科目一覧へ戻る | 2022/12/02 現在 |
開講科目名 /Course |
社会教育特論/Advanced Lecture on Social Education |
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時間割コード /Course Code |
C221000012 |
ナンバリングコード /Numbering Code |
|
開講所属 /Course Offered by |
地域共創科学研究科/ |
曜日コマ /Day, Period |
火 4 |
開講区分 /Semester offered |
前期/first semester |
単位数 /Credits |
2.0 |
学年 /Year |
1,2 |
主担当教員 /Main Instructor |
深作 拓郎/HUKASAKU TAKUROU |
科目区分 /Course Group |
大学院(修士課程) 専攻科目 |
教室 /Classroom |
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必修・選択 /Required/Elective |
選択 |
授業形式 /Class Format |
講義科目 |
メディア授業 /Media lecture |
- |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Faculty/Department |
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深作 拓郎/HUKASAKU TAKUROU | 教育学部/ |
難易度(レベル) /Level |
レベル5 |
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対応するDP /DP |
A1,B1 |
授業としての具体的到達目標 /Concrete arrival target as the class |
①社会教育の概念について理解する。 ②地域が抱える課題と克服をめざした学習活動の実態について分析し、より良き方向に向かう方策を構想できる。 |
授業の概要 /Summary of the class |
教育・福祉・産業などあらゆる領域において「再生・再構築」が必要とされている今日の日本社会において,社会教育への期待が高まっている。例えば,①子どもの放課後・学校外での受け皿の拡充,②高齢世代を支え合う地域包括ケア,③町内会や消防団をはじめとする地縁組織の活性化への対応など,地域の共助・互助力で担われることが期待されているからだ。 本講義では,地域が抱える課題解決をめざした住民の学習活動について,理論・政策・実践の側面から検討し,住民の学習が地域づくりに果たす意味や構造について理解を深める。 |
授業の内容予定 /Contents plan of the class |
授業計画 第1回:イントロダクション 15回の計画について説明を行う。 第2回:社会教育と学校教育 学校教育の課程外で取り組まれる住民の主体的な学習について事例を用いて概説する。 第3回:社会教育の概念の理解 社会教育に関する基本的な事象について概説し、住民の主体的学習の構造について理解を深める。 第4回:社会教育法と社会教育行政 社会教育法の理念と基本構造を概説し、社会教育行政と住民の学習活動の関係性について理解を深める。 第5回:公民館(社会教育施設)に関する近年の動向 公民館をはじめとする社会教育施設の近年の動向について概説する。 第6回:大学開放と成人教育に関する近年の動向 いくつかの研究論文を手掛かりに、わが国の大学開放と成人学習の系譜をについて検討する。 第7回:子どもの放課後と社会教育 子どもを対象に放課後の受け皿としての社会教育について、理論的側面から検討する。 第8回:子どもの放課後と社会教育政策の動向-社会教育・生涯学習政策 子どもの放課後に着目し、1971年社会教育審議会答申、74年同建議、近年の放課後子ども総合プランについて検討する。 第9回:児童福祉領域と子どもの放課後と社会教育政策-社会教育・生涯学習政策の動向 隣接領域である児童福祉の観点から、子どもの放課後に関する(児童館・放課後児童クラブ、子ども食堂など)政策・施策動向について検討する。 第10回:子どもの遊び場づくり活動をとおした住民の学習‐住民主導による地域課題解決をめざした社会教育実践 青森県内での子どもの遊び場づくり実践から、子どもの放課後事情を具体的に把握すると同時に、市民レベルで取り組める実践について検討する。 第11回:NPOによる育児・家庭教育支援‐住民主導による地域課題解決をめざした社会教育実践 青森市内で育児支援(家族支援)の実践から、青森県内での育児世代が抱える課題について検討する。 第12回:住民の見守り活動からみえてくる地域課題‐住民主導による地域課題解決をめざした社会教育実践 青森県内のNPO代表者の実践から、育児世代や高齢世代を地域がいかに支えていくか、その上での諸問題について検討する。 