科目一覧へ戻る | 2022/12/02 現在 |
開講科目名 /Course |
循環型エネルギーシステム特論/Sustainable Energy Systems |
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時間割コード /Course Code |
S221000055 |
ナンバリングコード /Numbering Code |
|
開講所属 /Course Offered by |
理工学研究科/ |
曜日コマ /Day, Period |
月 4 |
開講区分 /Semester offered |
前期/first semester |
単位数 /Credits |
2.0 |
学年 /Year |
1,2 |
主担当教員 /Main Instructor |
阿布 里提/ABULITI ABUDULA |
科目区分 /Course Group |
大学院(博士前期課程) 専門科目 |
教室 /Classroom |
|
必修・選択 /Required/Elective |
選択 |
授業形式 /Class Format |
講義科目 |
メディア授業 /Media lecture |
- |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Faculty/Department |
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阿布 里提/ABULITI ABUDULA | 理工学研究科/ |
難易度(レベル) /Level |
レベル5 |
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対応するDP /DP |
DP1・DP2・DP4 |
授業としての具体的到達目標 /Concrete arrival target as the class |
(1)国際エネルギー情勢を踏まえ,循環型社会構築の鍵となるエネルギー・環境技術を総合的に捉え,エネルギー安全保障,環境保全,経済成長(3E)の同時達成に必要な知識を学ぶ。 (2)生活の中の個別エネルギー技術を評価できる能力を養うとともに,理想的なエネルギーシステムを提案できる知識が身に着く。 (3)エネルギーと人間社会の現状と将来の在り方を学び,資源と環境問題を一体的・整合的に配慮した上で,創造的・複合的にエネルギーの利用方法を評価できる実力を養う。 |
授業の概要 /Summary of the class |
エネルギー形態とその変換における基本的な法則を始め,環境にやさしいクリーンなエネルギーの創成,変換,貯蔵および利用に関連する基礎を学習するとともに,再生可能エネルギー導入の重要性を理解し,環境・資源の保全と持続利用に関するエネルギー技術を総合的に捉える視点を身につけることを通じて,未来を支えるエネルギーシステム全体像に対する理解を深め,安全・安心で豊かな持続可能社会を構築するための循環型エネルギーシステムのあり方について講義する。 |
授業の内容予定 /Contents plan of the class |
第1回:エネルギー資源の利用と環境 地球におけるエネルギー資源の賦存状況と将来の枯渇問題、そして、化石燃料消費による地球温暖化問題について理解を深める 第2回:化石エネルギーに恵まれた現代社会 経済成長とエネルギー消費拡大の関係を分析し、人間社会とエネルギー資源のあり方から、持続性の根源について理解する。 第3回:エネルギーとその変換 各種エネルギーの特性、エネルギー伝達過程の基礎知識及び有効な使い方について理解する。 第4回:エネルギーの貯蔵と輸送 エネルギー有効利用過程において必要な蓄電・蓄熱及びその輸送技術について理解する。 第5回:エネルギーと廃棄物 循環型社会を考える際の重要な要素となる廃棄物の現状と、廃棄物の資源化及びエネルギー利用の重要性について理解する。 第6回:再生可能エネルギーの現状と課題 エネルギー資源及び気候変動問題を背景として、世界中で利用拡大している再生可能エネルギーの技術開発動向を紹介するとともに、今後の展望と課題について理解する。 第7回:バイオマスエネルギーとその利用技術 再生可能な資源であるバイオマスの利用は、地球温暖化防止、循環型社会の形成、農林漁業・農山漁村の再活性化、競争力ある戦略的産業の育成への有効な対策であることについて議論し、そのエネルギー変換利用技術の現状や将来の見通しについて理解する。 第8回:水素エネルギーとその利用技術 次世代エネルギーとして大きな期待がかけられている水素について学び、その応用分野として燃料電池技術を中心に開発の現状と課題を理解する。 第9回:クリーンエネルギー自動車 循環型エネルギー社会構築のためには、世界のエネルギー消費の3割以上と言われている自動車について考えるとともに、次世代クリーンエネルギー自動車について理解する。 第10回:次世代送電網(スマートグリッド) 再生可能エネルギーの導入目標達成に必要不可欠な新電力供給システムスマートグリッドについて理解する。 第11回:環境とエネルギー政策 エネルギー選択が地球環境を左右する重要課題となっているが、エネルギー政策課題は山積している。国内外の最新ネルギー情勢を踏まえつつ、エネルギーセキュリティ問題と地球温暖化問題の一体的・整合的な解決を目指すエネルギー政策の現状と課題について理解を深める 第12回:時代が求める循環型エネルギー社会 これまでの学習を踏まえ、エネルギー資源、地球環境問題及びエネルギー技術の現状課題を踏まえ、自然と調和・共生した持続可能な循環型社会形成に関する理解や知識を深める。 第13回:循環型エネルギーシステムの構築 有限であるエネルギー資源を効率的に利用するとともに再生可能エネルギーの利用を拡大し、更なる省エネルギー技術等によって循環型エネルギーシステム構築の可能性について、先進的な研究開発事例紹介を通じて理解を深める。 第14回:地域とエネルギー 地産地消型エネルギーシステム構築によって、エネルギーの自給率と創富力の向上、そして、地域経済の活性化に繋がることについて理解する。 第15回:討論・発表 本授業での学びを総括し、地域循環型社会実現を目指したエネルギーシステムの構築について議論する。 |
成績評価方法及び採点基準 /A scholastic evaluation method and marking standard |
討論・発表と提出レポートなどを踏まえ,以下の基準により評価する。 ・再生可能エネルギー資源,変換,貯蓄及び利用に関する基礎を理解し,生活の中における個別エネルギー技術を評価できる能力を身に付けているか。 ・再生可能エネルギーを活用した循環型社会実現に向けて,地域資源の活用を総合的に評価できる能力を身に付けているか。 |
予習及び復習等の内容 /Contents such as preparations for lessons and the review |
予習:次回の講義内容を確認し、関連する書籍を探して予習すること。 復習:講義で学んだ内容について、課題整理と理解を深めること。 |
教材・教科書 /The teaching materials, textbook |
授業題目に応じて講義の中で紹介する。 |
参考文献 /bibliography |
必要に応じて講義の中で紹介します。 |
留意点・予備知識 /Point to keep in mind, back ground |
環境調和型エネルギー、資源の有効利用に係る内容であるため、関連の基礎知識を習得していることが望ましいです。 |
授業内容に関する質問・疑義等 /Question, doubt about class contents |
金曜日 12:40~14:10(2号館0203号室) |
Eメールアドレス・HPアドレス /E-mail address, HP address |
abuliti@hirosaki-u.ac.jp http://www.st.hirosaki-u.ac.jp/~abuliti/ |
学問分野1(主学問分野) /Discipline 1 |
D31:原子力工学、地球資源工学、エネルギー学およびその関連分野 |
学問分野2(副学問分野) /Discipline 2 |
K64:環境保全対策およびその関連分野 |
学問分野3(副学問分野) /Discipline 3 |
C25:社会システム工学、安全工学、防災工学およびその関連分野 |
地域志向科目 /Local intention subject |
なし |
授業形態・授業方法 /Class form, class method |
講義形式で授業を行いますが、不定期に課題演習を行う場合もあります。 |
科目ナンバー /The subject number |
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メディア授業による著作物利用の有無について /Whether or not copyrighted works are used in media classes |
無/Nothing |
その他 /Others |
なし |
No. | 回(日時) /Time (date and time) |
主題と位置付け(担当) /Subjects and instructor's position |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考 /Notes |
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該当するデータはありません |