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授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る 2024/03/29 現在

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Course
哲学Ⅰ【学校教育】/Philosophy I
時間割コード
/Course Code
3241240151
ナンバリングコード
/Numbering Code
開講所属
/Course Offered by
教育学部/
曜日コマ
/Day, Period
開講区分
/Semester offered
集中
単位数
/Credits
2.0
学年
/Year
2,3,4
主担当教員
/Main Instructor
蒔田 純/MAKITA JUN
科目区分
/Course Group
専門教育科目 
教室
/Classroom
必修・選択
/Required/Elective
授業形式
/Class Format
メディア授業
/Media lecture

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Faculty/Department
澤 佳成/SAWA YOSHINARI 教育学部/
蒔田 純/MAKITA JUN 教育学部/
難易度(レベル)
/Level
レベル2~4
対応するCP/DP
/CP/DP
CP・DP 1 見通す力      CP・DP 2 解決していく力 CP・DP 3 学び続ける力
授業としての具体的到達目標
/Concrete arrival target as the class
1)哲学という学問の基本的特徴を理解する。(見通す力)
2)哲学的な概念が自然科学的な営為や現代社会におおきな影響を与えている側面を理解する。(解決していく力)
3)自分なりの人間観・自然観・社会観を形成することができるようになる。(学び続ける力)
授業の概要
/Summary of the class
みなさんは「哲学ってどんな学問?」と訊かれても、明確な答えは思い浮かばないかもしれません。それもそのはず、哲学の対象は、時代とともに変遷してきており、自然、宇宙、神、科学、人間、人生、愛、社会、自由、平等、生命・・・と、いまや多岐にわたっているからです。このことは、哲学者たちが、時代の要請に応えて前の時代の思想を変化させ、次の時代にバトンタッチしてきたという事実を表しています。そうした哲学の歴史的営為が新しい社会観、人間観、歴史観を築いてきたことによって、現代に生きる私たちはあらゆる自由を享受できているのです。
たとえば、私たちの暮らしを豊かにしてきた自然科学は、ベーコン、ホッブズ、ロック、デカルトといった名だたる哲学者たちが、天動説に代表されるような神学にもとづく中世の価値観から、実証を重んじる近代的な価値観へと自然への見方を転換させた結果、はじめて成立しえたのです。また、そうした自然科学の進展には、自由な発想と、自由な発想を支える社会環境が欠かせませんでした。だからこそ、社会契約説という王制にかわる社会のあり方に関する哲学が生まれてきたし、人間の自由や平等に関する哲学も進展してきたのです。私たちは、哲学上のそうした自然観、人間観、社会観の転換におおきな影響と恩恵を受けています。そして、結果として、どんな職業でも選択する自由も享受しています。でも、働くことの意味を見出すのは、難しいことでもありますよね。
そこで本講義では、あらゆる哲学の対象の中から「科学とは何か」「自由とは何か」「人間が働く意味とは何か」という3つのテーマで、哲学の面白さを探求しつつ、現代社会の諸問題と哲学がいかに深く関係しているか考えたいと思います。
授業の内容予定
/Contents plan of the class
授業日程は受講者と相談のうえ決定します。
【ガイダンス】哲学ってどんな学問?(第1回)
Ⅰ 科学的であるということ(第2回〜第6回)
1)哲学が科学的な見方を変えた!?①――コペルニクス革命とパラダイムの転換(T.クーン)
2)哲学が科学的な見方を変えた!?②――カントによる哲学上のコペルニクス的転回(I.カント)
3)パラダイムという壁――科学的な姿勢を貫く生き方の困難さ(水俣病を事例に)
4)科学的な判断後の選択と道徳哲学(J.ベンサム、J.S.ミル、I.カント)
5)自然の斉一性問題と科学的合理主義(D.ヒューム、K.ポッパー、武谷三男、原田正純)
Ⅱ 社会哲学への誘い1――自由とは何か?(第7回〜第10回)
1)人間の自由と尊厳(I.カント)
2)自由主義の思想(J.S.ミル)
3)不安が自由からの逃避につながる?( E.フロム)
4)自由が抑圧へと転化する危険性(I.バーリン)ミニレポ提出回(翌週の金曜16時まで)
【中間まとめ】(第11回)
Ⅲ 社会哲学へのいざない2――人間が働くことの意味(第12回〜第14回)
1)J.ロックの人間観・労働観がもたらした意義と限界(J.ロック)
2)人間が働くことの意味――ヘーゲルの考えた疎外
3)物象化から疎外された労働へ――つながりを回復するには(K.マルクス)
Ⅳ 日本の思想――石橋湛山の自由主義(第15回)(最終回)
成績評価方法及び採点基準
/A scholastic evaluation method and marking standard
コメントペーパの内容・授業での応答への参加度等の平常点(40点)、ミニレポート2回(30点×2回=60点)
上記を合算して評価します。
予習及び復習等の内容
/Contents such as preparations for lessons and the review
【準備学習】授業の最後に、次回までに考えてきてほしい課題を出したり、読んできてほしい資料を渡したりします。
【事後学習】+α資料を配布しますので、復習のために読んでみて下さい。また、参考書のうち、授業に関連する部分を指示するので、復習のために読んでみてください。
教材・教科書
/The teaching materials, textbook
授業ごとにレジュメと資料を適宜配布します。
参考文献
/bibliography
・澤 佳成(2010)『人間学・環境学からの解剖――人間はひとりで生きてゆけるのか』梓出版社
・澤 佳成(2023)『開発と〈農〉の哲学――〈いのち〉と自由を基盤としたガバナンスへ』はるか書房
留意点・予備知識
/Point to keep in mind, back ground
哲学に少しでも興味があれば、大丈夫です!
授業内容に関する質問・疑義等
/Question, doubt about class contents
オフィスアワー:授業終了後。毎回感想フォームを用意しますので、そちらも活用ください。
Eメールアドレス・HPアドレス
/E-mail address, HP address
(緊急の連絡はこちら)volunteer116@yahoo.co.jp
(非常勤講師の本務校のHPのURL)http://web.tuat.ac.jp/~envirothought-hp/
学問分野1(主学問分野)
/Discipline 1
A01:思想,芸術およびその関連分野
学問分野2(副学問分野)
/Discipline 2
該当なし
学問分野3(副学問分野)
/Discipline 3
該当なし
実務経験のある教員による授業科目について
/About the class subject by the teacher with the work experience
なし
地域志向科目
/Local intention subject
なし
授業形態・授業方法
/Class form, class method
講義形式
集中講義(オンラインで実施、但し一部対面授業の予定)
科目ナンバー
/The subject number
P1-2-0169-A01
メディア授業による著作物利用の有無について
/Whether or not copyrighted works are used in media classes
有/Yes
その他
/Others
双方向型の授業なので、積極的な発言を期待しています!
No. 回(日時)
/Time (date and time)
主題と位置付け(担当)
/Subjects and instructor's position
学習方法と内容
/Methods and contents
備考
/Notes
該当するデータはありません

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