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授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る 2022/12/02 現在

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Course
環境影響評価特論/Advanced Lecture on Environmental Impact Assessment
時間割コード
/Course Code
C221000014
ナンバリングコード
/Numbering Code
開講所属
/Course Offered by
地域共創科学研究科/
曜日コマ
/Day, Period
火 3
開講区分
/Semester offered
前期/first semester
単位数
/Credits
2.0
学年
/Year
1,2
主担当教員
/Main Instructor
長南 幸安/CHOUNAN YUKIYASU
科目区分
/Course Group
大学院(修士課程) 専攻科目
教室
/Classroom
必修・選択
/Required/Elective
選択
授業形式
/Class Format
講義科目
メディア授業
/Media lecture

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Faculty/Department
長南 幸安/CHOUNAN YUKIYASU 教育学部/
難易度(レベル)
/Level
レベル5
対応するDP
/DP
A1,A3,B1,B3
授業としての具体的到達目標
/Concrete arrival target as the class
1.環境への負荷や影響を正しく評価・管理できる技術を身につける。
2.環境に関する諸問題について,環境に関する情報(技術情報・研究情報)を用いて,客観的に分析・管理するスキルを身につける。
3.環境に関する情報(技術情報・研究情報)の分析を通じて,社会的ニーズの検討ができる。
4.分析した情報を活用して問題解決や課題解決の手段を提案することができる。
授業の概要
/Summary of the class
環境影響を評価するための基本的な概念と原理について学習する。例えば地球温暖化問題についてなら,LCA(Life Cycle Assessment)の基本的な定義と,カーボンニュートラル概念に基づくカーボンフットプリントやLCCO2(ライフサイクルCO2排出量)の算出方法などを学び,COP21で採択された気候変動抑制に関する多国間の国際的な協定であるパリ協定の理念と意義などを学ぶ。また社会的ニーズの分析のため,環境調和とされている製品や産業などについて,過去の事例紹介,世界的な現状,将来への見通しと期待されている概念や技術に関してLCAなどに基づいた評価をおこなう。
授業の内容予定
/Contents plan of the class
第1回:イントロダクション
環境評価の基本的概念を説明した上で,授業の目的・計画等の説明を行う。

第2回:環境影響評価の概念(1)エコロジカル・フットプリントについて
地球の環境容量をあらわす指標の一つであるエコロジカル・フットプリントの定義と算出方法を学習する。また利用方法と,その限界と批判に関しても学ぶ。

第3回:環境影響評価の概念(2)カーボンフットプリントについて
「炭素の足跡」を意味するカーボンフットプリントの定義と算出方法を学習する。またカーボンフットプリントの表示の概要やその目的,制度とその効果についても学ぶ。

第4回:環境影響評価の概念(3)フードマイレージについて
「食料の輸送距離」を意味するフードマイレージの定義と算出方法を学習する。またフードマイレージの起源や,根本的な考え方,およびその問題点や批判などについても学ぶ。

第5回:環境影響評価の概念(4)ウッドマイルズについて
食材の輸送距離を減らす概念であるフードマイレージに類似するウッドマイルズの定義と算出方法を学習する。またウッドマイルズの概要と,それが意味する循環型社会についても学ぶ。

第6回:環境負荷低減の事例1-1 触媒反応の歴史について
環境負荷が少ない技術である触媒反応の歴史について学ぶ。触媒反応の基本的な概念と,特に技術革新と呼べる触媒反応に関して,ノーベル賞受賞の業績とともに学ぶ。

第7回:環境負荷低減の事例1-2 触媒反応の現状について
現在,産業や製品として利用されている触媒反応について学習する。その活用されている触媒反応の基本的な原理と効率について学び,環境負荷の低減率に関しても算出する。

第8回:環境負荷低減の事例1-3 触媒反応の将来について
将来,開発が望まれている触媒化の技術と,近い未来に実用化が期待されている触媒反応について学習する。またその根本となる基本的な概念と,クリアしなければならない課題についても学ぶ。

