 シラバス参照
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| 科目一覧へ戻る | 2023/09/27 現在 | 
| 開講科目名 /Course | 国際農業開発論 | 
|---|---|
| 時間割コード /Course Code | 8232000095 | 
| ターム・学期 /Term・Semester | 2023年度/Academic Year 後期 | 
| 曜日コマ /Day, Period | 月/Mon 4 | 
| 開講区分 /Semester offered | 後期/second semester | 
| 単位数 /Credits | 2.0 | 
| 主担当教員 /Main Instructor | 佐藤 孝宏/SATO TAKAHIRO | 
| 授業形式 /Class Format | 講義科目 | 
| 教員名 /Instructor | 教員所属名 /Faculty/Department | 
|---|---|
| 佐藤 孝宏/SATO TAKAHIRO | 農学生命科学部/ | 
| 難易度(レベル) /Level | レベル3 | 
|---|---|
| 対応するCP/DP /CP/DP | CP・DP 1 見通す力 CP・DP 3 学び続ける力 | 
| 授業としての具体的到達目標 /Concrete arrival target as the class | 熱帯諸地域で現在認められる農業実践や農村社会構造が,地域としての固有性をもとに歴史的変化を遂げてきた結果成り立っていることを理解する。 | 
| 授業の概要 /Summary of the class | およそ20万年前に現生人類が誕生して以来,人類は地域固有の生態環境に適応しながらその生存基盤を確立してきた。国際機関や2国間協力を通じた農業・農村開発は、農村部及び都市部双方の住民への食糧供給の安定と農村貧困の削減,及び国や地域の経済発展を目的としており,相対的にみれば短期的視座に立つものと考えることができる。しかしながら,真に持続可能な発展を構想するには,生態,社会,文化システムなどの相乗作用によって成り立っている地域の固有性を長期的視座から理解することが不可欠である。本授業では,熱帯諸国の農業変容を歴史的視点からとらえ,国際農業・農村開発の基盤となる,地域の固有性について講義を行う。 | 
| 授業の内容予定 /Contents plan of the class | 第1回:栽培植物と農耕の機嫌(1)根栽農耕文化 アジアの熱帯雨林・熱帯モンスーン気候下で発達した根栽農耕文化について解説する。 第2回:栽培植物と農耕の機嫌(2)サバンナ農耕文化 アジア・アフリカのサバナ気候下で発達したサバンナ農耕文化について解説する。 第3回:栽培植物と農耕の機嫌(3)地中海農耕文化 西アジアの地中海性気候下で発達した地中海農耕文化について解説する。 第4回:栽培植物と農耕の機嫌(4)新大陸農耕文化 根栽農耕文化とサバンナ農耕文化の組み合わせとしてとらえられる、新大陸農耕文化について解説する。 第5回:栽培植物と農耕の機嫌(5)4つの農耕文化の拡散と変容 4つの農耕文化が他の地域に拡散した際にどのような変容が起こったのかについて、照葉樹林文化などを例として説明する。 第6回:植民地期の農業構造変化(1)中南米地域:メキシコ 植民地期にスペインが採用した土地政策などについて概説する 第7回 植民地期の農業構造変化(1)中南米地域:ブラジル ポルトガルの植民地政策とサトウキビ栽培・コーヒー栽培における農業経営について概説する。 第8回 植民地期の農業構造変化(1)中南米地域:アルゼンチン パンパにおける大土地所有制度の成立プロセスについて概説する。 第9回 植民地期の農業構造変化(2)アジア:フィリピン ガレオン貿易が衰退した18世紀後半以降に進んだ商業的農業の展開について概説する。 第10回:植民地期の農業構造変化(2)アジア:インドネシア オランダによる強制栽培制度と、19世紀半ば以降の商業的農業の展開について概説する。 第11回:植民地期の農業構造変化(2)アジア:インド ムガル帝国時代の土地制度およびイギリス植民地化での寄生地主制の成立について概説する。 第12回:植民地期の農業構造変化(3)アフリカ:ナイジェリア 土地保有制度と多様な農耕形態、ココア生産拡大に伴う土地保有形態の変化について概説する。 第13回:植民地期の農業構造変化(3)アフリカ:ケニア イギリス人による土地収奪、商業的農業の展開に伴う土地保有制度の変化について概説する。 第14回:近・現代における農業・農村変容(1)「開発」の背景にある考え方 18~19世紀の西欧で形作られた「開発」や「発展」の概念について概説する。 第15回:近・現代における農業・農村変容(2)第二次大戦後の農業・農村開発 1960年代の緑の革命、70年代の総合農業開発、80年代の市場自由化、90年代の参加型開発、2000年以降の生計アプローチについて概説する。 | 
| 成績評価方法及び採点基準 /A scholastic evaluation method and marking standard | リアクションペーパー(40%)、定期試験(60%) | 
| 予習及び復習等の内容 /Contents such as preparations for lessons and the review | 講義の際に配布する資料をもとに各自復習を行うこと | 
| 教材・教科書 /The teaching materials, textbook | 毎回プリントを配布します。 | 
| 参考文献 /bibliography | 開発経済学:アジアの農村から その他の参考文献については講義中に適宜紹介します。 | 
| 留意点・予備知識 /Point to keep in mind, back ground | 1. 全体の授業回数の3分の2以上出席しなければ、成績が「不可」となります。 2. 遅刻は授業開始後20分までとし、それ以降は欠席扱いとします。遅刻2回欠席1回とカウントします。 | 
| 授業内容に関する質問・疑義等 /Question, doubt about class contents | 担当教員にメールで連絡してください。 | 
| Eメールアドレス・HPアドレス /E-mail address, HP address | t.sato■hirosaki-u.ac.jp(■を@に変えてください) | 
| 学問分野1(主学問分野) /Discipline 1 | F41:社会経済農学、農業工学およびその関連分野 | 
| 学問分野2(副学問分野) /Discipline 2 | F39:生産環境農学およびその関連分野 | 
| 学問分野3(副学問分野) /Discipline 3 | A04:地理学,文化人類学,民俗学およびその関連分野 | 
| 実務経験のある教員による授業科目について /About the class subject by the teacher with the work experience | なし | 
| 地域志向科目 /Local intention subject | なし | 
| 授業形態・授業方法 /Class form, class method | 配布するプリントを用いながら講義形式で行います。 オンライン講義となった場合は、Microsoft Teamsで資料を配布するとともに、Microsoft Whiteboardを用いた講義を行います。 | 
| 科目ナンバー /The subject number | |
| メディア授業による著作物利用の有無について /Whether or not copyrighted works are used in media classes | 有/Yes | 
| その他 /Others | 特になし | 
| No. | 回(日時) /Time (date and time) | 主題と位置付け(担当) /Subjects and instructor's position | 学習方法と内容 /Methods and contents | 備考 /Notes | 
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| 該当するデータはありません | ||||