科目一覧へ戻る | 2023/09/27 現在 |
開講科目名 /Course |
言語と文化/Language and Culture |
---|---|
時間割コード /Course Code |
2231000080 |
ナンバリングコード /Numbering Code |
|
開講所属 /Course Offered by |
人文社会科学部/ |
ターム・学期 /Term・Semester |
2023年度/Academic Year 前期 |
曜日コマ /Day, Period |
金/Fri 2 |
開講区分 /Semester offered |
前期/first semester |
単位数 /Credits |
2.0 |
学年 /Year |
2,3,4 |
主担当教員 /Main Instructor |
新永 悠人/NIINAGA YUTO |
科目区分 /Course Group |
専門教育科目 学部専門科目 |
教室 /Classroom |
|
必修・選択 /Required/Elective |
選択 |
授業形式 /Class Format |
講義科目 |
メディア授業 /Media lecture |
- |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Faculty/Department |
---|---|
山本 秀樹/YAMAMOTO HIDEKI | 人文社会科学部/ |
新永 悠人/NIINAGA YUTO | 人文社会科学部/ |
難易度(レベル) /Level |
レベル2 |
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対応するCP/DP /CP/DP |
CP・DP 1 見通す力 CP・DP 2 解決していく力 CP・DP 3 学び続ける力 |
授業としての具体的到達目標 /Concrete arrival target as the class |
[前半] 〇世界の人類言語全体から見た場合の日本語と西洋語の真の姿,位置づけを正しく理解すること 〇世界全域にわたる地理的および系統的な語順分布について理解を深めること 〇日本語や西洋語を見たときに,直接それらの言語を比較するのではなく,世界の人類言語全体の視点から考察できる力を身につけること 〇この講義で学んだ知識を通じて,人類言語全体の視点から各個別言語を考えていける力を身につけること [後半] 〇方言を「訛(なま)り」としてではなく、人類言語の可能性の実例として捉えること 〇琉球列島の諸方言と日本本土の諸方言の歴史的関係を理解すること 〇琉球列島の、特に奄美大島の言語、歴史、文化を知ることで、「日本」の言語、歴史、文化を相対的な(多様な)視点から捉えられるようになること |
授業の概要 /Summary of the class |
[前半] 日本語および西洋語に見られる種々の類型論的特性を考察することを通じて、日本語と西洋語だけを対象に考えた場合と、世界諸言語全体からそれらの言語を考えた場合の違いについて概説し、世界の人類言語全体の視点から言語を考察することの重要性について学びます。 後半では、従来の伝統的な類型論的な手法による語順研究について概説した後、実際に世界諸言語から可能な限り多くの語順データを収集し、それらの地理的および系統的な分布の観点から人類言語の語順を研究していくことの重要性について論じます。 [後半] 琉球列島の最北端にある奄美大島で話されている方言を類型論的視点から考察します。 奄美大島の方言(特に、湯湾集落で話されている方言)のデータは私のフィールドワークで得られたものを利用し、実際の音声を聞いてもらい、映像も見てもらいます。 奄美大島の歴史についても簡単に学びます。 |
授業の内容予定 /Contents plan of the class |
第8回目までは世界諸言語から見た日本語と西洋語の類型論的特徴を扱い、第9回目以降は琉球列島最北端の奄美大島の方言を扱います。原則として次のような展開で学習していく予定ですが、1回ごとの授業範囲については、授業の進行状況により異なる場合があります。 第1回: 授業の概要 第2回: 音韻的特徴 第3回: 基本語順、疑問文形成 第4回: 他動詞構文と所有構文、主語 第5回: 冠詞、比較構文等(Teams双方向授業) 第6回: 敬語、系統、文字(Teams双方向授業) 第7回: 西洋語に生じた特異性の要因 第8回: 試験およびまとめ 第9回: 琉球諸方言と本土諸方言の歴史的関係 第10回: 奄美方言のオノマトペ 第11回: 奄美方言のコピュラ 第12回: 奄美方言の有生性の階層 第13回: 奄美大島と黒糖の歴史 第14回: 奄美方言の「行く」と「来る」 第15回: 試験およびまとめ |
成績評価方法及び採点基準 /A scholastic evaluation method and marking standard |
前半と後半の成績評価の比率はそれぞれ50%として成績を出しますが、試験や受講姿勢等を総合的に判断して評価します。 |
予習及び復習等の内容 /Contents such as preparations for lessons and the review |
[前半] ・各回の授業内容について,ノートを参照しながら復習して理解を深め、次回の講義で扱われるテーマについてどのようなことが言えるか各自考えてみてください。 [後半] 復習は授業で配布したプリントをもとに行ってください。予習は、毎回の授業の最後に、次回の授業に関するミニクイズを出しますので、その答えを考えてきてください。 |
教材・教科書 /The teaching materials, textbook |
[前半] 特定の教科書は使用しませんが、特に参考文献にあげた本は、講義を理解する上で役立つ参考書となるでしょう。 [後半] 特定の教科書は使用しません。授業内で適宜資料を配布します。 |
参考文献 /bibliography |
[前半]・山本秀樹著『世界諸言語の地理的・系統的語順分布とその変遷』(溪水社) ・バーナード・コムリー著『言語普遍性と言語類型論(松本克己・山本秀樹訳)』(ひつじ書房) (いずれも附属図書館所蔵) [後半] 特にありません。 |
留意点・予備知識 /Point to keep in mind, back ground |
特別な予備知識は要求しませんが、言語に対して積極的な興味、関心を持って受講してください。また、特に「言語学入門」、「言語学」、「言語学演習」、「日本語学」、「日本語学演習」などの科目が関連します。 |
授業内容に関する質問・疑義等 /Question, doubt about class contents |
授業時や下のオフィスアワーの時間に対応します。 山本: 金曜日12:00から12:30 新永: 木曜日14:30から15:30 |
Eメールアドレス・HPアドレス /E-mail address, HP address |
山本: hideyamaAhirosaki-u.ac.jp 新永: yniinagaAhirosaki-u.ac.jp (Aは@のことです) |
学問分野1(主学問分野) /Discipline 1 |
A02:文学,言語学およびその関連分野 |
学問分野2(副学問分野) /Discipline 2 |
該当なし |
学問分野3(副学問分野) /Discipline 3 |
該当なし |
実務経験のある教員による授業科目について /About the class subject by the teacher with the work experience |
なし |
地域志向科目 /Local intention subject |
なし |
授業形態・授業方法 /Class form, class method |
基本的に講義形式で解説していきます。 メディア授業に移行した場合は、Teamsで授業を行います。 |
科目ナンバー /The subject number |
H1-2-1302-A02 |
メディア授業による著作物利用の有無について /Whether or not copyrighted works are used in media classes |
有/Yes |
その他 /Others |
特になし |
No. | 回(日時) /Time (date and time) |
主題と位置付け(担当) /Subjects and instructor's position |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考 /Notes |
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該当するデータはありません |