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授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る 2023/09/27 現在

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Course
グループ・ダイナミックス特論/Advanced Lecture on Special issue in Group dynamics
時間割コード
/Course Code
C231000009
ナンバリングコード
/Numbering Code
開講所属
/Course Offered by
地域共創科学研究科/
曜日コマ
/Day, Period
開講区分
/Semester offered
集中
単位数
/Credits
2.0
学年
/Year
1,2
主担当教員
/Main Instructor
大門 大朗/DAIMON HIROAKI
科目区分
/Course Group
大学院(修士課程) 専攻科目
教室
/Classroom
必修・選択
/Required/Elective
選択
授業形式
/Class Format
講義科目
メディア授業
/Media lecture

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Faculty/Department
大門 大朗/DAIMON HIROAKI 地域共創科学研究科/
難易度(レベル)
/Level
レベル5
対応するDP
/DP
B2, B3
授業としての具体的到達目標
/Concrete arrival target as the class
(1)シミュレーション・テキストマイニングといった量的調査法と、参与観察法・フィールドワーク(エスノグラフィー)・インタビューといった質的調査法の違い(利点や欠点)について説明でき、研究目的に応じて適切な調査法について選択できるようになる。
(2)調査によって生じるフィールドへの影響について配慮できるようになり、混合研究法やアクションリーチを踏まえ、フィールドへの影響を組み入れた調査を組み立てられるようになる。
授業の概要
/Summary of the class
フィールド研究に関する修士論文を書かないといけないとき、客観的な結果を量的に示そうと「とりあえずアンケートでも……」とか、一つの事例を質的に考察しようと「まずはヒアリングをしてみて……」といった形で、研究方法(手法)を選んではいないでしょうか。本講義では、災害(東日本大震災、熊本地震、コロナウイルス感染症、南海トラフ巨大地震)に関連したフィールド研究の事例から、①量的・質的調査を選ぶ際の注意点や具体的な手法の利点や欠点を踏まえた上で適切な研究手法を選べるようになること、②調査がもたらすフィールドへの影響や、その影響を踏まえて調査・研究を構想できるようになることを目指します。
授業の内容予定
/Contents plan of the class
第1回:オリエンテーション(進め方、成績評価、概要・位置づけ)
第2回:コロナ禍でのフィールド調査:新書の読書会、コーヒー屋台、朝6時からの「留置法」調査
第3回:質的調査手法:エスノグラフィー―熊本地震被災地での災害ボランティア
第4回:量的調査手法:シミュレーション―災害ボランティアの要因分析
第5回:量的・質的研究の違いと活用についての振り返り
第6回:量的分析手法:テキストマイニング―南海トラフ地震「未」災地での語り
第7回:実習・テキストマイニング①(基礎編)―KH Coderの立ち上げ・データ取り込み
第8回:実習・テキストマイニング②(基礎編)―形態素解析・頻出語の表示
第9回:実習・テキストマイニング③(分析編)―階層的クラスター分析、対応分析
第10回:実習・テキストマイニング④(分析編)―共起ネットワーク分析、結果の報告
第11回:混合研究法―テキストマイニングとフィールドワークからみた災害の「風化」
第12回:アクション・リサーチ―対話を生み出すツールの活用(ゲーミング)
第13回:グループワーク(研究計画書をもとにしたディスカッション)①
第14回:グループワーク(研究計画書をもとにしたディスカッション)②
第15回:振り返り(テキストマイニング、研究計画等)―フィールドに出る前に
成績評価方法及び採点基準
/A scholastic evaluation method and marking standard
以下の観点を合算し、評価する。
参加、ディスカッションによる講義への貢献:30%
課題レポート:10%(テキストマイニングによる記述式の課題)
プレゼンテーション課題:10%(自身の修士論文にそった研究計画・手法に関する課題)
最終レポート:50%(グループワーク課題を修正した最終版のレポート)
予習及び復習等の内容
/Contents such as preparations for lessons and the review
各研究手法に応じた災害に関する研究論文をリーディングアサインメントとして事前に共有し、それをもとに講義を行いますので、各自で指定された論文を読んできてください。講義においては、採り上げた研究手法が何か、どういうものか、何が明らかにできるか(できないか)を中心に基礎的な内容のみ示します。それらをどのように行うか、どうやって行うか、何が限界かについては、ハンドアウトに示した参考文献をもとに、各自で関心のある内容を深められるようにします。
教材・教科書
/The teaching materials, textbook
なし。
参考文献
/bibliography
講義で扱う内容ごとに参考文献や参考図書を紹介します。
留意点・予備知識
/Point to keep in mind, back ground
本講義では、テキストマイニングを除いて、具体的な研究手法のやり方については踏み込まず、それぞれの手法が抱える課題や利点を理解することを中心とします。なお、テキストマイニングは、無料のアプリケーション(KH Coder)を用いて講義内で実際に分析を行いますので、KH CoderおよびExcelのダウンロードと、分析のためのパソコンが必要になります。また、最終レポートは、自分が行いたい研究テーマにそって研究計画を記述してもらいます。具体的な修士論文の研究をイメージする良い機会として、現段階でテーマが決まっていない方でも受講してみてください。
授業内容に関する質問・疑義等
/Question, doubt about class contents
講義後の1時間をオフィスアワーとする(非対面の場合Zoomを使用)。質問に関しては、講義の最後および適宜講義中にも時間を設けます。
Eメールアドレス・HPアドレス
/E-mail address, HP address
daimon.hiroaki.78c@st.kyoto-u.ac.jp(4月以降アドレス変更の予定。新アドレスは随時お知らせします)
学問分野1(主学問分野)
/Discipline 1
A10:心理学およびその関連分野
学問分野2(副学問分野)
/Discipline 2
A08:社会学およびその関連分野
学問分野3(副学問分野)
/Discipline 3
該当なし
地域志向科目
/Local intention subject
なし
授業形態・授業方法
/Class form, class method
事前に指定した災害研究に関する論文のリーディングアサインメントをもとに、講義開始時に、その内容に関する確認や質疑、ディスカッションを行います。その上で、研究手法の内容や、利点や欠点に関する理解を深めていきます。また、講義最終日には、自身の研究計画をもとにプレゼンテーション・ディスカッションを予定しています。講義については、原則対面式の講義を予定しています(なお、メディア授業に変更せざるを得ない場合は、ディスカッションをメインで行いますので、講義中に画面・音声をオンにしてもらう場合があります)。
科目ナンバー
/The subject number
GC-5-1306-A10
メディア授業による著作物利用の有無について
/Whether or not copyrighted works are used in media classes
無/Nothing
その他
/Others
授業実施日程について、9月4日~17日のうち3日間(1日5コマ)を予定。詳しい日程は、履修登録者と相談して5月上旬までに決定します。
No. 回(日時)
/Time (date and time)
主題と位置付け(担当)
/Subjects and instructor's position
学習方法と内容
/Methods and contents
備考
/Notes
該当するデータはありません

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