科目一覧へ戻る | 2023/09/27 現在 |
開講科目名 /Course |
生物多様性保全特論/Advanced Lecture on Biodiversity Conservation |
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時間割コード /Course Code |
C232000013 |
ナンバリングコード /Numbering Code |
|
開講所属 /Course Offered by |
地域共創科学研究科/ |
曜日コマ /Day, Period |
月 4 |
開講区分 /Semester offered |
後期/second semester |
単位数 /Credits |
2.0 |
学年 /Year |
1,2 |
主担当教員 /Main Instructor |
中村 剛之/NAKAMURA TAKEYUKI |
科目区分 /Course Group |
大学院(修士課程) 専攻科目 |
教室 /Classroom |
|
必修・選択 /Required/Elective |
選択 |
授業形式 /Class Format |
講義科目 |
メディア授業 /Media lecture |
- |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Faculty/Department |
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中村 剛之/NAKAMURA TAKEYUKI | 農学生命科学部/ |
難易度(レベル) /Level |
レベル5 |
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対応するDP /DP |
B1 |
授業としての具体的到達目標 /Concrete arrival target as the class |
自然界の一員である人間の生存にとって不可欠な生物多様性の概念を理解するとともに,生物多様性の保全を図ることがなぜ求められるのかを理解する。これらの知識を基にして,工学的な技術を活用して持続可能な社会を形成する場合に留意すべき生物学的な側面を理解することを目標とする。 |
授業の概要 /Summary of the class |
防災、減災を行う際、あるいは自然環境の改変を伴う開発を行う際に、生態系への理解は欠かせず、 また、そこに生育する生物に配慮することは不可欠であることから、環境と調和した持続可能な社会 を形成するために必要な生物多様性の基礎知識とその保全について学ぶ。 生物多様性を構成する3段階のレベル(生態系の多様性、種の多様性、遺伝的多様性)について、 また、人の活動の影響を受けてどのような変化が起きているか実例を示しながら紹介する。その上で、 生物多様性の保全、持続可能な自然の利用について考える。 |
授業の内容予定 /Contents plan of the class |
第1回 ガイダンス 開発や地域の防災を考える者が、生物多様性の保全を学ぶ必要性について解説する。 第2回 生物多様性について なぜ多様性が必要か 生物多様性の3段階のレベルについて、また、自然界から受ける生態系サービスについて、概要を解説する。 第3回 生態系の多様性:日本の自然、青森の自然 生物の多様さが保たれるためには、まず生息環境が多様あることが重要であることを学ぶ。 第4回 生物の種の多様性:種間の関係と生物の分類 自然の中にはどれほど多様な生物がいるか、その生物がどのような関係を持っているかについて学ぶ。 第5回 遺伝的な多様性:種内の多様性 個体群について 同じ種の中にある遺伝的な多様性について学ぶ。また、地域によって異なる遺伝子プールを持つ集団(個体群)があり、その多様性を保つことの意義を学ぶ。 第6回 生物の分布と地域の動植物相 環境によって生息する生物種には違いがあり、地域によって固有の動植物相を持つことを理解する。 第7回 地球温暖化の影響 近年顕著になっている地球温暖化の影響で起きている様々な変化や現象について、実例をあげて解説する。 第8回 野生動物との軋轢と外来種問題 人と自然との関わりが変化したことによるニホンジカやニホンザルなど大型獣の増加と農林業被害、対策について、また外来種が引き起こす問題について解説する。 第9回 自然の現状と生物の絶滅 生物の絶滅や減少のほとんどが人の活動によって引き起こされている。その実例を紹介する。 第10回 レッドデータブックと生物多様性国家戦略 第11回 生物多様性保全の実例1 環境アセスメントと長期モニタリング 生物の生息状況、生息環境を把握するための調査手法について学ぶ。 第12回 生物多様性保全の実例2 法令や規則 文化財保護法、種の保存法、環境影響評価法など、自然環境への働きかけに関わる法令や規則について、概要を学ぶ。 第13回 生物多様性保全の実例3 種多様性の保全 生物多様性の保全、希少野生動物の保護などの取り組みについて説明する。 第14回 生物多様性保全の実例4 環境や生物多様性への配慮 開発や各種の工事の際に行われる野生生物への配慮、人と野生生物との共存に向けた開発、取り組みの事例を紹介する。 第15回 ディスカッション 自然との付き合い方 人による持続可能な自然の利用についてグループごとにテーマを決めて意見交換を行い、理解を深める。 |
成績評価方法及び採点基準 /A scholastic evaluation method and marking standard |
中間評価(中間レポート):30% 期末評価(期末レポート):70% 上記を合算して,最終的な成績評価を行う予定です。 |
予習及び復習等の内容 /Contents such as preparations for lessons and the review |
毎回の講義内容に関して疑問があれば整理し、次回講義までに学習を深めるか、質問を行う。 |
教材・教科書 /The teaching materials, textbook |
毎回,必要な資料を配布する。 |
参考文献 /bibliography |
特に指定せず,必要に応じて紹介する。 |
留意点・予備知識 /Point to keep in mind, back ground |
大学教養程度の生物学、動物学の知識を前提に講義する。 |
授業内容に関する質問・疑義等 /Question, doubt about class contents |
金曜日 10時30分から12時30分 なお,この時間帯以外での面会を希望する場合は,事前に連絡すること。 |
Eメールアドレス・HPアドレス /E-mail address, HP address |
dhalma*hirosaki-u.ac.jp 「*」は「@」を意味します。 |
学問分野1(主学問分野) /Discipline 1 |
G45:個体レベルから集団レベルの生物学と人類学およびその関連分野 |
学問分野2(副学問分野) /Discipline 2 |
該当なし |
学問分野3(副学問分野) /Discipline 3 |
該当なし |
地域志向科目 /Local intention subject |
なし |
授業形態・授業方法 /Class form, class method |
液晶プロジェクタを用いてスライド資料を提示しながら、講義形式で行う。 |
科目ナンバー /The subject number |
GC-5-1323-G45 |
メディア授業による著作物利用の有無について /Whether or not copyrighted works are used in media classes |
有/Yes |
その他 /Others |
特にない。 |
No. | 回(日時) /Time (date and time) |
主題と位置付け(担当) /Subjects and instructor's position |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考 /Notes |
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該当するデータはありません |