科目一覧へ戻る | 2023/09/27 現在 |
開講科目名 /Course |
欧米文化論A/European and American Cultural Traditions A |
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時間割コード /Course Code |
2231000068 |
ナンバリングコード /Numbering Code |
|
開講所属 /Course Offered by |
人文社会科学部/ |
ターム・学期 /Term・Semester |
2023年度/Academic Year 前期 |
曜日コマ /Day, Period |
木/Thu 3 |
開講区分 /Semester offered |
前期/first semester |
単位数 /Credits |
2.0 |
学年 /Year |
2,3,4 |
主担当教員 /Main Instructor |
泉谷 安規/IZUMIYA YASUNORI |
科目区分 /Course Group |
専門教育科目 学部専門科目 |
教室 /Classroom |
|
必修・選択 /Required/Elective |
選択 |
授業形式 /Class Format |
講義科目 |
メディア授業 /Media lecture |
- |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Faculty/Department |
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泉谷 安規/IZUMIYA YASUNORI | 人文社会科学部/ |
難易度(レベル) /Level |
レベル2 |
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対応するCP/DP /CP/DP |
CP・DP 1 見通す力 CP・DP 3 学び続ける力 |
授業としての具体的到達目標 /Concrete arrival target as the class |
〇フランス20世紀芸術を大きく変化させた作品の一つを読み、その作品をよりよく読解すること、そして20世紀の芸術の表現と媒体が、いかにして新たに刷新されていったかを理解すること(見通す力) 〇その作品がどのような時代・社会背景で書かれ、同時代、そして後世へいかなる影響を与えたかを理解すること(学び続ける力) |
授業の概要 /Summary of the class |
この授業では、20世紀初頭にフランスで誕生したシュルレアリスムの中心的人物アンドレ・ブルトン(1896‐1966)の代表作『シュルレアリスム宣言』(1924)を取り上げます。 シュルレアリスムを有名にしたこの「宣言」は、実は最初は散文詩(「溶ける魚」)の「序文」として書かれたものでした。分量もさほど長くありませんし(邦訳にして約80ページ)、他の有名な哲学書・思想書のような一貫性もあまりありません。しかしながら、ブルトンがここで取り上げている様々なトピックは、非常に興味深いものです。まず、この宣言自体、第一次世界大戦を引き起こした前の世代に対する批判・反抗の表明として、非常にインパクトがあり、若々しく挑発的です。次に、ここで論じられていることは、その後のシュルレアリスム運動を作り上げていく基盤となっています。そして、それらのトピックは、現代文学や思想に受けつがれて、今でも提起され考えられるべき問題性としての価値を失っていません。 授業では、この三つの点を軸にして、シュルレアリスムとは何か、それが後世に与えた重要な影響は何かを考えていきます。 |
授業の内容予定 /Contents plan of the class |
◎メディア授業に移行する場合は、Teamsを使った双方向授業を行います。 第1回:イントロダクション 第2回:アンドレ・ブルトンとシュルレアリスムについて 第3回:「自動記述」とは何か 第4回:「夢」はほんとうに解読でき、記述できるのか 第5回:「催眠実験」は遊び冗談ではないのか 第6回:文学について:「小説」はダメで、「詩」はいいのか 第7回:「詩」の簡単な作り方教えます 第8回:「想像力」と「狂気」は似たもので、放っておいてよいのか 第9回:あなたの「生」と「自由」は今のままでいいのか、それとも…… 第10回:友人、知人は多いほどいいのか 第11回:検証1:「溶ける魚」から 第12回:検証2:「溶ける魚」から 第13回:検証3:「磁場」から 第14回:結局、シュルレアリスムとは何か 第15回:まとめ 以上はあくまで予定ですので、授業の進度やテーマの取り扱い方によって、変更することがあります |
成績評価方法及び採点基準 /A scholastic evaluation method and marking standard |
〇平常点(授業内では、資料を読んでもらったり、それについて意見を述べてもらいます)が40パーセント 〇期末時のレポートが60パーセント。 以上を総合して評価します。 |
予習及び復習等の内容 /Contents such as preparations for lessons and the review |
(予習)は、授業で読んでいくテキストを事前に配布しますので、準備をしっかりしておいてください。 (復習)は、授業内でやったことの復習です。 授業の概要でも書いたように、ここで扱われているトピックは他の著者や作品と深くかかわっていますので、授業中に指示したものや参考資料であげた文献を少しでも多く読んでおくことが非常に大切です。 |
教材・教科書 /The teaching materials, textbook |
アンドレ・ブルトン『シュルレアリスム宣言 溶ける魚』、巖谷國士訳、岩波文庫 |
参考文献 /bibliography |
授業内で、必要に応じて指示します。また、参考文献一覧表を配布します。 |
留意点・予備知識 /Point to keep in mind, back ground |
扱う対象がフランス関係ですので、時々フランス語が出てくるかもしれませんが、履修者にはフランス語の既習の有無は問いません。フランス語を履修していない人にもわかる授業展開をします。 |
授業内容に関する質問・疑義等 /Question, doubt about class contents |
泉谷安規:月曜・木曜 12:00-12:40 |
Eメールアドレス・HPアドレス /E-mail address, HP address |
izumiyay(at)hirosaki-u.ac.jp: atを@に読み替えてください。 |
学問分野1(主学問分野) /Discipline 1 |
A02:文学,言語学およびその関連分野 |
学問分野2(副学問分野) /Discipline 2 |
A01:思想,芸術およびその関連分野 |
学問分野3(副学問分野) /Discipline 3 |
該当なし |
実務経験のある教員による授業科目について /About the class subject by the teacher with the work experience |
なし |
地域志向科目 /Local intention subject |
なし |
授業形態・授業方法 /Class form, class method |
◎基本的に講義形式(対面授業)で行いますが、事前に配布した資料をもとに、質疑や討議を行うこともあります。 ◎メディア授業に移行した場合は、Teams で行います。 |
科目ナンバー /The subject number |
H1-2-2414-A02 |
メディア授業による著作物利用の有無について /Whether or not copyrighted works are used in media classes |
有/Yes |
その他 /Others |
なし |
No. | 回(日時) /Time (date and time) |
主題と位置付け(担当) /Subjects and instructor's position |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考 /Notes |
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該当するデータはありません |