シラバス参照

授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る 2024/03/29 現在

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Course
幼稚園教育基礎論Ⅰ/Fundamentals of Preschool Education I
時間割コード
/Course Code
3242250059
ナンバリングコード
/Numbering Code
開講所属
/Course Offered by
教育学部/
曜日コマ
/Day, Period
月/Mon 4
開講区分
/Semester offered
後期/second semester
単位数
/Credits
2.0
学年
/Year
1,2,3,4
主担当教員
/Main Instructor
武内 裕明/TAKEUCHI HIROAKI
科目区分
/Course Group
専門教育科目 
教室
/Classroom
必修・選択
/Required/Elective
授業形式
/Class Format
メディア授業
/Media lecture

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Faculty/Department
武内 裕明/TAKEUCHI HIROAKI 教育学部/
難易度(レベル)
/Level
レベル2
対応するCP/DP
/CP/DP
CP・DP 1 見通す力      CP・DP 2 解決していく力
授業としての具体的到達目標
/Concrete arrival target as the class
○幼児教育の歴史をふまえて現在の幼児教育や幼児教育実践を説明・評価できるとともに、その意義を説明できること(見通す力)
○幼稚園教育の現在に至るまでの思想と歴史、主要な思想家や実践家の思想の特徴を把握することで、理論を踏まえた教育課程を構想する基礎を築くこと(解決する力)
授業の概要
/Summary of the class
幼児期に最適な教育とはどのようなものかという問題に唯一絶対の正解はありません。それは、幼児の教育も社会状況や歴史、子ども観や必要とされる能力観などの文脈によって規定されているためです。そして、現在の幼児教育がどのように行われるべきかは、これまでの幼児教育が尊重してきた原則によっても規定されています。そのため、望ましい実践を構想するためには、過去の幼児教育観の変遷とそのような教育観の社会的背景の理解が不可欠です。そこで、本授業では現在の幼稚園教育がどのように形成されてきたのかを歴史的に概観します。それぞれの教育思想には現代の教育を考える典型的な見方も現れており、本授業を通して幼児教育に関する見方を整理して、現代に応用できることを期待します。
授業の内容予定
/Contents plan of the class
この講義では、現代にいたるまでの幼児教育の歴史と思想に関して、典型的で重要な議論を取り上げて、歴史を見通し、理論を踏まえた幼児教育の教育課程を作成する基礎を築くことをめざしています。授業は、毎回異なるテーマを扱い、そのテーマに関した小課題を課されます。授業予定は人数や進度、理解度等に応じてシラバスの内容から変更されることがあります。授業日程に変更がある場合教員が別途指示します。

I.幼児教育の歴史的展開
10/2(水)1.幼児教育の展開と社会的背景
10/7(月)2.西洋の幼児教育史概説
10/15(火)3.日本の幼児教育史概説
10/28(月)4.子ども期論争について
II.幼児教育思想と教育課程の発展
11/11(月)5.ルソー『エミール』にみる子どもの発見
11/18(月)6.フレーベル以前の幼児教育思想・施設前史
11/25(月)7.フレーベルと幼稚園
12/2(月)8.フレーベル主義批判と進歩主義教育運動
12/9(月)9.エレン・ケイの幼児教育思想
12/16(月)10.モンテッソーリの幼児教育思想
12/23(月)11.倉橋惣三の幼児教育思想
1/6(月)12.「保育要領」に見る戦後の保育カリキュラム論
1/14(火)13.平井信義の自由保育思想
1/20(月)14.自由保育派の実践とカリキュラム論
1/27(月)15.現代の教育改革と教育課程の編成原理
2/3(月)16.期末試験
成績評価方法及び採点基準
/A scholastic evaluation method and marking standard
小課題(40%)
試験(60%)で評価します。
小課題では授業内容の理解を問うとともに、適切な考察のもとに自分の意見を説明できているかが問われます。
単に個人的感想ではなく、授業を踏まえ、それぞれの教育者の教育思想に関する歴史的・社会的文脈の説明が求められます。
試験は授業内容と授業に関連する追加の文章などを提示しての応用的課題のどちらも出題します。
小課題、試験共に幼稚園教育の現在に至るまでの主要な思想と歴史を適切に理解し、説明するとともに、それらの知識を教育を構想する上で活用できているかを評価します。
予習及び復習等の内容
/Contents such as preparations for lessons and the review
[予習]次回の内容に関する事前学習を行う必要があります。次回の予習内容は授業時間中に指示を行います
[復習]基本的に授業から2日後までに、小課題を提出する必要があります(授業日が臨時で変わる際には指示をします)

学則第14条にあるように、1単位当たり45時間の学修が求められるため、予習・復習には、授業時間で不足する時間に相当するそれぞれ2時間を当ててください。授業は予習を前提に進められるので、理解のために予習は必須ですし、理解できなかった部分は復習を行う必要があります。
教材・教科書
/The teaching materials, textbook
教科書は使用されません。授業中、適宜プリントが配布されます。
参考文献
/bibliography
アリエス 杉山光信 他訳『<子供>の誕生』みすず書房、1980
太田素子、浅井幸子 編『保育と家庭教育の誕生』藤原書店、2012
乙訓稔『西洋近代幼児教育思想史』東信堂、2005
乙訓稔『西洋現代幼児教育思想史』東信堂、2009
柴田純『日本幼児史』吉川弘文館、2013
その他授業期間中に適宜示します。
留意点・予備知識
/Point to keep in mind, back ground
幼稚園教諭一種免許状取得のための必修科目です。
日本語訳された原典に当たることも多いので、難しい内容であっても考え方を理解しておいてください。
追加の学習があるとさらに理解が深まるので、文献の推薦などが必要であれば質問してください
授業内容に関する質問・疑義等
/Question, doubt about class contents
前期木曜7・8時限
時間外でも都合のつく範囲で対応しますので、相談してください
Eメールアドレス・HPアドレス
/E-mail address, HP address
Email:hiloakit*hirosaki-u.ac.jp(*を@に変換)
学問分野1(主学問分野)
/Discipline 1
A09:教育学およびその関連分野
学問分野2(副学問分野)
/Discipline 2
A01:思想,芸術およびその関連分野
学問分野3(副学問分野)
/Discipline 3
A03:歴史学,考古学,博物館学およびその関連分野
実務経験のある教員による授業科目について
/About the class subject by the teacher with the work experience
なし
地域志向科目
/Local intention subject
なし
授業形態・授業方法
/Class form, class method
主に講義によって進めますが、必要に応じて討議等が取り入れられる場合があります
小課題の内容を匿名でフィードバックすることで、復習と理解状況に応じた補足を行います
科目ナンバー
/The subject number
P1-2-0073-A09
メディア授業による著作物利用の有無について
/Whether or not copyrighted works are used in media classes
有/Yes
その他
/Others
答案は採点終了後(2-3週間後)を目途に返却します。
No. 回(日時)
/Time (date and time)
主題と位置付け(担当)
/Subjects and instructor's position
学習方法と内容
/Methods and contents
備考
/Notes
該当するデータはありません

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