科目一覧へ戻る | 2024/03/29 現在 |
開講科目名 /Course |
微生物学/Microbiolog |
---|---|
時間割コード /Course Code |
4242000023 |
ナンバリングコード /Numbering Code |
|
開講所属 /Course Offered by |
医学部医学科/ |
曜日コマ /Day, Period |
木/Thu 3, 金/Fri 1 |
開講区分 /Semester offered |
後期/second semester |
単位数 /Credits |
3.0 |
学年 /Year |
2 |
主担当教員 /Main Instructor |
浅野 クリスナ/ASANO KURISUNA |
科目区分 /Course Group |
専門教育科目 専門科目 |
教室 /Classroom |
|
必修・選択 /Required/Elective |
必修 |
授業形式 /Class Format |
講義科目 |
メディア授業 /Media lecture |
- |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Faculty/Department |
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浅野 クリスナ/ASANO KURISUNA | 医学研究科/ |
難易度(レベル) /Level |
レベル2 |
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対応するCP/DP /CP/DP |
CP・DP 1 見通す力 |
授業としての具体的到達目標 /Concrete arrival target as the class |
○病原微生物(細菌・ウイルス・真菌・寄生虫)の基本的性状および病原性と,それによって生じる病態を理解する。 ○各病原微生物の感染メカニズム,これらによる各感染症の発生・伝播・問題点について習得する。 ○感染症の基礎的知識,およびその予防,制御に関する知識を習得する。 |
授業の概要 /Summary of the class |
1.病原微生物の分類,形態,構造,および生活環を理解する。 2.各病原微生物の感染ならびに伝播の機序を理解する。 3.上記の知識を踏まえ,臨床医学で扱う各種感染症の検査法,診断法,予防法,治療法の基本について理解する。 モデル・コア・カリキュラム C-3-1) 生体と微生物 C-3-2) 免疫と生体防御 E-2 感染症 E-2-1) 病態 E-2-3) 症候 E-2-4) 疾患 |
授業の内容予定 /Contents plan of the class |
第1回 10月 3日(木)5-6時限 (題目:微生物とは?) 各微生物の違いを説明できる。 浅野クリスナ 第2回10月 3日(木)7-8時限 (題目:感染症変遷_1) 現代の感染症の問題点と、悪性疾患との関係を説明できる。浅野クリスナ 第3回10月 3日(木)9-10時限 (題目:細菌の形態と構造) 細菌の構造を図示し、形態と染色性により分類できる。成田 浩司 第4回 10月 4日(金)1-2時限 (題目:細菌の構造と増殖) 細菌の構造、増殖について説明できる。成田 浩司 第5回 10月 4日(金)3-4時限 (題目:細菌の増殖と培養) 細菌の増殖条件と培養法について説明できる。成田 浩司 第6回 10月10日(木)5-6時限 (題目:感染症変遷_2) 現代の感染症の問題点と、悪性疾患との関係を説明できる。浅野クリスナ 第7回 10月10日(木)7-8時限 (題目:感染症変遷_3) 感染症法について説明できる。浅野クリスナ 第8回 10月10日(木)9-10時限 (題目:感染源と感染経路) 感染が起こる要因について説明できる。浅野クリスナ 第9回 10月 11日(金)1-2時限 (題目:ウイルスの構造と複製_1) ウイルス粒子の構造を図示し、各部の機能を説明できる。 構造と性状によりウイルスを分類できる。浅野クリスナ 第10回10月 11日(金)3-4時限 (題目:ウイルスの構造と複製_2) ウイルスの吸着・侵入・複製・成熟と放出の各過程を説明できる。 ウイルス感染細胞に起こる変化を説明できる。 ウイルス感染の種特異性・組織特異性と病原性を説明できる。浅野クリスナ 第11回10月 17日(木)1-2時限 (題目:グラム陽性球菌_1) 黄色ブドウ球菌、化膿レンサ球菌の細菌学的特徴とそれが引き起こす疾患を列挙できる。浅野クリスナ 第12回10月 17日(木)3-4時限 (題目:細菌の検査法) 細菌の分離・同定法を説明できる。浅野クリスナ 第13回10月 31日(木)5-6時限 (題目:抗酸菌_1) 結核菌、非結核性抗酸菌、らい菌の細菌学的特徴とそれが引き起こす疾患を列挙できる。浅野クリスナ 第14回10月 31日(木)7-8時限 (題目:抗酸菌_2) 結核菌、非結核性抗酸菌、らい菌の細菌学的特徴とそれが引き起こす疾患を列挙できる。