科目一覧へ戻る | 2023/09/27 現在 |
開講科目名 /Course |
保健医療地域支援実習 |
---|---|
時間割コード /Course Code |
6231000025 |
ナンバリングコード /Numbering Code |
|
開講所属 /Course Offered by |
医学部心理支援科学科/ |
曜日コマ /Day, Period |
木/Thu 1, 木/Thu 2 |
開講区分 /Semester offered |
通年 |
単位数 /Credits |
2.0 |
学年 /Year |
4 |
主担当教員 /Main Instructor |
栗林 理人/KURIBAYASHI MICHITO |
科目区分 /Course Group |
専門教育科目 専門応用科目 |
教室 /Classroom |
|
必修・選択 /Required/Elective |
必修 |
授業形式 /Class Format |
実習科目 |
メディア授業 /Media lecture |
- |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Faculty/Department |
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三上 珠希/MIKAMI TAMAKI | 保健学研究科/ |
栗林 理人/KURIBAYASHI MICHITO | 保健学研究科/ |
斉藤 まなぶ/SAITO MANABU | 保健学研究科/ |
櫛引 夏歩/KUSHIBIKI NATSUHO | 保健学研究科/ |
朴 白順 | 保健学研究科/ |
心理支援科学科教員 | 保健学研究科/ |
難易度(レベル) /Level |
レベル3~4 |
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対応するCP/DP /CP/DP |
CP・DP 1 見通す力 CP・DP 2 解決していく力 CP・DP 3 学び続ける力 |
授業としての具体的到達目標 /Concrete arrival target as the class |
・地域支援において求められる心理支援専門職の役割を説明できる。(CP・DP1見通す力) ・多職種連携において果たす心理支援専門職の役割を説明できる。(CP・DP2解決していく力) ・保健医療分野における簡便なスクリーニングの基本的な実施が可能になる。(CP・DP3学び続ける力) |
授業の概要 /Summary of the class |
保健学研究科や医学部附属病院、健康未来イノベーションセンターが行う地域支援活動に参加し、保健医療と福祉、教育が連携して取り組む地域支援活動について、体験的に理解を深める。具体的には、大学が市から委託を受けている発達健診事業に参加し、神経発達症の早期発見と支援、療育から就学に至る連携システムや、認知症の予防と早期発見、大学が市と取り組む地域包括ケアシステムの仕組み作り等について学習する。実習は、事前指導、実習、事後指導から構成し、実習中は、教員の指導を受ける。 |
授業の内容予定 /Contents plan of the class |
授業計画 第1回:オリエンテーション (担当:栗林理人・斉藤まなぶ・三上珠希・櫛引夏歩・心理支援科学科教員) 実習全体の注意事項や授業全体の進め方等について説明を行う。 第2回:地域における保健医療現場での実習:3歳児検診:オリエンテーション (担当:三上珠希・櫛引夏歩) 3歳児検診のオリエンテーションとして,検診の実施趣旨,内容について概説するとともに,当日実施する心理検査(神経発達症の質問紙および半構造化面接に基づくスクリーニング)についてインフォームド・コンセントの手続き,個人情報の取り扱いについて説明を行う。 第3回:地域における保健医療現場での実習:3歳児検診: 心理検査の陪席1 (担当:三上珠希・櫛引夏歩) 弘前市と弘前大学医学部附属病院が連携して取り組んでいる3歳児検診に参加し,担当教員が実施する心理検査に関する実施内容の説明と同意取得,検査場面の陪席を行う。 第4回:地域における保健医療現場での実習:3歳児検診: 心理検査の陪席2 (担当:三上珠希・櫛引夏歩) 3歳児検診に参加し,担当教員が実施する心理検査に関する実施内容の説明と同意取得,検査場面の陪席を行う。 第5回:地域における保健医療現場での実習:心理検査の説明と同意1 (担当:三上珠希・櫛引夏歩) 3歳児検診に参加し,担当教員の指導の下,実施する心理検査に関する実施内容の説明と同意取得を行う。 第6回:地域における保健医療現場での実習:心理検査の説明と同意2 (担当:三上珠希・櫛引夏歩) 3歳児検診に参加し,担当教員の指導の下,実施する心理検査に関する実施内容の説明と同意取得を行う。 第7回:地域における保健医療現場での実習:心理検査の実施1 (担当:三上珠希・櫛引夏歩) 3歳児検診に参加し,担当教員の指導の下で心理検査の一部を実施する。 第8回:地域における保健医療現場での実習:: 心理検査の実施2 (担当:三上珠希・櫛引夏歩) 3歳児検診に参加し,担当教員の指導の下で心理検査の一部を実施する。 第9回:地域における保健医療現場での実習:多職種連携会議への出席 (担当:三上珠希・櫛引夏歩) 弘前市と弘前大学医学部附属病院が連携して取り組んでいる3歳児検診について,小児科医師,精神科医,保健師,社会福祉士,保育士,公認心理師等が参加する市主催の多職種連携会議に陪席し,地域支援システム構築にあたって心理支援職に求められる役割について理解を深める。 