第9回:環境負荷低減の事例2-1 バイオマスの歴史について
環境負荷,特に二酸化炭素削減が期待される資源であるバイオマスの定義とその歴史ついて学習する。またバイオマスが環境にやさしいとされる根拠であるカーボンニュートラルの概念についても学ぶ。

第10回:環境負荷低減の事例2-2 バイオマスの現状について
現在,利用されているバイオマスの種類とその利用方法について学習する。またこれらのバイオマスがLCA,LCCO2の概念により効率性についても学ぶ。

第11回:環境負荷低減の事例2-3 バイオマスの将来について
今後,期待されているバイオマスの種類と将来性,及びその問題点について学習する。バイオマスの将来性,可能性についても学ぶ。

第12回:環境負荷低減の事例調査(1) テーマの選定
実用化,あるいは近い将来実用化されつつある環境負荷低減技術の調査をし,発表するためのテーマを決定する。

第13回:環境負荷低減の事例調査(2) 発表準備
第12回で選定した環境負荷低減技術のさらに詳細な調査と,発表のための資料準備を行う。

第14回:環境負荷低減の事例調査発表
調査した環境負荷技術の発表を行う。

第15回:講義のまとめと総括
事例調査発表の事後指導と環境負荷を軽減するための方法についての総括を行う。

定期試験は実施しない。
成績評価方法及び採点基準
/A scholastic evaluation method and marking standard
事例の発表内容(50%) 発表事例のレポート評価(50%)で評価する。
事例発表の内容では,特に環境負荷低減事例のテーマ選定,環境負荷や影響を正しく評価できているか,客観的に分析できているか,社会的ニーズの将来性をわかりやすく正確に説明できているかを中心に評価する。
レポートに関しては、事例発表の資料を元に、環境に関する情報(技術情報・研究情報)の収集と分析するスキルが身についているか、分析した情報を活用して問題解決や課題解決の手段を提案することができているかを中心に評価する。
予習及び復習等の内容
/Contents such as preparations for lessons and the review
予習:次回の講義テーマの内容を調べ、ある程度自分なりに理解しておくこと。(120分)
復習:講義で学んだ内容について、理解の確認を行うこと。(120分)
教材・教科書
/The teaching materials, textbook
特に指定はしない。
参考文献
/bibliography
環境影響評価に関する書籍
例えば
1)環境法政策学会編集(2011)『環境影響評価―その意義と課題』商事法務出版
(ISBN: 978-4785718848)
2)環境アセスメント学会編(2013)『環境アセスメント学の基礎』恒星社厚生閣
(ISBN: 978-4769912941)
など
留意点・予備知識
/Point to keep in mind, back ground
特になし
授業内容に関する質問・疑義等
/Question, doubt about class contents
月曜日 10時20分から11時50分
なお,この時間帯以外での面会を希望する場合は,事前に連絡すること。
Eメールアドレス・HPアドレス
/E-mail address, HP address
cho<at>hirosaki-u.ac.jp
<at>は@に変換
学問分野1(主学問分野)
/Discipline 1
K63:環境解析評価およびその関連分野
学問分野2(副学問分野)
/Discipline 2
K64:環境保全対策およびその関連分野
学問分野3(副学問分野)
/Discipline 3
B17:地球惑星科学およびその関連分野
地域志向科目
/Local intention subject
なし
授業形態・授業方法
/Class form, class method
講義・演習

遠隔授業(メディア授業)に移行した場合は、Teamsによる双方向形式で行います。
科目ナンバー
/The subject number
GC-5-1320-K63
メディア授業による著作物利用の有無について
/Whether or not copyrighted works are used in media classes
有/Yes
その他
/Others
特になし
No. 回(日時)
/Time (date and time)
主題と位置付け(担当)
/Subjects and instructor's position
学習方法と内容
/Methods and contents
備考
/Notes
該当するデータはありません

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