浅野クリスナ 第15回10月31日(木)9-10時限 (題目:真菌―1) 真菌の特徴、分類、培養について説明できる。成田 浩司 第16回11月 8日(金)1-2時限 (題目:真菌―2) アスペルギルス、クリプトコッカス、カンジダ、ムコールの微生物学的特徴とそれが引き起こす疾患を列挙できる。成田 浩司 第17回11月 8日(金)3-4時限 (題目:グラム陽性桿菌) ジフテリア菌、破傷風菌、ウエルシュ菌、ボツリヌス菌、ディフィシル菌の細菌学的特徴とそれが引き起こす疾患を列挙できる。浅野クリスナ 第18回11月 15日(金)1-2時限 (題目:腸内細菌科関連細菌_1) 腸内細菌科総論と大腸菌の細菌学的特徴とそれが引き起こす疾患を列挙できる。浅野クリスナ 第19回11月 15日(金)3-4時限 (題目:腸内細菌科関連細菌_2) 赤痢菌、サルモネラの細菌学的特徴とそれが引き起こす疾患を列挙できる。浅野クリスナ 第20回11月 22日(金)1-2時限 (題目:腸内細菌科関連細菌_3) クレブシェラ、エルシニア、セラチアの細菌学的特徴とそれが引き起こす疾患を列挙できる。浅野クリスナ 第21回11月 22日(金)3-4時限 (題目:寄生虫学総論) 原虫類・蠕虫類の分類および形態学的特徴を説明できる。成田 浩司 第22回11月 29日(金)1-2時限 (題目:原虫類) 赤痢アメーバ、トリパノソーマ、リーシュマニア、マラリア原虫の寄生虫学的特徴とそれが引き起こす疾患を列挙できる。成田 浩司 第23回11月 29日(金)3-4時限 (題目:吸虫類) 肝吸虫症、横川吸虫、肝蛭、肺吸虫類、住血吸虫類の寄生虫学的特徴とそれが引き起こす疾患を列挙できる。成田 浩司 第24回12月 5日(木)5-6時限 (題目:寄生虫症の検査法、診断) 寄生虫症の検査法、診断の概要を説明できる。成田 浩司 第25回12月 6日(金)1-2時限 題目:医療関連感染_1) 院内感染の問題ついて説明できる。 EBMに基づいた感染予防策を説明できる。浅野クリスナ 第26回12月 6日(金)3-4時限 (題目:医療関連感染_2、滅菌と消毒) 院内感染と感染対策について説明できる。 滅菌と消毒の定義とその方法について説明できる。浅野クリスナ 第27回12月 20日(金)1-2時限 (題目:グラム陰性らせん菌) カンピロバクター属菌、ヘリコバクター・ピロリ、梅毒トレポネーマの細菌学的特徴とそれが引き起こす疾患を列挙できる。サブソムウォンパーウィニー 第28回12月 20日(金)3-4時限 (題目:感染経路と感染成立) 病原体が疾病を引き起こす機序を説明できる。浅野クリスナ 第29回12月 26日(木)5-6時限 (題目:DNAウイルス) ヒトヘルペスウイルス、アデノウイルス、パルボウイルス、B型肝炎ウイルスのウイルス学的特徴とそれが引き起こす疾患を列挙できる。中根 明夫 第30回12月 26日(木)7-8時限 (題目:RNAウイルス―1) ノロウイルス、A型肝炎ウイルス、E型肝炎ウイルスのウイルス学的特徴とそれが引き起こす疾患を列挙できる。中根 明夫 第31回12月26日(木)9-10時限 (題目:線虫類) 回虫、鉤虫、糞線虫、旋毛虫、糸状虫、顎口虫、アニサキスの寄生虫学的特徴とそれが引き起こす疾患を列挙できる。成田 浩司 第32回1月9日(木)5-6時限 (題目:レトロウイルス) レトロウイルス(HIV、HTLV-1)の特性、ゲノム構造とそれが引き起こす疾患を説明できる。中根 明夫 第33回1月9日(木)7-8時限 (題目:脳炎・出血熱ウイルス) 脳炎ウイルス、出血熱ウイルスのウイルス学的特徴とそれが引き起こす疾患を列挙できる。 中根 明夫 第34回1月9日(木)9-10時限 (題目:条虫類、外部寄生虫) 裂頭条虫、有鉤条虫、多包条虫、外部寄生虫の寄生虫学的特徴とそれが引き起こす疾患を列挙できる。成田 浩司 第35回1月10日(金)1-2時限 (題目:細菌の遺伝子_1) 細菌における遺伝子伝達と病原性の関連について説明できる。浅野クリスナ 第36回1月10日(金)3-4時限 (題目:細菌の遺伝子_2) 細菌における薬剤耐性について説明できる。浅野クリスナ 第37回1月 15日(水)1-2時限 (題目:ビブリオ) コレラ菌、腸炎ビブリオ菌、ビブリオ・バルニフィカスの細菌学的特徴とそれが引き起こす疾患を列挙できる。サブソムウォンパーウィニー 第38回1月 15日(水)3-4時限 (題目:マイコプラズマ・リケッチア・クラミジア) マイコプラズマ・リケッチア・クラミジアの細菌学的特徴とそれが引き起こす疾患を列挙できる。成田 浩司 第39回1月16日(木)5-6限 (題目:RNAウイルス―2) 麻疹ウイルス、ムンプスウイルス、風疹ウイルスのウイルス学的特徴とそれが引き起こす疾患を列挙できる。中根 明夫 第40回1月 16日(木)7-8時限 (題目:RNAウイルス―3) インフルエンザウイルスのウイルス学的特徴とそれが引き起こす疾患を説明できる。中根 明夫 第41回1月 16日(木)9-10時限 (題目:グラム陽性球菌_2、クラム陰性球菌) レンサ球菌の細菌学的特徴とそれが引き起こす疾患を列挙できる。 