シラバス参照

授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る 2024/03/29 現在

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Course
群論入門/Introduction to Group Theory
時間割コード
/Course Code
3242240067
ナンバリングコード
/Numbering Code
開講所属
/Course Offered by
教育学部/
曜日コマ
/Day, Period
木/Thu 2
開講区分
/Semester offered
後期/second semester
単位数
/Credits
2.0
学年
/Year
2,3,4
主担当教員
/Main Instructor
澤原 雅知/SAWAHARA MASATOMO
科目区分
/Course Group
専門教育科目 
教室
/Classroom
必修・選択
/Required/Elective
授業形式
/Class Format
メディア授業
/Media lecture

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Faculty/Department
澤原 雅知/SAWAHARA MASATOMO 教育学部/
難易度(レベル)
/Level
レベル2
対応するCP/DP
/CP/DP
CP・DP 1 見通す力
授業としての具体的到達目標
/Concrete arrival target as the class
〇群における基本的な定義や命題の主張を理解し、具体的問題に対して適用できるようになること(見通す力)
〇対称群や二面体群など、いくつかの重要な群の性質を理解すること(見通す力)
〇専門的な代数学を学ぶための礎を築くこと(見通す力)
授業の概要
/Summary of the class
この授業では、群という代数系について、具体例を交えながら初歩を学びます。代数系の基本的な例として、群・環・体が挙げられますが、群はそのうち公理が最も少ないものです。従って、群の初歩を学ぶことは、環や体などの代数系を学ぶ上で重要です。また、群は、現象の中に対称性を見出すために重要なもので、数理の様々なところに現れます。
授業の内容予定
/Contents plan of the class
第1回 (10/3(木)): イントロダクション/群の定義と例
第2回 (10/10(木)): 群の例(続き)、部分群
第3回 (10/24(木)): 群の基本性質
第4回 (10/31(木)): 群の生成系
第5回 (11/7(木)): 巡回群
第6回 (11/14(木)): 対称群と交代群(1)
第7回 (11/21(木)): 対称群と交代群(2)
第8回 (11/28(木)): 中間テストとその解説
第9回 (12/5(木)): 二面体群
第10回 (12/12(木)): 剰余類とラグランジュの定理
第11回 (12/19(木)): 正規部分群
第12回 (12/26(木)): 剰余群
第13回 (1/9(木)): 群準同型写像
第14回 (1/16(木)): 群準同型定理
第15回 (1/23(木)): 群準同型定理の応用
第16回 (1/30(木)・最終回): 期末テスト

※上記はあくまで予定です。受講者の反応・要望などの事情により、内容や進度が変更となる可能性があります。変更する場合には、その都度説明します。
成績評価方法及び採点基準
/A scholastic evaluation method and marking standard
2回の小レポート(10%×2)、中間テスト(40%)、期末テスト(40%)
により成績評価します。
予習及び復習等の内容
/Contents such as preparations for lessons and the review
予習: 講義ノートや参考書などで授業で扱う予定の内容(特に定義や命題の主張)を調べ、疑問点をピックアップしておいて下さい。

復習: ノートを見返して、納得できるまで授業内容を振り返って下さい。
その際、手を動かして具体的な例を計算することにより、理解が深まります。
復習しても分からないこと(「分からないことが分からない」も含む)は、質問に来るなどして、放置せずに早急に解決するよう心掛けて下さい。
教材・教科書
/The teaching materials, textbook
教科書は指定しませんが、講義ノートを公開します。

※代数学に興味のある方は、抽象代数学のテキストを手元に置くことを勧めます。下記「参考文献」も参考にして下さい。
参考文献
/bibliography
以下はあくまで一例です。群論(より一般に抽象代数学)の参考書を必要とする方は、下に挙げたものに限らず、自分に合ったものを探して下さい。

[1] 海老原円・著『代数学教本』数学書房,2018年.
[2] 雪江明彦・著『代数学1 群論入門(第2版)』日本評論社,2023年.
[3] 宮西正宜・著『代数学1 基礎編』裳華房,2010年.
[4] 新妻弘,木村 哲三・共著『群・環・体入門』共立出版,1999年.
[5] 永井保成・著『代数学入門』森北出版,2024年.
[6] 野﨑昭弘・著『なっとくする群・環・体』講談社,2011年.
[7] 松坂和夫・著『代数系入門(数学入門シリーズ3)』岩波書店,2018年.
[8] 結城浩・著『数学ガール ガロア理論』SBクリエイティブ,2012年.

※授業は、[1]の第1章(1.2~1.3節)と第2章(2.1~2.4節)の内容に基づいて行うことが多いと思います。
留意点・予備知識
/Point to keep in mind, back ground
予備知識: 「論理・集合・写像」「数学基礎A」「線形代数概論」「数論入門」の基礎的な知識が必要です。(これらを十分に理解できていない状況のまま授業に臨むと、理解が追いつかない可能性があります。)また、「変換と幾何学」の知識を有していると、授業内容の一部を理解するのに役立つと思います。

留意点1: 証明の仕方や問題の解き方を無暗に丸暗記するのではなく、考え方を理解しようとすることを心掛けて下さい。また、既習事項は前提として授業を行いますので、授業後は必ず復習をして下さい。加えて、分からないことを誤魔化さずに、分かるまで何度でも、考えたり、調べたり、質問したり、等、をして下さい。

留意点2: 時間の関係上、授業では必要最低限の内容しか扱えません。群論をしっかりと学びたいという方は、参考書を用いて授業内容を補うなど、自主的に学習することが望まれます。
授業内容に関する質問・疑義等
/Question, doubt about class contents
オフィスアワー:水曜10:30~12:30(教育学部棟3-65)

但し、オフィスアワーでなくても、時間の許す限り対応します。また、メールなどでも質問を受け付けます。
Eメールアドレス・HPアドレス
/E-mail address, HP address
sawaharam[at]hirosaki-u.ac.jp
([at]を@に置き換えて下さい。)
学問分野1(主学問分野)
/Discipline 1
B11:代数学,幾何学およびその関連分野
学問分野2(副学問分野)
/Discipline 2
該当なし
学問分野3(副学問分野)
/Discipline 3
該当なし
実務経験のある教員による授業科目について
/About the class subject by the teacher with the work experience
なし
地域志向科目
/Local intention subject
なし
授業形態・授業方法
/Class form, class method
対面授業。原則として対面で黒板を用いた講義を行います。
メディア授業に移行した場合は、Teamsにより授業を行います。

※出張の関係でメディア授業を行うことがあります。その場合は、事前に連絡します。
科目ナンバー
/The subject number
P1-2-0183-B11
メディア授業による著作物利用の有無について
/Whether or not copyrighted works are used in media classes
無/Nothing
その他
/Others
特になし
No. 回(日時)
/Time (date and time)
主題と位置付け(担当)
/Subjects and instructor's position
学習方法と内容
/Methods and contents
備考
/Notes
該当するデータはありません

科目一覧へ戻る