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授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る 2023/09/27 現在

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Course
思想-美学入門-/Philosophy-An introduction to Aesthetics-
時間割コード
/Course Code
1232110004
ナンバリングコード
/Numbering Code
開講所属
/Course Offered by
教養教育科目/
曜日コマ
/Day, Period
開講区分
/Semester offered
後期/second semester
単位数
/Credits
2.0
学年
/Year
1,2,3,4
主担当教員
/Main Instructor
森 功次/MORI NORIHIDE
科目区分
/Course Group
教養教育科目 社会・文化
教室
/Classroom
必修・選択
/Required/Elective
選択必修
授業形式
/Class Format
講義科目
メディア授業
/Media lecture

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Faculty/Department
森 功次/MORI NORIHIDE 教養教育開発実践センター/
出 佳奈子/IDE KANAKO 教育学部/
難易度(レベル)
/Level
レベル2
対応するCP/DP
/CP/DP
CP・DP 1 見通す力
授業としての具体的到達目標
/Concrete arrival target as the class
○思想,宗教,哲学,歴史,倫理学あるいはこれらの学問の近接領域についての学識を得ること
○上記学問の知識や技能に基づいて,既成の前提をその根拠にさかのぼって問い返す批判的思考を体得すること
○美学、芸術哲学およびその近接領域についての学識を得ること
○上記学問の知識や技能に基づいて,日常社会への理解を深めること
○身の回りの文化的問題について議論できる力をつけること
授業の概要
/Summary of the class
○現代英語圏の美学(いわゆる分析美学)の基礎的な議論、概念について学習し,理解を深める。
○美学の視点を用いて,身近な文化状況のありかたや現代の社会問題について考察する。
授業の内容予定
/Contents plan of the class
第1回 イントロダクション
第2回 芸術の定義1:芸術の定義はなぜ求められるのか/近代美術システムの誕生/伝統的な芸術理論/単純な機能主義(再現説、表現説、形式主義、美的機能説)
第3回 芸術とは何か2:懐疑主義(ワイツ)/伝統的な芸術理論をどう読むべきか/制度説(ダントー、ディッキー))/機能主義と手続き主義
第4回 芸術とは何か3:歴史的アプローチ(レヴィンソン)/歴史的機能主義(ステッカー)/現代の定義論(束説(ゴート)、責任転嫁説(ロペス))/「こんなものが芸術なのか」という論争に出会ったときのコツ
第5回 芸術批評の哲学1:ヒューム「趣味の標準について」/「趣味の良さ」とは何か/理想的批評家に求められる能力
第6回 芸術批評の哲学2:不道徳な作品は醜くなるのか/ヒューム解釈をめぐる近年の議論/
第7回 芸術批評の哲学3:芸術批評とは何をすることなのか/批評文を読むときに気をつけるべきこと/ノエル・キャロルの批評理論/批評を支えるいくつかの作業
第8回 芸術批評の哲学4:ウォルトン「芸術のカテゴリー」/作者の意図の重要性/客観的批評を書くために求められること
第9回 美的なもの1:カント『判断力批判』/ 趣味判断と美的判断/「美的判断には実利的関心が伴っていない」という意見について
第10回 美的なもの2:シブリー「美的概念」/美的質と非美的質/いくつかの依存関係/批評家は結局何をやっているのか
第11回 美的なもの3:美的真理を他人に伝えることはできるか/美的証言をめぐる論争
第12回 美的なもの4:自律的な美的判断という理想/スノッブは何が悪いのか
第13回 フェミニスト美学1:「なぜ偉大な芸術家は存在しなかったのか」(ノックリン)/教育・報奨制度・文化慣習における男女格差
第14回 フェミニスト美学2:ヌードはなぜ芸術とされてきたのか/ヌード・ポルノの悪をめぐる論争と表現規制の論理/公共の場での萌え絵をめぐる問題
第15回 フェミニスト美学3:イエローフィーバーをめぐる倫理的論争/「アジア人女性の黒髪が好き」はただの外見の好みの問題なのか/ジェンダーと人種の美学/好みは教育で左右できるのか
成績評価方法及び採点基準
/A scholastic evaluation method and marking standard
平常評価 (各日の課題、リアクションペーパー、および授業内での質疑応答への参加。 評価全体の50%)
期末レポート(授業内で紹介した議論を批判的に検討する文章を書いてもらいます。同50%)
上記を合算して成績評価を行います。
予習及び復習等の内容
/Contents such as preparations for lessons and the review
予習:必須ではないが、やる気のある学生はリーディングリストの文献を読み、当該トピックについて理解を深めておくこと。
復習:リーディングリストおよび授業内で紹介した文献を参考に、授業内で取り上げた概念について理解を深めるとともに、授業内で紹介した議論を用いて身近な文化的問題について考察すること。
教材・教科書
/The teaching materials, textbook
購入必須の書籍はなし。授業中にプリントを配布します。
参考文献
/bibliography
ロバート・ステッカー『分析美学入門』(森功次訳、勁草書房、2013年) ※購入の必要はありません。
分析美学の邦語参考文献リーディングリストを公開しています。やる気のある学生はこちらを参考にして下さい。
http://morinorihide.hatenablog.com/entry/20181218/p1
留意点・予備知識
/Point to keep in mind, back ground
美学の初学者に向けた内容ですので,受講にあたっては特段の予備知識は必要としませんが、やる気のある学生は公開しているリーディングリストを参考に、関連文献を読み進めていって下さい。
授業内容に関する質問・疑義等
/Question, doubt about class contents
質問は基本的に授業内にしてほしいです(質問によって説明の悪かった点が改善されますし、話題を掘り下げることもできますので)が、授業中に聞けなかったことはリアクションペーパー、および授業の前後に口頭、メールにて受け付けます。
Eメールアドレス・HPアドレス
/E-mail address, HP address
Eメールアドレス:morinorihide[at]otsuma.ac.jp
[at]を@に置き換えてください。
学問分野1(主学問分野)
/Discipline 1
A01:思想,芸術およびその関連分野
学問分野2(副学問分野)
/Discipline 2
該当なし
学問分野3(副学問分野)
/Discipline 3
該当なし
実務経験のある教員による授業科目について
/About the class subject by the teacher with the work experience
なし
地域志向科目
/Local intention subject
なし
授業形態・授業方法
/Class form, class method
対面講義。課題はteamsにて提出。
科目ナンバー
/The subject number
メディア授業による著作物利用の有無について
/Whether or not copyrighted works are used in media classes
有/Yes
その他
/Others
特にありません。
No. 回(日時)
/Time (date and time)
主題と位置付け(担当)
/Subjects and instructor's position
学習方法と内容
/Methods and contents
備考
/Notes
該当するデータはありません

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