第10回:地域における保健医療現場での実習:実習体験のシェアとディスカッション (担当:三上珠希・櫛引夏歩) 今回の実習から学んだ地域支援活動において求められる心理支援職の役割について資料にまとめ,プレゼンテーションを行う。プレゼンテーションの内容に基づき,ディスカッションを行い,多職種連携において果たす心理支援職の役割について理解を深める。 第11回:地域における保健医療現場での実習: 5歳児発達健診:オリエンテーション (担当:斉藤まなぶ・櫛引夏歩) 弘前市と弘前大学大学院保健学研究科が連携して取り組んでいる5歳児発達健診について、その目的、実施形態、参加にあたっての注意事項等についてオリエンテーションを行う。 第12回:地域における保健医療現場での実習: 5歳児発達健診: 運動検査1 (担当:斉藤まなぶ・櫛引夏歩) 5歳児健診に参加し,発達性協調運動障害(DCD)が疑われる児に対する運動検査(MABC, J-MAP)に陪席し,各検査の実施手続き,DCDの持つ運動障害の特徴について理解を深める。 第13回:地域における保健医療現場での実習:5歳児発達健診:運動検査2 (担当:斉藤まなぶ・櫛引夏歩) 5歳児健診に参加し,発達性協調運動障害(DCD)が疑われる児に対する運動検査(MABC, J-MAP)に参加し,公認心理師・臨床心理士および作業療法士が施行する検査および採点補助を行う。 第14回:地域における保健医療現場での実習:5歳児発達健診: 知能検査1 (担当:斉藤まなぶ・櫛引夏歩) 5歳児健診に参加し,公認心理師・臨床心理士が行う知能検査(WISC-Ⅳ)の陪席を行い,知能検査の実施手続きや自閉スペクトラム症・注意欠如多動症の子どもに対して,検査を行う場合の留意点について理解を深める。 第15回:地域における保健医療現場での実習: 5歳児発達健診: 知能検査2 (担当:斉藤まなぶ・櫛引夏歩) 5歳児健診に参加し,公認心理師・臨床心理士が行う知能検査(WISC-Ⅳ)の陪席を行い,知能検査の実施手続きや自閉スペクトラム症・注意欠如多動症の子どもに対して,検査を行う場合の留意点について理解を深める。 第16回:地域における保健医療現場での実習: 5歳児発達健診: 質問紙検査 (担当:斉藤まなぶ・櫛引夏歩) 5歳児健診に参加し,担当する教員の指導の下で,健診参加者が持参したConners3や感覚プロファイル等の採点,結果の算出を行う。 第17回:地域における保健医療現場での実習: 5歳児発達健診: 半構造化面接1 (担当:斉藤まなぶ・櫛引夏歩) 5歳児健診に参加し,担当する教員の指導の下で,健診参加者に対して自閉スペクトラム症を対象とした半構造化面接PARS-TRの一部を実施する。 第18回:地域における保健医療現場での実習: 5歳児発達健診: 診断面接の陪席 (担当:斉藤まなぶ・櫛引夏歩) 5歳児健診に参加し,児童精神科専門医が行う,主に自閉スペクトラム症,注意欠如多動症,発達協調性運動障害,知的発達症を対象とした診断面接の陪席を行う。運動検査,知能検査,質問紙,半構造化面接で得られた所見がどのように活用され,診断面接に活用されるのか理解を深める。 第19回:地域における保健医療現場での実習:5歳児発達健診: カンファランスへの参加 (担当:斉藤まなぶ・櫛引夏歩) 5歳児健診後に開催される,医師,公認心理師・臨床心理士,作業療法士,保健師等が参加し,診断とその後の支援方針が最終決定されるカンファランスに参加する。心理支援専門職が行う行動観察や心理検査等がどのように支援方針に活用されるのかを通して,心理支援専門職に求められる役割について理解を深める。 第20回:地域における保健医療現場での実習:5歳児発達健診: 多職種連携会議への参加 (担当:斉藤まなぶ・櫛引夏歩) 5歳児健診後に開催される,医師,公認心理師・臨床心理士,作業療法士,社会福祉士,教育委員会担当者,市の福祉担当職員等が参加する多職種連携会議に参加し,地域支援システムの構築にあたって心理支援専門職に求められる役割について理解を深める。 第21回:地域における保健医療現場での実習:いきいき健診 (担当:栗林理人・心理支援科学科教員) 弘前市と弘前大学健康未来イノベーションセンターが連携して取り組んでいるいきいき健診について、その目的、実施形態、参加にあたっての注意事項等についてオリエンテーションを行う。 第22回:地域における保健医療現場での実習:いきいき健診: 心理検査の演習1 (担当:栗林理人・心理支援科学科教員) いきいき健診において実施される認知機能検査(MMSE)の構成概念について講義を行い,実施方法について演習を行う。 第23回:地域における保健医療現場での実習:いきいき健診: 心理検査の演習2 (担当:栗林理人・心理支援科学科教員) いきいき健診において実施される老年期うつのスクリーニング(GDS)の構成概念について講義を行い,実施方法について演習を行う。 第24回:地域における保健医療現場での実習:いきいき健診: インフォームド・コンセント1 (担当:栗林理人・心理支援科学科教員) いきいき健診について,公認心理師・臨床心理士が実施する心理検査のインフォームド・コンセントに陪席を行う。 第25回:地域における保健医療現場での実習:いきいき健診: インフォームド・コンセント2 (担当:栗林理人・心理支援科学科教員) いきいき健診について,担当する教員の指導の下で,心理検査のインフォームド・コンセントを実施する。 