科目一覧へ戻る | 2023/09/27 現在 |
開講科目名 /Course |
生命倫理学 |
---|---|
時間割コード /Course Code |
6231000022 |
ナンバリングコード /Numbering Code |
|
開講所属 /Course Offered by |
医学部心理支援科学科/ |
曜日コマ /Day, Period |
水/Wed 3 |
開講区分 /Semester offered |
前期/first semester |
単位数 /Credits |
2.0 |
学年 /Year |
4 |
主担当教員 /Main Instructor |
栗林 理人/KURIBAYASHI MICHITO |
科目区分 /Course Group |
専門教育科目 専門応用科目 |
教室 /Classroom |
|
必修・選択 /Required/Elective |
必修 |
授業形式 /Class Format |
講義科目 |
メディア授業 /Media lecture |
- |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Faculty/Department |
---|---|
栗林 理人/KURIBAYASHI MICHITO | 保健学研究科/ |
難易度(レベル) /Level |
レベル2 |
---|---|
対応するCP/DP /CP/DP |
CP・DP 1 見通す力 CP・DP 2 解決していく力 |
授業としての具体的到達目標 /Concrete arrival target as the class |
・現代の医学・医療が先端医療技術の発展に伴い生じてきた生命倫理学的な問題、課題を理解する(CP・DP 1 見通す力) ・生命倫理学的な問題点を整理して、それらの問題を考え、取り組んで行く力を身につける(CP・DP 2 解決していく力) |
授業の概要 /Summary of the class |
本講義では、ヒトの生命にかかわる医療という観点から、生きることと死についての概念や定義、その倫理的な現状を学習する。とくに生殖技術、移植医療、遺伝子技術にかかわるバイオテクノロジーの進歩による先端医療技術の発展に伴い、新たな生命倫理学的な問題が生じており、今日の医学・医療の問題を考えるための土台を築く。そして、患者−医療者関係において、患者の自己決定権の確立、患者の諸権利を保証するための基礎をなすインフォームド・コンセントの理解を深める。 |
授業の内容予定 /Contents plan of the class |
第1回:生命倫理学とは何か 生命倫理学の成立や位置づけについて、倫理学という学問の中で基本的なところを学ぶ。 第2回:健康・病気・医療 健康と病気、予防と診断、治療という観点から学ぶ。 第3回:生殖技術 生殖技術の発展・拡大に伴う倫理的問題への対応を日本の現状を踏まえながら学ぶ。 第4回:移植医療 脳死、臓器移植、移植医療の現状と問題点を整理して、基本的なところを学ぶ。 第5回:科学的医学の論理と倫理 科学的医学の成立とその論理、ナチスの人体実験から「ヘルシンキ宣言」に至るまでの歴史を振り返りながら学ぶ。 第6回:人工妊娠中絶 人工妊娠中絶をアメリカの中絶問題、大きな争点となっている胚・胎児・新生児の資格の問題から理解を深める。 第7回:安楽死 安楽死を日本やアメリカで生じた判例をみながら考え、安楽死問題の現在についても学ぶ。 第8回:人間とは何か 医療の在り方、とりわけ誕生と死の場面においては、あらためて「人間とは何か」を問い直さざるを得なくなるため、パーソン論などについて学ぶ。 第9回:緩和ケア 癌の治療、ターミナルケアという視点から、緩和ケアの基本的なところについて学ぶ。 第10回:遺伝子技術 遺伝子技術の進歩により遺伝子診断が可能となったため、医療は優生学的問題を避けられない状態にあることを学ぶ。 第11回:インフォームド・コンセント インフォームド・コンセントの理念を理解し、患者−医療者関係について考え、インフォームド・コンセントの問題点につい て学ぶ。 第12回:今後の医療と生命倫理学 医学・医療批判、医療・福祉政策、生命倫理学と環境問題という視点で考えて理解を深める。 第13回:遺伝子・DNA・ゲノム、バイオテクノロジー、ヒトゲノム あらためて遺伝子技術の進歩により顕在化してきたこれらの問題について、深く学び検討する。 第14回:生殖補助医療技術、出生前診断・着床前診断・優性思想 あらためて生殖技術の発展、進歩により出現してきたこれらの問題について考えて学ぶ。 第15回:脳死と臓器移植、再生医療 人体の資源化、商品化という現実問題を整理した上で、あらためて脳死と臓器移植、再生医療いついて深く学ぶ。 |
成績評価方法及び採点基準 /A scholastic evaluation method and marking standard |
【評価の基準】 ①生命倫理学における総論的な知識(人間とは何か、生と死、医学の論理と倫理など)と各論的な知識(生殖技術、移植医療、遺伝子技術の進歩に伴う問題点、安楽死、緩和ケアなど)の理解、習得度をみる。 ②授業への出席と授業に取り組む姿勢や態度をみる。 【評価の構成】 ①最終テスト(80%) ②小レポート・リアクションペーパーの内容(20%) |
予習及び復習等の内容 /Contents such as preparations for lessons and the review |
復習:講義内容について、各自で整理を行い、不明な点は質問すること |
教材・教科書 /The teaching materials, textbook |
哲学教科書シリーズ 生命倫理学入門(第4版) 今井道夫 著(2018 産業図書) |
参考文献 /bibliography |
授業で適宜紹介する。 |
留意点・予備知識 /Point to keep in mind, back ground |
とくに予備知識は必要としない。 |
授業内容に関する質問・疑義等 /Question, doubt about class contents |
質問・疑義については、授業終了時に直接質問するか、メールにて行う形とする。 |
Eメールアドレス・HPアドレス /E-mail address, HP address |
栗林理人・メールアドレス:michito1@hirosaki-u.ac.jp |
学問分野1(主学問分野) /Discipline 1 |
A10:心理学およびその関連分野 |
学問分野2(副学問分野) /Discipline 2 |
該当なし |
学問分野3(副学問分野) /Discipline 3 |
該当なし |
実務経験のある教員による授業科目について /About the class subject by the teacher with the work experience |
実務経験 |
地域志向科目 /Local intention subject |
なし |
授業形態・授業方法 /Class form, class method |
パワーポイント等を使用した講義 |
科目ナンバー /The subject number |
|
メディア授業による著作物利用の有無について /Whether or not copyrighted works are used in media classes |
無/Nothing |
その他 /Others |
担当教員は、精神科医の立場から、臨床現場に携わった経験に基づき、講義を行います。 また、本講義は基本的に対面授業を予定していますが、コロナウイルス感染症の感染状況等に応じて適宜、メディア授業に移行する可能性があります。その場合、メディア授業の媒体は Microsoft Teams を用いて行います。 |
No. | 回(日時) /Time (date and time) |
主題と位置付け(担当) /Subjects and instructor's position |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考 /Notes |
---|---|---|---|---|
該当するデータはありません |