淋菌、髄膜炎菌、モラクセラ・カタラーリスの細菌学的特徴とそれが引き起こす疾患を列挙できる。浅野クリスナ 第42回1月 23日(木)5-6時限 (題目:RNAウイルス―4) SARS・MERS・COVID19コロナウイルスのウイルス学的特徴とそれが引き起こす疾患を説明できる。中根 明夫 第43回1月 23日(木)7-8時限 (題目:RNAウイルス―5) SARS・MERS・COVID19コロナウイルスのウイルス学的特徴とそれが引き起こす疾患を説明できる。中根 明夫 第44回1月23日(木)9-10時限 (題目:細菌毒素) 外毒素と内毒素について説明できる。サブソムウォンパーウィニー 第45回1月 24日(金)1-2時限 (題目:グラム陰性桿菌) 緑膿菌、アシネトバクター属菌、百日咳菌、ブルセラ、レジオネラ、インフルエンザ菌の細菌学的特徴とそれが引き起こす疾患を列挙できる。浅野クリスナ 第46回1月 24日(金)3-4時限 予備日 第47回1月 30日(木)5-10時限 予備日 第48回1月31日(金)1-4時限 予備日 第49回2月 6日(木)1-4時限 予備日 |
成績評価方法及び採点基準 /A scholastic evaluation method and marking standard |
授業態度・試験によって評価する。中間試験と期末試験両方を実施する。それぞれ試験について100点満点の評価を行う。ただし,授業の欠席及び授業態度を参考にする。60点以上を合格,90点以上を「秀」,80-89点を「優」,70-79点を「良」,60-69点を「可」とする。再試験の実施は原則1回とする。 |
予習及び復習等の内容 /Contents such as preparations for lessons and the review |
授業内容を授業中に理解できるように要望する。そのためには,授業前日に配布プリントにしっかり目を通すことと,授業終了後に再び配布プリントと授業ノートを見直し,理解の確認作業をすること。それでも理解できないことは躊躇せず,研究室を訪ねて質問してほしい。 |
教材・教科書 /The teaching materials, textbook |
教科書は指定しないが,参考書として以下の本を紹介する。 「戸田新細菌学」(南山堂)「標準微生物学」(医学書院)「医科細菌学」(南江堂) 「医科ウイルス学」(南江堂)「図説人体寄生虫学」(南山堂),「寄生虫学テキスト」(文光堂) 講義に即したプリントを配布する。 |
参考文献 /bibliography |
適宜紹介する。 |
留意点・予備知識 /Point to keep in mind, back ground |
授業内容を,将来応用できる「知識」として身につけるように努力して欲しい。 教科書に記載されていない,横断的視点から講義するので,授業の出席が大切になる。 |
授業内容に関する質問・疑義等 /Question, doubt about class contents |
浅野クリスナ (担当代表教員/シラバス作成者) 原則祝祭日を除く月曜日~金曜日16時-18時 |
Eメールアドレス・HPアドレス /E-mail address, HP address |
浅野クリスナ krisana@hirosaki-u.ac.jp |
学問分野1(主学問分野) /Discipline 1 |
H49:病理病態学、感染・免疫学およびその関連分野 |
学問分野2(副学問分野) /Discipline 2 |
該当なし |
学問分野3(副学問分野) /Discipline 3 |
該当なし |
実務経験のある教員による授業科目について /About the class subject by the teacher with the work experience |
なし |
地域志向科目 /Local intention subject |
なし |
授業形態・授業方法 /Class form, class method |
主としてプリント,パワーポイントを使用した授業を行う。また,授業中の質問は適宜受け付けるものとし,学生へも質問を投げかけ,アクティブ・ラーニングによって授業内容の理解を深める。 |
科目ナンバー /The subject number |
M1-2-0112-H49 |
メディア授業による著作物利用の有無について /Whether or not copyrighted works are used in media classes |
有/Yes |
その他 /Others |
新型コロナウイルス感染拡大状況に応じてメディア授業を実施する。 |
No. | 回(日時) /Time (date and time) |
主題と位置付け(担当) /Subjects and instructor's position |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考 /Notes |
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該当するデータはありません |