第26回:地域における保健医療現場での実習:いきいき健診: 心理検査の陪席 (担当:栗林理人・心理支援科学科教員) いきいき健診に参加し,公認心理師・臨床心理士が実施する認知機能検査(MMSE),老年期うつのスクリーニング(GDS)に陪席を行う。 第27回:地域における保健医療現場での実習:いきいき健診:心理検査の実施1 (担当:栗林理人・心理支援科学科教員) いきいき健診に参加し,担当指導教員の指導の下で,認知機能検査(MMSE),老年期うつのスクリーニング(GDS)について,一部検査を実施する。 第28回:地域における保健医療現場での実習:いきいき健診:心理検査の実施2 (担当:栗林理人・心理支援科学科教員) いきいき健診に参加し,担当指導教員の指導の下で,認知機能検査(MMSE),老年期うつのスクリーニング(GDS)について,一部検査を実施する。 第29回:地域における保健医療現場での実習:いきいき健診: 精神科面接の陪席 (担当:栗林理・心理支援科学科教員) いきいき健診に参加し,精神科医が実施する抑うつに関する半構造化面接(M.I.N.I.の抑うつ領域)に陪席し,MMSE,GDSで得られた知見と半構造化面接で得られる情報を照らしあわせ,認知症症状と高齢期うつの関係性,実際の臨床像について理解を深める。 第30回:実習のまとめ (担当:斉藤まなぶ・栗林理人・三上珠希・櫛引夏帆・朴白順・心理支援科学科教員) 地域の保健医療の現場において多職種が連携して支援を行う中で,心理支援専門職が果たす役割について,実習を通して得られて知見を各自プレゼンテーションし,内容についてディスカッションを行う。実習全体を総括し,理解を深める。 |
成績評価方法及び採点基準 /A scholastic evaluation method and marking standard |
【評価の基準】 ① 多職種連携の中で心理支援専門職の果たす役割について説明ができる。 ② 他の専門職に対し、心理支援専門職の専門性と役割を説明できる。 ③保健医療分野における簡便なスクリーニングの基本的な実施方法を身につける。 【評価の構成】 ① 最終レポート(70 %) ② 実習への取り組み状況 (討論,発表,各回のミニレポートなど)(30 % ) |
予習及び復習等の内容 /Contents such as preparations for lessons and the review |
各教員から提示する。 |
教材・教科書 /The teaching materials, textbook |
授業の学習テーマに応じて提示する。 |
参考文献 /bibliography |
授業の学習テーマに応じて提示する。 |
留意点・予備知識 /Point to keep in mind, back ground |
これまでの既習事項を復習すること。実習で現場に入るときは検査内容などを予習すること。 |
授業内容に関する質問・疑義等 /Question, doubt about class contents |
各教員から提示される。 |
Eメールアドレス・HPアドレス /E-mail address, HP address |
栗林 理人:michito1@hirosaki-u.ac.jp |
学問分野1(主学問分野) /Discipline 1 |
A10:心理学およびその関連分野 |
学問分野2(副学問分野) /Discipline 2 |
I51:ブレインサイエンスおよびその関連分野 |
学問分野3(副学問分野) /Discipline 3 |
I58:社会医学、看護学およびその関連分野 |
実務経験のある教員による授業科目について /About the class subject by the teacher with the work experience |
実務経験 |
地域志向科目 /Local intention subject |
なし |
授業形態・授業方法 /Class form, class method |
対面授業及び臨床実習 |
科目ナンバー /The subject number |
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メディア授業による著作物利用の有無について /Whether or not copyrighted works are used in media classes |
無/Nothing |
その他 /Others |
担当教員は公認心理師の有資格者であり,精神医学・心理臨床の実践経験に基づき,指導を行う。 本実習は基本的に現場実習・対面授業を予定しているが、コロナウィルス感染症の感染状況等に応じて適宜、メディア授業に移行する可能性がある。その場合におけるメディア授業の媒体はMicrosoft Teamsを用いて行う。 |
No. | 回(日時) /Time (date and time) |
主題と位置付け(担当) /Subjects and instructor's position |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考 /Notes |
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該当するデータはありません |