科目一覧へ戻る | 2023/09/27 現在 |
開講科目名 /Course |
学校保健のマネジメント/Management of School Health |
---|---|
時間割コード /Course Code |
P232000046 |
ナンバリングコード /Numbering Code |
|
開講所属 /Course Offered by |
教育学研究科/ |
曜日コマ /Day, Period |
金 1 |
開講区分 /Semester offered |
後期/second semester |
単位数 /Credits |
2.0 |
学年 /Year |
1,2 |
主担当教員 /Main Instructor |
小林 央美/KOBAYASHI HIROMI |
科目区分 /Course Group |
大学院(専門職学位課程) 発展科目 |
教室 /Classroom |
|
必修・選択 /Required/Elective |
|
授業形式 /Class Format |
|
メディア授業 /Media lecture |
- |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Faculty/Department |
---|---|
小林 央美/KOBAYASHI HIROMI | 教育学研究科/ |
天坂 文隆 | 教育学研究科/ |
難易度(レベル) /Level |
レベル5 |
---|---|
対応するDP /DP |
DP1,DP2,DP3,DP4 |
授業としての具体的到達目標 /Concrete arrival target as the class |
〇学校保健の推進のための学校保健計画の立案と実践に向けた方策及び学校保健活動を円滑に行うための課題解決の手だての検討を通して、学校経営的側面及び実務的側面から学校保健のマネジメント機能を高めるためのミドルリーダーの在り方について考察できること |
授業の概要 /Summary of the class |
学校保健計画を立案するとともに、その実施の推進を行う上で必要な制度・関係法規等について理解を深め、その上で、実践に向けた具体的方策を学ぶ。また、学校保健活動を円滑に行うため、教諭、養護教諭、栄養教諭のみならず地域の専門家等との協働など、学校全体を見据えた体制や条件整備、校内研修を含めた課題解決の在り方について考察をする。これらを通じて、学校保健のマネジメント機能を高めるための管理職と若手教員を繋ぐミドルリーダーの在り方について学校経営的側面及び実務的側面から考察する。 |
授業の内容予定 /Contents plan of the class |
授業計画 第1回:オリエンテーション (担当:小林央美) 「学校保健のマネジメント」に関する基本的理解を図るとともに、講義全体の内容を通観し、受講生の課題意識を深める。また授業の進め方についての共通理解を図る。 第2回:学校保健の基本と現状(1)目的・内容・行政 (担当:小林央美) 学校保健の目的と内容・児童生徒の健康課題と学校保健活動の歴史的変遷・学校保健の行政と制度について理解を深め、学校保健の動向について考察する。 第3回:学校保健の基本と現状(2)学校保健の組織と役割 (担当:小林央美) 学校保健活動組織として、管理職、保健主事、養護教諭、学級担任、保健体育科教諭、栄養教諭等、常勤職員の構成と役割について理解するとともに、学校医、学校歯科医、学校薬剤師、管理栄養士等、地域の専門家との連携について理解を深め、円滑な活動をするための組織体制について考察する。 第4回:学校保健計画の現状と課題 (担当:小林央美) 学校保健計画の立案の意義や策定の基本的知識について理解し、自校の現状と先駆的取り組みの事例の分析をもとに現状と課題について検討することにより、学校保健計画の策定や実践におけるミドルリーダーとしての在り方について考察する。 第5回:学校保健計画の策定(1)集団及び個別の健康課題把握 (担当:小林央美) 学校保健計画の策定に向けた集団及び個別の健康課題把握と健康評価を目的に、健康観察・健康診断・保健調査等の具体的な活動や保護者のニーズについて理解を深める。 第6回:学校保健計画の策定(2)目標設定 (担当:小林央美) 学校保健計画の策定に向け、集団及び個別の健康課題把握と健康評価結果に基づいた目標設定について、具体的な事例を通して考察する。 第7回:学校保健計画の実践に向けた具体的方策(1)保健学習 (担当:小林央美) 学校保健計画の実践に向けた保健学習について、自校の現状(学習指導要領と指導計画・保健学習展開の現状や指導の工夫等)と先駆的取り組みの事例の分析をもとに、ディスカッションを通じて具体的方策を検討する。 第8回:学校保健計画の実践に向けた具体的方策(2)保健指導 (担当:小林央美) 学校保健計画の実践に向けた保健指導について、自校の現状(保健指導の実施の機会・保健学習との有機的連携・地域資源の活用等)と先駆的取り組みの事例の分析をもとに、ディスカッションを通じて具体的方策を検討する。 第9回:学校保健計画の実践に向けた具体的方策(3)学校環境及び環境衛生検査 (担当:小林央美) 学校保健計画の実践に向けた学校環境及び環境衛生検査について、自校の現状(学校環境の整備・環境衛生検査の状況・学校薬剤師との連携等)と先駆的取り組みの事例の分析をもとに、ディスカッションを通じて具体的方策を検討する。 第10回:学校保健計画の実践に向けた具体的方策(4)学校保健委員会 (担当:小林央美) 学校保健計画の実践に向けた学校保健委員会の学校内での有効な活動や地域との連携による活動について、自校の現状からシミュレーションを行った後、ディスカッションを通じて具体的方策を検討する。 