科目一覧へ戻る | 2023/09/27 現在 |
開講科目名 /Course |
持続可能な開発目標SDGs-SDGsのつかい方②-/Sustanable Development Goals (SDGs)-How to use the SDGs- |
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時間割コード /Course Code |
1232100058 |
ナンバリングコード /Numbering Code |
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開講所属 /Course Offered by |
教養教育科目/ |
曜日コマ /Day, Period |
火/Tue 2 |
開講区分 /Semester offered |
後期/second semester |
単位数 /Credits |
2.0 |
学年 /Year |
1,2 |
主担当教員 /Main Instructor |
永長 一茂/NAGAOSA KAZUSHIGE |
科目区分 /Course Group |
教養教育科目 グローカル科目 |
教室 /Classroom |
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必修・選択 /Required/Elective |
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授業形式 /Class Format |
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メディア授業 /Media lecture |
- |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Faculty/Department |
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永長 一茂/NAGAOSA KAZUSHIGE | 地域戦略研究所/ |
難易度(レベル) /Level |
レベル2 |
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対応するCP/DP /CP/DP |
CP・DP 1 見通す力 |
授業としての具体的到達目標 /Concrete arrival target as the class |
〇国際社会共通の目標として掲げている「持続可能な開発目標SDGs」を学問分野の領域横断的・統合的な学びを通して,持続可能な社会創りを探求・行動する力を身につけること |
授業の概要 /Summary of the class |
〇ここ数年でSDGsという単語とカラフルなイメージへの認知度は飛躍的に高まりましたが、その内容はあまり理解されていません。「地球にやさしいことをやっている」「すばらしい目標」「キレイごと」「胡散臭い」といった、良くも悪くも漠然としたイメージのみを持つ方、あるいは「CO2 削減」などのごく一部の領域のみ理解に留まる方が多いように感じられます。 〇SDGs(Sustainable Development Goals)とは「『だれ一人取り残さない』持続可能でよりよい社会の実現を目指す世界共通の目標」のことで、2030年までに達成すべき17のゴール、ゴールを達成するために行うべき169の具体的な目標、目標が達成されたかを判断するための232の指標とその定義の3層構造で構成されています。上層から下層の順に辿れば何をどうしたらSDGsが達成されるかが具体的に、逆に辿れば自分の活動がどのゴールに貢献するかがわかる作りになっています。1回目の授業ではSDGsの構造を、SDGが誕生したいきさつと共に学びます。 〇とはいえ、指標や定義を正しく理解し納得するには、科学的な素養や各専門分野への深い知識が必要となります。「この目標は意味があるの?」「ほかの目標と矛盾している?」などと疑問を持った際、指標を正しく理解せず、専門家と“称する”人の極端な/刺激的な/魅力的な/わかりやすいコメントを優先的に信じる方もいることでしょう。科学を万能視し、眼にした“科学っぽい”情報をすべてうのみにする方もいるでしょう。本授業では専門知識を学ぶ土台となる、科学的なものの見方を学びます。前半の授業ではSDGsからは少し離れ、科学の限界、クセといった科学の特徴を、領域横断的に、実例を交えつつ、分野をまたがり、できるだけ幅広く紹介します。科学的なものの見方をするコツを身に付け、社会を見通す力を養い、SDGsの理解へのハードルを下げるきっかけとなれば幸いです。 〇一方、人々の理解の高さとは無関係に、SDGsを前提とした社会がすでに動いています。SDGsに貢献したい一般市民、それに寄り添った活動を行う企業、それを仲介する金融業、活動を促す行政が主な構成メンバーです。部分的にではありますが、ゴールに到達せずともSDGsに取り組む行動が利益を生む社会、言い換えると、SDGsを無視すると損をする社会へと変化したのです。SDGsにあまり積極でない人々も否応なしに行動をそれに合わせる必要が生じています。後半の授業では、そのような状況下においてSDGsとどう向き合うか、どう使いこなすかを、実践を交えながらみんなで考えましょう。 |
