科目一覧へ戻る | 2022/12/02 現在 |
開講科目名 /Course |
分子分光学特論/Molecular Spectroscopy |
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時間割コード /Course Code |
S222000019 |
ナンバリングコード /Numbering Code |
|
開講所属 /Course Offered by |
理工学研究科/ |
曜日コマ /Day, Period |
金 3 |
開講区分 /Semester offered |
後期/second semester |
単位数 /Credits |
2.0 |
学年 /Year |
1,2 |
主担当教員 /Main Instructor |
宮本 量/MIYAMOTO RYO |
科目区分 /Course Group |
大学院(博士前期課程) 専門科目 |
教室 /Classroom |
|
必修・選択 /Required/Elective |
選択 |
授業形式 /Class Format |
講義科目 |
メディア授業 /Media lecture |
- |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Faculty/Department |
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宮本 量/MIYAMOTO RYO | 理工学研究科/ |
難易度(レベル) /Level |
レベル5 |
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対応するDP /DP |
DP1・DP2 |
授業としての具体的到達目標 /Concrete arrival target as the class |
○分光学的スペクトルがどういうものであるか, 理解する. ○物質の性質を, その構成要素である原子や分子の立場から考えるようになる. ○機能の中心となる分子構造や, 分子軌道の対称性を判別できる. ○簡単な分子の対称性を判別し, 基準振動解析ができる. ○赤外線吸収とラマンの振動スペクトルに関連して, 遷移の許容・禁制を判断できる. ○振動スペクトルの倍音・結合音について, 理解する. ○簡単な分子の対称性を判別し, 対称性適合軌道を作ることができる. ○電子遷移について, その遷移が許容か禁制かを判断できる. ○電子遷移における振電相互作用あるいはスピン軌道相互作用について, 理解する. ○磁気共鳴法の原理について理解し, 模式的なスペクトルを書くことができる. |
授業の概要 /Summary of the class |
物質の状態を調べるには, その構成要素である分子の状態を観察することが必須です. 目に見えないほど小さい分子を「見る」とは, 分光学的手段により, スペクトルを測定することです. 測定の原理および得られたスペクトルの解釈には, 分子の構造や電子状態に関する量子力学的な知識が必要です. この講義では, 群論と分子軌道法について簡単にふれて復習した後に, 振動スペクトルおよび電子スペクトルについての量子化学に基づいた理論的な面が詳述され, 具体的な例に基づいた応用例も紹介されます. |
授業の内容予定 /Contents plan of the class |
第01回 分子の対称性と群論<1>: 群の定義・対称操作 第02回 分子の対称性と群論<2>: 表現行列・可約表現と既約表現 第03回 分子の対称性と群論<3>: 指標表・簡約 第04回 分子軌道法: 主に軌道の対称性の観点から・射影演算子 第05回 時間に依存する摂動<1>: 摂動論の基礎 第06回 時間に依存する摂動<2>: フェルミの黄金律 第07回 時間に依存する摂動<3>: 遷移確率 第08回 選択律<1>: 直積・遷移双極子モーメント 第09回 選択律<2>: 許容遷移・禁制遷移 第10回 振動スペクトル<1>: 基準振動解析 第11回 振動スペクトル<2>: 赤外線吸収・ラマン散乱 第12回 電子スペクトル<1>: ジャブロンスキー図 第13回 電子スペクトル<2>: 吸収・発光(蛍光とリン光) 第14回 電子スペクトル<3>: ランベルト=ベールの法則・アインシュタイン係数 第15回 磁気共鳴スペクトル: NMRとEPRの基礎 ただし, 授業の進行状況等によりシラバスと実際の内容とが異なる可能性があります. その場合には, 都度説明されます. |
成績評価方法及び採点基準 /A scholastic evaluation method and marking standard |
平常の講義への参加態度, 中間および期末レポートにより総合的に評価されます. |
予習及び復習等の内容 /Contents such as preparations for lessons and the review |
主に数式の展開について, 自分の手を動かして計算してみるとともに, その式の意味を考えてみる. |
教材・教科書 /The teaching materials, textbook |
講義中に指示されます. |
参考文献 /bibliography |
* D. C. Harris and M. D. Bertolucci, ``Symmetry and Spectroscopy: An Introduction to Vibrational and Electronic Spectroscopy', Dover (1989). * P. W. Atkins, ``Molecular Quantum Mechanics', Oxford, (1970) 1st. ed., (1983) 2nd. ed. * 今野豊彦, ``物質の対称性と群論', 共立出版 (2001). * W. グライナー, ``量子力学 概論', シュプリンガー・フェアラーク東京 (2000). * 藤永茂・成田進, ``化学や物理のための やさしい群論入門', 岩波書店 (2001). * 小野寺嘉孝, ``物性物理/物性化学のための 群論入門', 裳華房 (1996). * 田中皓, ``分子物理学'', 裳華房 (1999). * 山内淳, ``磁気共鳴-ESR ー電子スピンの分光学ー'', サイエンス社 (2006) |
留意点・予備知識 /Point to keep in mind, back ground |
大学レベルの物理学 (力学・電磁気学) や数学 (微分積分・線形代数) の基礎知識を備え, 使いこなせることが必要です. |
授業内容に関する質問・疑義等 /Question, doubt about class contents |
月曜日 16:00-17:30, 理工学部二号館 0404 室 |
Eメールアドレス・HPアドレス /E-mail address, HP address |
E-mail: rmiya@hirosaki-u.ac.jp Web Page: http://www.st.hirosaki-u.ac.jp/%7Ermiya/class/ |
学問分野1(主学問分野) /Discipline 1 |
E32:物理化学、機能物性化学およびその関連分野 |
学問分野2(副学問分野) /Discipline 2 |
D29:応用物理物性およびその関連分野 |
学問分野3(副学問分野) /Discipline 3 |
E34:無機・錯体化学、分析化学およびその関連分野 |
地域志向科目 /Local intention subject |
なし |
授業形態・授業方法 /Class form, class method |
主に講義形式で行われますが, 小テストまたは宿題などとして問題演習も随時行われます. また受講者が少数の時は, ゼミ形式で行われることもあります. もしもメディア授業として開講される場合には, Teams を用いて講義を行います. |
科目ナンバー /The subject number |
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メディア授業による著作物利用の有無について /Whether or not copyrighted works are used in media classes |
無/Nothing |
その他 /Others |
特になし. |
No. | 回(日時) /Time (date and time) |
主題と位置付け(担当) /Subjects and instructor's position |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考 /Notes |
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該当するデータはありません |