科目一覧へ戻る | 2022/12/02 現在 |
開講科目名 /Course |
人文地理学特論/Advanced Lecture on Human geography |
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時間割コード /Course Code |
C222000028 |
ナンバリングコード /Numbering Code |
|
開講所属 /Course Offered by |
地域共創科学研究科/ |
曜日コマ /Day, Period |
月 3 |
開講区分 /Semester offered |
後期/second semester |
単位数 /Credits |
2.0 |
学年 /Year |
1,2 |
主担当教員 /Main Instructor |
松井 歩/MATSUI AYUMU |
科目区分 /Course Group |
大学院(修士課程) 専攻科目 |
教室 /Classroom |
|
必修・選択 /Required/Elective |
選択 |
授業形式 /Class Format |
講義科目 |
メディア授業 /Media lecture |
- |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Faculty/Department |
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松井 歩/MATSUI AYUMU | 人文社会科学部/ |
難易度(レベル) /Level |
レベル5 |
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対応するDP /DP |
B1 |
授業としての具体的到達目標 /Concrete arrival target as the class |
受講者は地理学における理論と実践,そしてその背景を当時の文脈に即して理解し,今後を展望することを通じて自身の関心を体系の中に位置づけていくことを目指す. |
授業の概要 /Summary of the class |
本講義では地理学における研究史と諸理論を概観する.講義ではまず地理思想・地理学理論の意義,そして近代地理学成立以前の学史を概観し(第1〜2回),その後に近代以降の地理学において重要となったトピックを取り上げながら検討していく(第4回〜13回).第14〜15回ではそれまでに検討した理論について振り返るとともに,アングロアメリカを中心とした地理学的知識の生産体制を批判的に検討する. |
授業の内容予定 /Contents plan of the class |
第1回: ガイダンス 講義の概要と構成,取り組み方などについて説明する 第2回: 地理思想と地理学理論の重要性 体系的な学問分野としての地理学における理論と思想がいかに地理学的実践と結びついてきたかを概観し,その重要性を学習する 第3回: 初期の地理学 古代ギリシャから1500年代までの地理学を概観する 第4回: 近代地理学の成立 学問分野としての地理学の成立と制度化について学習する 第5回: 「地域」をめぐる思索 地理学の重要概念である「地域」に関する議論について学習する 第6回: 空間科学と計量革命 法則定立的な「空間科学」としての地理学を志向した計量革命の潮流について学習する 第7回: 人文主義地理学 計量革命に反発し,主観的経験から生活世界の理解を目指した人文主義地理学について学習する 第8回: マルクス主義地理学 マルクス主義の立場から現実世界における社会問題への貢献を目指したマルクス主義地理学について学習する 第9回: フェミニスト地理学 成人男性労働者に偏重した研究蓄積に異を唱え,地理学の理論的拡張に貢献したフェミニスト地理学について学習する 第10回: ポストモダン地理学とその後 人文地理学における「文化論的転回」,隣接諸科学における「空間論的転回」をふまえつつ,1980年代以降のポストモダン地理学について学習する 第11回: ポスト構造主義的地理学に向けて 構造と行為主体性の止揚を志向するポスト構造主義的地理学の動向について学習する 第12回: 関係論的地理学 空間を所与の存在としてみなすのではなく,関係論的・プロセス的に生成されるものとしてアプローチする関係論的地理学の立場および実践について学習する 第13回: 人間以上(more-than-human)の地理学 関係論的地理学の中でも,非人間(non-human)との関係に着目し,異種混淆的な空間の生成に着目するmore-than-humanの地理学について学習する 第14回: 地理学的言説から除外されるもの 地理学的知識の生産体制が現状英語圏を中心とするものとなっており,英語以外の言語で著される成果が等閑視されてきたことを批判的に検討する 第15回: まとめと振り返り 講義内容を振り返り,自身の関心を体系の中に位置づける |
成績評価方法及び採点基準 /A scholastic evaluation method and marking standard |
平常評価(コメントカード・不定期課題による): 40% 最終評価(レポートによる): 60% |
予習及び復習等の内容 /Contents such as preparations for lessons and the review |
講義前には事前に配布する資料を精読すること 講義後にはノートと資料を読み直し,不明点は参考文献等を調べること |
教材・教科書 /The teaching materials, textbook |
Cresswell, T. 2013. Geographic Thought: A Critical Introduction. Wiley-Blackwell. |
参考文献 /bibliography |
ジョンストン, R. 著, 立岡裕司訳. 1997『現代地理学の潮流: 戦後の米・英人文地理学史(上)』地人書房. ジョンストン, R. 著, 立岡裕司訳. 1999『現代地理学の潮流: 戦後の米・英人文地理学史(下)』地人書房. 森 正人 2021.『文化地理学講義: "地理"の誕生からポスト人間中心主義へ』新曜社. その他の参考文献は授業中に適宜示す. |
留意点・予備知識 /Point to keep in mind, back ground |
特になし |
授業内容に関する質問・疑義等 /Question, doubt about class contents |
毎回配布するコメントカードに記入するか,講義終了後に質問すること. オフィスアワー: 金曜日13:00〜14:00 以外でもメール等で日程調整後に対応する. |
Eメールアドレス・HPアドレス /E-mail address, HP address |
matsu[at]hirosaki-u.ac.jp |
学問分野1(主学問分野) /Discipline 1 |
A04:地理学,文化人類学,民俗学およびその関連分野 |
学問分野2(副学問分野) /Discipline 2 |
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学問分野3(副学問分野) /Discipline 3 |
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地域志向科目 /Local intention subject |
なし |
授業形態・授業方法 /Class form, class method |
講義形式 メディア授業に移行した場合はTeamsを使用した双方向授業 |
科目ナンバー /The subject number |
GC-5-1331-A04 |
メディア授業による著作物利用の有無について /Whether or not copyrighted works are used in media classes |
無/Nothing |
その他 /Others |
No. | 回(日時) /Time (date and time) |
主題と位置付け(担当) /Subjects and instructor's position |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考 /Notes |
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該当するデータはありません |