授業の内容予定 /Contents plan of the class |
第1回 授業の導入/SDGsのはじまりと構造の話 第2回「ただし摩擦はないものとする」―科学の理解に不可欠な「前提」と「適用範囲」の話― 第3回「桶屋を儲けさせるには風を吹かせればいい?」―科学の理解に不可欠な相関関係と因果関係、それと因果推論の話― 第4回「多様で続かないからサステイナブル」―俯瞰的なものの見方を助ける、地球史・進化・生態学的多様性の話― 第5回「蝶々は竜巻を起すかもしれないけど想定の範囲内」―予測を助けるカオス理論と複雑系の話― 第6回「おばけはいない」―科学の歴史と位置づけ、研究倫理の話― 第7回「今思えばそれは毒」―進化し続ける科学の話 第8回「『奇跡のサイコロ』のつくり方」―間違った科学のつかい方の実例― 第9回「気付いたらやっていた」―(もしかしたら)人の行動を変える(かもしれない)行動経済学の話― 第10回「どうせやるならうまく使おう」―SDGsへの向き合い方― 第11回 SDGsのつかい方1 ―行政の取り組み― 第12回 SDGsのつかい方2 ―企業の取り組み― 第13回 SDGsを使ってみよう1 ―つかい方の探索― 第14回 SDGsを使ってみよう2 ―つかい方を発表― ※受講者数によって発表の有無や方式が変更となる場合があります 第15回 SDGsを使ってみよう3 ―まとめ― |
成績評価方法及び採点基準 /A scholastic evaluation method and marking standard |
毎回の授業後半または終了後行う小レポート/小テスト:75% 授業への貢献度(授業に対する質疑応答などのリアクション):10% 発表:15% |
予習及び復習等の内容 /Contents such as preparations for lessons and the review |
予習:第1回は予習を必要としませんが、それ以降は各授業の中で次回についての予習内容を指示します。 復習:授業で提示される参考資料。 |
教材・教科書 /The teaching materials, textbook |
特に指定しませんが、授業中に紹介することがあります。 |
参考文献 /bibliography |
特にありませんが、授業中に紹介することがあります。 |
留意点・予備知識 /Point to keep in mind, back ground |
本授業では、SDGsの構造、SDGsへの理解を助けるための科学的なものの見方、そしてSDGsとの付き合い方やつかい方を中心に学びます。基本的にSDGsのそれぞれのゴールで掲げられている課題に深入りすることはありませんので、そこに興味を持たれる方は「持続可能な開発目標SDGs-持続可能な開発目標SDGs17Goals」をはじめとする他のSDGs関連授業の受講もお薦めします。 |
授業内容に関する質問・疑義等 /Question, doubt about class contents |
〇授業中(おすすめ) 〇授業直後 〇それ以外の時間帯は下記メールにて質問を受け付けます。メール以外の手段での質問・質疑を希望される方は、まずはメールで希望をお伝えください。 |
Eメールアドレス・HPアドレス /E-mail address, HP address |
knagaosa@hirosaki-ulac.jp |
学問分野1(主学問分野) /Discipline 1 |
Z95:学際・新領域 |
学問分野2(副学問分野) /Discipline 2 |
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学問分野3(副学問分野) /Discipline 3 |
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実務経験のある教員による授業科目について /About the class subject by the teacher with the work experience |
なし |
地域志向科目 /Local intention subject |
なし |
授業形態・授業方法 /Class form, class method |
おもに講義形式。それ以外に課題作業1回、発表1回(受講生数による変更有り) |
科目ナンバー /The subject number |
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メディア授業による著作物利用の有無について /Whether or not copyrighted works are used in media classes |
無/Nothing |
その他 /Others |
受講生の数により、「授業の内容予定」に記した形式、割合、順番等がかわることがあります。日本や世界の情勢変化に伴い一部の内容を差し替える場合があります。 |
No. | 回(日時) /Time (date and time) |
主題と位置付け(担当) /Subjects and instructor's position |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考 /Notes |
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該当するデータはありません |