ(言説)を取り上げ、様々なデータや資料を活用しながらその意味や妥当性を検討する |
授業の内容予定 /Contents plan of the class |
現代社会においては、いじめや不登校、非行や犯罪、フリーターやニートと呼ばれる若者たち、さらには小学生から大学生にまで至る学力低下といったことまで、子どもや青少年と教育の関わりから生まれるものごとを「社会問題」として捉える議論があふれんばかりになっています。大人たちが子どもや青少年を理解しようとすればするほど、多くの言説が産み出され、そのことがかえってますます彼ら彼女らをみえにくくしているように思われます。 「教育問題」といわれるものの原因は、往々にして「教育の失敗」、すなわち学校に求められることがあります。子どもや青少年による事件が起きるたびに、メディアが学校に押しかけるといった光景は、それを端的に表しています。「学校がちゃんとしないから子どもや青少年が乱れるのだ」といった捉え方は、必ずしも現代に特有のものではありません。しかしながら、われわれにとって当たり前のような因果関係の説明が、本当に当を得たものなのかについて検証することがこの授業の目的です。 この講義では、学校を中心とした教育と社会との関わりを、前期近代から後期近代へと至る歴史的な過程のなかに位置づけ、教育の現在を捉える「視座」というものについて、受講生の皆さんとともに考えます。具体的には、各回ごとに学校と社会に関わるひとつのテーマ(言説)を取り上げ、様々なデータや資料を活用しながらその意味や妥当性を検討するという形をとります。 一連の講義を通して、現代の「教育問題」を自らの視点に立って、批判的に考察できるようになることを目的とします。 第1回 イントロダクション 第2回 「育ち」の場(1)―共同体から「教育家族」へ― 第3回 「育ち」の場(2)―学校の黄金時代から現代へ― 第4回 「学び」の空間(1)―近代学校という場― 第5回 「学び」の空間(2)―学級という特殊な空間― 第6回 学校と「文化」(1)―教育と国民化― 第7回 学校と「文化」(2)―制服の意味― 第8回 学校と「文化」(3)―「反学校」の文化― 第9回 学校と「競争」(1)―学歴主義の成立― 第10回 学校と「競争」(2)―学歴社会の虚像と実像― 第11回 学校と「競争」(3)―格差社会と学歴主義― 第12回 「仕事へ」の変容(1)―学校から職業への移行― 第13回 「仕事へ」の変容(2)―大学生の就職活動― 第14回 「関わり合い」の意味(1)―教室空間の人間関係― 第15回 「関わり合い」の意味(2)―コミュニケーションへの依存と不安― 第16回 期末試験 |
成績評価方法及び採点基準 /A scholastic evaluation method and marking standard |
平常評価:30%(毎回の授業終了後に提出する小課題・リアクションペーパーの内容に基づく。原則としてTeamsで提出) 期末評価:70%(理解度の確認。社会の関わりを意識しながら現代の教育を分析する能力を測る) 上記を合算して評価を行います。 |
予習及び復習等の内容 /Contents such as preparations for lessons and the review |
[予習]予め次回のレジュメ・資料等をTeamsにアップロードしておきますので、事前に熟読のうえ授業に臨むようにしてください。 [復習]授業後に課される課題を通じて、内容の振り返りを行ってください。また、各回の授業テーマについて参考文献、新聞、テレビのニュースやインターネットなどを通じて積極的に情報収集し、現代の子どもや若者、そして学校をめぐる問題について発展的な考察を行ってください。 |
教材・教科書 /The teaching materials, textbook |
特定の教科書は使用しません。 |
参考文献 /bibliography |
授業で配布するプリントにて適宜紹介します。 |
留意点・予備知識 /Point to keep in mind, back ground |
・受講にあたっては特段の予備知識は必要としません。 ・講義中の途中入退室や私語は授業進行の妨げとなるので、教室内でのマナーを守れない学生の履修は固くお断りします。 |
授業内容に関する質問・疑義等 /Question, doubt about class contents |
Eメールで対応します。またTeamsのチャットからいただいても結構です。オフィスアワーや授業の前後に直接おたずねいただいてもかまいません。 オフィスアワー:毎週月曜日 12:00~12:30 |
Eメールアドレス・HPアドレス /E-mail address, HP address |
メールアドレスは初回オリエンテーションの際にお知らせします。 |
学問分野1(主学問分野) /Discipline 1 |
A08:社会学およびその関連分野 |
学問分野2(副学問分野) /Discipline 2 |
A09:教育学およびその関連分野 |
学問分野3(副学問分野) /Discipline 3 |
A03:歴史学,考古学,博物館学およびその関連分野 |
実務経験のある教員による授業科目について /About the class subject by the teacher with the work experience |
なし |
地域志向科目 /Local intention subject |
なし |
授業形態・授業方法 /Class form, class method |
講義形式 |
科目ナンバー /The subject number |
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メディア授業による著作物利用の有無について /Whether or not copyrighted works are used in media classes |
有/Yes |
その他 /Others |
課題の提出や教員との連絡については、Teamsを用いますので、アプリをインストールし、使用法について習熟しておいてください。 |
No. | 回(日時) /Time (date and time) |
主題と位置付け(担当) /Subjects and instructor's position |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考 /Notes |
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該当するデータはありません |