第11回:学校保健計画の実践に向けた具体的方策(5)食に関する指導と栄養教育 (担当:小林央美) 栄養教諭をゲストスピーカーとして招き、学校保健計画の実践に向けた食に関する指導や栄養教育について理解を深め、自校の現状と先駆的取り組みの事例の分析をもとに、ディスカッションを通じて食に関する指導と栄養教育の具体的方策を検討する。 第12回:学校保健計画の実践に向けた具体的方策(6)学校給食 (担当:小林央美) 管理栄養士をゲストスピーカーとして招き、学校保健計画の実践に向けた学校給食の意義や食育との関連について理解し、栄養教諭等との連携による学校給食指導の充実について考察する。 第13回:学校保健計画の実践に向けた具体的方策(7)学校感染症の予防 (担当:小林央美) 学校保健計画の実践に向けた学校感染症の予防とその活動について、先駆的取り組みの事例の分析をもとに現状と課題について整理し、ディスカッションを通じて具体的方策を検討する。 第14回:学校保健計画の実践における評価と改善 (担当:小林央美) 学校保健計画の実践による集団及び個人の健康状況の変容等、学校保健活動の評価について現状と課題について整理し、ミドルリーダーの在り方から学校保健のマネジメントについて考察する。 第15回:学校保健活動をマネジメントするミドルリーダーの展望 (担当:小林央美) 学校保健活動の計画立案・実施・評価・改善の現状と課題を見据えて、今後の学校保健活動や、ミドルリーダーとしての展望について考察する。 |
成績評価方法及び採点基準 /A scholastic evaluation method and marking standard |
【評価の基準】 〈1〉学校保健計画の立案並びに実践に向けた方策について理解し考察することができる。 〈2〉学校保健活動を円滑に行うための課題解決の手だてについて、理解し考察することができる。 〈3〉学校保健のマネジメント機能を高めるためのミドルリーダーの在り方について学校経営的側面 及び実務的側面から考察することができる。 【評価の構成】 〈1〉最終レポート(60%) 〈2〉各テーマについての小レポート(2~15回)(20%) 〈3〉討論への参加状況など(20%) |
予習及び復習等の内容 /Contents such as preparations for lessons and the review |
自校の学校保健計画を読んで、その実現に向けた学校での実践について整理しておくこと |
教材・教科書 /The teaching materials, textbook |
テキスト ・教員養成系大学保健協議会編(2007)『学校保健ハンドブック第6次改訂』ぎょうせい ・大澤清二他(2006)『学校保健の世界』杏林書院 ・金井壽宏,楠見孝編(2012)『学校保健安全法に対応した改訂学校保健』東山書房 ・大谷尚子(2009)『学校保健マニュアル改訂8版』南山堂 ・日本教育保健学会編(2007)『教師のための教育保健学』東山書房 |
参考文献 /bibliography |
参考書・参考資料等 ・数見隆生(1994)『教育保健学の構図-「教育としての学校保健」の進展のために』大修館書房 ・北神正行,高橋香代(2007)『学校組織マネジメントとミドルリーダー』学文社 ・その他各授業の学習テーマに応じて提示する。 |
留意点・予備知識 /Point to keep in mind, back ground |
自校の学校保健計画作成の背景となる、児童生徒の実態や学校・地域の実態について多面的に整理し、エビデンスとなる学校保健統計等について学習しておくこと |
授業内容に関する質問・疑義等 /Question, doubt about class contents |
月曜日 14:30~15:30 |
Eメールアドレス・HPアドレス /E-mail address, HP address |
hiromi@hirosaki-u.ac.jp |
学問分野1(主学問分野) /Discipline 1 |
A09:教育学およびその関連分野 |
学問分野2(副学問分野) /Discipline 2 |
A06:政治学およびその関連分野 |
学問分野3(副学問分野) /Discipline 3 |
Z95:学際・新領域 |
地域志向科目 /Local intention subject |
なし |
授業形態・授業方法 /Class form, class method |
・研究者教員と実務家教員とのティーム・ティーチング ・各テーマについて、討議やグループワークによる演習を中心として行う。 ・メディア授業に移行した場合は、Teamsで実施します。 |
科目ナンバー /The subject number |
GP-5-1900-A09 |
メディア授業による著作物利用の有無について /Whether or not copyrighted works are used in media classes |
無/Nothing |
その他 /Others |
コロナ感染症の状況により、オンラインでの授業を行う場合があります。 |
No. | 回(日時) /Time (date and time) |
主題と位置付け(担当) /Subjects and instructor's position |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考 /Notes |
---|---|---|---|---|
該当するデータはありません |