第13回:住民主導の地域おこし活動‐住民主導による地域課題解決をめざした社会教育実践 住民が自主的に立ち上がって地域おこし実践に取り組み、現在では多様な広がりをみせている事例について、地域が抱える困難の克服を目指した取り組みついて検討する。 第14回:開拓保健師の足跡からたどる地域課題の発見と住民の組織化‐住民主導による地域課題解決をめざした社会教育実践 岩手県田野畑村で活躍した一人の「開拓保健師」に着目し、地域の貧困や生活構造の課題を発見し、その克服に向けた実践について、文献を手掛かりに検討する。 第15回:省察と総括 地域課題の克服をめざした社会教育実践が果たす役割について、総括的な議論を行い、学びを省察する。 授業の進捗状況により順序等を変更する場合もある。 詳細は、初回開講時に説明する。 |
成績評価方法及び採点基準 /A scholastic evaluation method and marking standard |
各回の小レポート(50%)と最終レポート(50%)で総合的に評価する。 各回の小レポートは,社会教育の概念や法などの理念に関する理解,ならびに,地域が抱える課題解決をめざした住民の学習活動について,取り上げるそれぞれの事例の特徴について把握度を評価する。 最終レポートでは,住民の学習が地域づくりに果たす意味や構造について考察度を評価する。 |
予習及び復習等の内容 /Contents such as preparations for lessons and the review |
・配布資料並びにノートの整理 ・参考文献の通読と整理 ・授業内容に関連する新聞記事や関連資料のクリッピングと整理 |
教材・教科書 /The teaching materials, textbook |
必要に応じて資料を配布する。 |
参考文献 /bibliography |
・社会教育推進全国協議会編(2017)『社会教育・生涯学習ハンドブック 第9版』エイデル研究所 ・東北の社会教育研究会編(2001)『地域を拓く学びと協同―新たな結いをめざして-』エイデル研究所 ・岩見ヒサ(2010)『吾が住み処ここより外になし―田野畑村元開拓保健婦のあゆみ』崩文社 |
留意点・予備知識 /Point to keep in mind, back ground |
講義の内容をただ覚えるのではなく、講義の内容を「自分自身の問題」として問い直すこと。 紹介された文献に目を通したり、日ごろから書籍や新聞、雑誌を丹念に目を通すこと、さまざまな実践活動に参加していくなど、自ら学ぶ姿勢が重要である。 逐次情報提供していくので、地域社会で展開されている実践活動に積極的に参加していくことを望む。 |
授業内容に関する質問・疑義等 /Question, doubt about class contents |
学外(地域)との連携推進を目的とした部局に所属する教員であるため、出張や打ち合わせが多く毎週決まった時間が空いているわけではありませんが、平日の8時半~10時は研究室に在席していることが多い。事前にご連絡いただけると確実です。研究室は、教育学部棟4階4-18研究室です。 |
Eメールアドレス・HPアドレス /E-mail address, HP address |
takurou●hirosaki-u.ac.jp |
学問分野1(主学問分野) /Discipline 1 |
A09:教育学およびその関連分野 |
学問分野2(副学問分野) /Discipline 2 |
A08:社会学およびその関連分野 |
学問分野3(副学問分野) /Discipline 3 |
Z95:学際・新領域 |
地域志向科目 /Local intention subject |
なし |
授業形態・授業方法 /Class form, class method |
講義形式が主だが、ディスカッションなども取り入れた参加型の授業にしていく。 ゲストスピーカーも数回お招きする予定である。 |
科目ナンバー /The subject number |
GC-5-1314-A09 |
メディア授業による著作物利用の有無について /Whether or not copyrighted works are used in media classes |
無/Nothing |
その他 /Others |
Teamsを用いて授業行う場合も想定されることから,アプリインストールしおくこと。 |
No. | 回(日時) /Time (date and time) |
主題と位置付け(担当) /Subjects and instructor's position |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考 /Notes |
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該当するデータはありません |