科目一覧へ戻る | 2024/03/29 現在 |
開講科目名 /Course |
日本語学演習Ⅲ |
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時間割コード /Course Code |
3242240161 |
ナンバリングコード /Numbering Code |
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開講所属 /Course Offered by |
教育学部/ |
曜日コマ /Day, Period |
金/Fri 2 |
開講区分 /Semester offered |
後期/second semester |
単位数 /Credits |
2.0 |
学年 /Year |
3,4 |
主担当教員 /Main Instructor |
市地 英/ICHIJI EI |
科目区分 /Course Group |
専門教育科目 |
教室 /Classroom |
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必修・選択 /Required/Elective |
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授業形式 /Class Format |
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メディア授業 /Media lecture |
- |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Faculty/Department |
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市地 英/ICHIJI EI | 教育学部/ |
難易度(レベル) /Level |
レベル3 |
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対応するCP/DP /CP/DP |
CP・DP 1 見通す力 CP・DP 2 解決していく力 CP・DP 3 学び続ける力 |
授業としての具体的到達目標 /Concrete arrival target as the class |
到達目標1:日本語史資料として和本を扱い、読むための知見を身につける(解決する力) 到達目標2:文語と口語の史的変遷を理解することができる(見通す力) 到達目標3:古典文学における漢字表記の語彙の読み方について調査・研究できるようになる(学び続ける力) |
授業の概要 /Summary of the class |
『奥の細道』は、芭蕉が弟子の曾良を伴って、江戸深川を出立し、奥州、北陸を回り俳諧を詠んだ旅(元禄2〈1689〉年)を記した紀行文である。近世期に出版され、多くの人々に読まれてきた。さて、この近世期に出版された『奥の細道』、漢字に振り仮名がつけられていないのである。現代で公刊されている『奥の細道』の多くは振り仮名がつけられているものだが、これは一体どのように決めているのだろうか。本演習では、『奥の細道』を近世期の板本、写本に対する知見を身につけ、古典が成立した当時、どのように受容されたのかを確認する。そして、同時期の口語資料から当時の日本語への理解を深めた上で、辞書や資料を参照することにより、近世期における漢字表記の語彙の読み方について調査・研究する。 |
授業の内容予定 /Contents plan of the class |
第1回 導入/『奥の細道』を見る(10/4) 第2回 変体仮名・くずし字を読む、解読する方法(10/11) 第3回 『奥の細道』を和本で読む(10/17木) 第4回 先行研究を読む1/発表①「同時期の口語資料を探してくる」の説明(11/1) 第5回 先行研究を読む2(11/8) 第6回 発表①同時代の口語資料を探してくる・討論/発表②「奥の細道の漢字をどのように読むのか」の説明(11/15) 第7回 辞書の引き方・見方(日本国語大辞典、大漢和辞典、節用集)(11/22) 第8回 先行研究を読む3(11/29) 第9回 発表②と討議(12/6) 第10回 発表②と討議(12/13) 第11回 発表②と討議(12/20) 第12回 発表②と討議(1/10) 第13回 発表②と討議(1/15水) 第14回 発表②と討議(1/24) 第15回 総括(1/31) 第16日 予備日(2/6木) ※授業の進度や、発表の人数次第で、2/6を実施日にする場合があります。 |
成績評価方法及び採点基準 /A scholastic evaluation method and marking standard |
課題(ワークシート、レポート)の提出:30%(変体仮名の読解、和本の扱い、節用集を引くなどのワーク及び発表②を踏まえた最終レポートの提出) 発表①の実施:20%(近世期の口語資料を見つけ、言語の特徴を確認できているか) 発表②と討議への参加:50%(奥の細道の読み方について適切な調査研究を行っているか、発表内容を精査し高める質疑応答に参加しているか) |
予習及び復習等の内容 /Contents such as preparations for lessons and the review |
『奥の細道』を全文読んでおくこと。また、教科書や参考文献を参照して、近世期の日本語史に関する部分を読むこと。 |
教材・教科書 /The teaching materials, textbook |
プリントを配布することがあります。 |
参考文献 /bibliography |
沖森卓也『日本語全史』(筑摩書房、2017年、ISBN9784480069573)、木田章義編『国語史を学ぶ人のために』(世界思想社、2013年、9784790715962)、坂梨隆三『江戸時代の国語 : 上方語』(東京堂出版、1987年、ISBN9784490201257)など。授業内でも案内します。 |
留意点・予備知識 /Point to keep in mind, back ground |
・『奥の細道』の文学史的な位置については、国語便覧などに目を通して確認しておいて下さい。また、岩波文庫(黄206-11)の『芭蕉自筆 奥の細道』(2017年)は、両頁に自筆本の影印と翻刻が配置されて対照しやすいので、持っておくと参考になります。 ・資料共有はteamsで行います。発表時に、パソコン、タブレットなどの端末を持ってくるようにして下さい。 |
授業内容に関する質問・疑義等 /Question, doubt about class contents |
メールでご連絡下さい。 |
Eメールアドレス・HPアドレス /E-mail address, HP address |
a-ichijiあっとhirosaki-u.ac.jp(「あっと」を@に置き換えて下さい。) |
学問分野1(主学問分野) /Discipline 1 |
A02:文学,言語学およびその関連分野 |
学問分野2(副学問分野) /Discipline 2 |
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学問分野3(副学問分野) /Discipline 3 |
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実務経験のある教員による授業科目について /About the class subject by the teacher with the work experience |
なし |
地域志向科目 /Local intention subject |
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授業形態・授業方法 /Class form, class method |
演習 |
科目ナンバー /The subject number |
0 |
メディア授業による著作物利用の有無について /Whether or not copyrighted works are used in media classes |
有/Yes |
その他 /Others |
teamsを端末にインストールしておいて下さい。 |
No. | 回(日時) /Time (date and time) |
主題と位置付け(担当) /Subjects and instructor's position |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考 /Notes |
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該当するデータはありません |